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木村昴さんのフリースタイルに圧倒されたヒプノシスマイク1st LIVEレポート【AGF2017】

ヒプノシスマイクって何? キャラクターやストーリーの詳しい紹介はこちらの記事をご覧ください!

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「伝説の幕開けを見逃すな!」――声優さんたちの本気のラップライブ

ヒプノシスマイク

ヒプノシスマイク

2017年11月4日(土)池袋サンシャイン噴水広場ステージ。
『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』1stLIVEの開演前から、会場は熱気に包まれていました。
4階まで吹き抜けの会場は超満員。
ステージにはターンテーブルがセッティングされ、これから何が始まるのかとたくさんの人が足を止めていました。

ヒプノシスマイクとは、男性声優12人によるラッププロジェクトです。
参加声優は木村昴さん、石谷春貴さん、天﨑滉平さん、浅沼晋太郎さん、駒田航さん、神尾晋一郎さん、速水奨さん、木島隆一さん、伊東健人さん、白井悠介さん、斉藤壮馬さん、野津山幸宏さん。
ヒプノシスマイクに登場するキャラクターは、"イケブクロ・ディビジョン"、"ヨコハマ・ディビジョン"、"シンジュク・ディビジョン"、"シブヤ・ディビジョン"という4つのユニットに分かれて、ラップを使った領土バトルを行います。
イケブクロ・ディビジョンは10月25日にCDを発売しており、他のユニットも順次発売が決定しています。
YouTubeではオールスターズによるアンセムソング『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』が公開中で、MVがモニターに流れると会場からは歓声が。
初めてのイベントにもかかわらずお客さんのコールはばっちりで、しっかりと聴き込んでいる様子。

そしていよいよ開演……したかと思うと、モニターに映ったのはラッパーのUZIさん!
日本にフリースタイル(即興ラップ)を流行らせたテレビ番組、『フリースタイルダンジョン』の司会・ナレーションをされているラッパーさんです。
思いがけないオープニングゲストに会場の熱はさらにヒートアップ。
「伝説の幕開けを見逃すな! ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-1stLIVE。かませー!!」
UZIさんのおたけびとともに『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』のイントロが流れ、本日の出演者が登場です。

ヒプノシスマイク

ヒプノシスマイク

ステージに立つやいなや、さっそくライブスタート!
出演は木村昴さん・石谷春貴さん・天﨑滉平さん(イケブクロ・ディビジョン)、浅沼晋太郎さん(ヨコハマ・ディビジョン)、速水奨さん(シンジュク・ディビジョン)、白井悠介さん(シブヤ・ディビジョン)。
6人のマイクリレーが始まります。 最初のパートはイケブクロの3兄弟。
キャップやスタジャンという典型的なB-BOYスタイルでおそろいコーディネートです。
トップバッターの木村さんは、小学生の頃からラップが好きで、自称"ラップ馬鹿声優"とまで名乗るほど。
――が、なんとまさかの初っ端からリリック(歌詞)を飛ばしてしまうというアクシデントが。ご本人も「あーっ!」と大きな声でリアクション(笑)。
一方、ラップ初心者である石谷さんと天﨑さんも堂々としたパフォーマンスを披露。
とくに三男・山田三郎役の天﨑さんはかなり早口でラップするパートがあるのですが、なめらかな滑舌で歌い上げると会場からは「Hoooo!」と歓声が。

ヒプノシスマイク 天﨑滉平

ヒプノシスマイク 天﨑滉平

天﨑滉平さん(山田三郎役)

続いて"ヨコハマ・ディビジョン"。浅沼晋太郎さん演じるは、リーダーの碧棺左馬刻(あおひつぎさまとき)。
ワルが集まるユニットらしく、浅沼さんはワイルドな黒のジャケットで威圧的な出で立ち。
凄みの効いた声でアナーキーなリリックを吐き捨てるように歌います。
次は一転してポップな雰囲気の"シブヤ・ディビジョン"。白井悠介さん演じるリーダーの飴村乱数(あめむららむだ)はファッションデザイナーです。
中性的な見た目でハイテンションなキャラクターなので、白井さんも大きく腕を動かしながら可愛くパフォーマンス。
最後の"シンジュク・ディビジョン"はアダルトで妖しい雰囲気漂うチーム。リーダーの神宮寺寂雷(じんぐうじじゃくらい)を速水奨さんが演じます。
速水さんのラップ……とにかくイケボ! 激しいビートにアダルティーなイケメンボイスが新鮮でした。

ヒプノシスマイク 白井悠介

ヒプノシスマイク 白井悠介

白井悠介さん(飴村乱数役)
曲が終わると、皆さん観客の多さに驚いていました。
木村さんは額から滝のような汗を流して「物凄い人ですね、マジで!」と興奮冷めやらぬ様子。
石谷さんと天﨑さんは「緊張した~!」と声をそろえていました。

木村さんの司会進行でイベントは進みます。
「今までラップしたことありますか?」という質問に、真っ先に「してましたよ」と答えたのは速水さん。
「ご飯を炊いて……」と続けると、「サ○ンラップのほうですか!?」とメンバーから総ツッコミ。
しかし負けじと「違う、僕はク○ラップ派です」と返していました(笑)。
「ここまでガッツリ本格的に歌ったのは初めてですが、前からラップを聴いたりカラオケで歌っていたので……やっと来たかと」と、嬉しそうに話すのは白井さん。
そして誰よりも喜んでいるのはやはり木村さんでした。
他のメンバーが引いてしまうほどのラップスキルとラップ愛を持っていて、現場では先生と呼ばれているそうです。
「やっとHIPHOPの時代が来た!!」と、何度も喜びを表現していました。

