『SPY×FAMILY』ダミアンの言葉は苦悩の裏返し?小説版で見せたアーニャとの微笑ましい関係【キャラクターの魅力解剖】

掲載/更新 0
IMAGE
しかしながら、ダミアンはダミアンで相当な苦悩を背負って育ってきた身であり、東国<オスタニア>の政界の中心人物である父の期待に応えなければいけない。

父に認めてもらうために頑張るということを信条に、デズモンド家の家名を背負って生活しているため、アーニャのような“庶民”の相手はしていられないと…そういった重圧がのしかかることで、他の生徒を寄せ付けない存在感を放った結果、アーニャに対しての言葉の暴力が生まれてしまうわけです。
本当はダミアンだって、本心から悪口を言いたいわけではないのです。これも自分を気にかけてくれるアーニャへの恥ずかしさの裏返し…多くのファンは、そんなダミアンの男の子らしい一面にきっと気がついているはずです。
現に、ダミアンはアーニャを前にすると心臓が脈を打ち、言葉に詰まってしまうことが多く、自分の気持ちを受け入れられない節があります。

ステラを目指してクラスが一体となって戦ったドッジボール対決では、格好の標的となったアーニャを身を挺して守った姿も印象的でした。
ダミアンはアーニャのことを少し好きな面もあるのかもしれませんが、アーニャはあくまでも「ナカヨシ作戦」遂行のためにダミアンの気を引いているだけ、という事実もまた面白い関係性を引き出しているのかなと思います。

小さな恋はどうなる?小説版で見せた微笑ましいやりとり

それでもダミアンとアーニャの間には「小さな恋のメロディ」が芽吹き始めている予感も漂わせています。

小説版『SPY×FAMILY 家族の肖像』収録のエピソードでは、自然教室へ向かうことになったイーデン校の生徒たちの姿が描き出され、同じ班になったダミアンとアーニャが森で迷子になってしまう場面があります。
文字通り右も左もわからないアーニャの先導で川へ水を汲みに向かった2人でしたが、行けども行けども川へ着くことができず、結局、道に迷ってしまったことが明らかに。

さらに最悪なことに豪雨にまで見舞われ、パニックに陥ってしまうアーニャを安心させるようにダミアンが手を取り、洞窟で雨宿りをすることになります。怖がるアーニャは遂に泣き出してしまいますが、そこでこれまたダミアンが男らしくアーニャを落ち着かせようとします。
アーニャはそんなダミアンの心の声を聴くと、ダミアンもまた恐怖を感じており、目じりには涙を浮かべている…。

最終的には、お互いが照れ隠しから「ドブス」と「くそやろう」を言い合ういつも通りの展開へと持ち込むのですが、恐怖を感じながらもアーニャを安心させようとしているダミアンの姿が愛おしく、カッコ良くさえ映る秀逸なエピソードであり、ダミアンというキャラクターの魅力を感じずにはいられませんでした。
34 件

この記事のタグ

Comment

コメントはまだありません