レコーディングの裏話が聞けるトークコーナー

今夏に始まったばかりのプロジェクト『ヒプノシスマイク』。
最初は会場にいるお客さんに、作品のことをもっと知ってもらおうというコーナーです。
速水さんがいい声で『ヒプノシスマイク』のストーリーを読み上げます。
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速水奨さん(神宮寺寂雷役)

――武器や兵器が禁止され、女性が政権を握るヒプノシスマイクの世界。
政治の中心から追いやられた男たちが、ラップを使って領土(テリトリー)バトルするお話です。
「皆さん、この世界観を聞いたときどう思いましたか?」と木村さんが聞くと、「サイコー!」と答える白井さん。「だって女性に支配された世界でしょ?」と続くと会場は爆笑。
武力ではなく、己のスキルを磨き合って競い合おうという考え方は、実際のHIPHOPの歴史やカルチャーにも通じるところがあるそうです。マジでカッコイイですよね! と木村さん。
続けて、木村さんのHIPHOPカルチャー講座。
ラッパーたちの間で使用されるハンドサインを、会場のお客さんにレクチャーしてくれました。
アメリカのHIPHOPはウェストサイドと呼ばれる西海岸と、イーストコーストと呼ばれる東海岸の2つに勢力が分かれています。
その"西"と"東"を表すハンドサインを教えてくれました。

ヒプノシスマイク 石谷春貴

ヒプノシスマイク 石谷春貴

石谷春貴さん(山田二郎役)。ウェストサイドをあらわす"W"のサイン。
続いてはキャラクター紹介。
各ディビジョンのメンバーを紹介しつつ、CDレコーディングの裏話を聞くことができました。

10月25日に第一弾CDを発表したイケブクロ・ディビジョン。
ドラマパートでは3人がユニットを組むまでのいきさつや一緒にゲームしている話など、兄弟感がぎゅっと詰まっています。収録を通して皆さん息ぴったりに仲良くなったとのこと。
それを聞いてすかさず浅沼さんが「ラーメンといえば何味? せーの……」と振りますが、木村さん・石谷さん・天﨑さんの答えはバラバラ。慌てる3兄弟に会場は爆笑でした。

次にヨコハマ・ディビジョンの紹介。とにかくワルくてアブないやつらが集まっているユニットです。
11月15日にCDがリリースされたヨコハマ・ディビジョン。ギャングスタラップというラップのジャンルで、西海岸のテイストが入った楽曲になっていると紹介されました。

シンジュク・ディビジョンは医師とホストと会社員からなるユニット。
ドラマパートの収録は済んでいるそうですが、3人とも個性が強すぎて速水さんいわく「まったくドラマが噛み合わなかった」そう。早く他のユニットと絡みたいと話していました。
そしてここで、ホストの一二三(ひふみ)の秘密が明らかに。
彼は夜はイケイケのホストですが、スーツを脱ぐととても気弱な性格になるのだそう。思わぬギャップにザワつく会場。少しずつ全容が見えてくるのが楽しいですよね。

最後はシブヤ・ディビジョン。キャラクターのカラーイラストが映し出されると、会場からは大きな歓声が。
白井さん演じる飴村乱数(らむだ)の髪がピンクなことに客席が湧きます。
そしてレコーディングのお話は……白井さんだけ別で録られたのでご本人も出来上がりを聴いていないそうです。こちらも楽しみですね!

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仲良しなイケブクロ3兄弟

ドラマパートではキャラクターの過去の人間関係も少しずつ明らかに……!?

ヒプノシスマイク

ヒプノシスマイク

声優さんによる朗読劇も行われました。
書き下ろしのドラマにはイケブクロ3兄弟と乱数(らむだ)、寂雷(じゃくらい)、左馬刻(さまとき)が登場します。
実は一郎・乱数・寂雷・左馬刻の各ディビジョンのリーダーは、過去に"The Dirty Dawg"というチームを組んでいた過去があるのです。
朗読劇では3兄弟の掛け合いや、かつてのチームメンバー同士の関係性を垣間見ることができます。
以下、朗読劇の内容です。

――今日はイケブクロ・ディビジョンの1stLIVE。
リハーサル中の二郎と三郎が何やら言い争いをしています。
「行くぞ二郎、今までの僕だと思うなよ」「ハッ。三郎ごときに俺が屈するわけねーだろ」
兄弟ゲンカから発展するラップバトル。人の精神に干渉する"ヒプノシスマイク"を使ってラップを歌うと、相手にダメージを与えることができます。どさくさに紛れて童貞であることをバラされる二郎。三郎は、一郎のことは尊敬していますが二郎に対しては常にケンカ腰です。
二人がケンカしていると、一郎が登場。弟たちのケンカを仲裁します。

そうこうしていると、シブヤ・ディビジョンの飴村乱数がやってきます。
二郎と三郎は乱数に会うのは初めてですが、乱数の挑発に乗って三郎と乱数のラップバトルが始まってしまいます。
桁違いの乱数の攻撃力に三郎は愕然。大きなダメージを受けてしまいます。
そこへやってきたシンジュクのリーダー、神宮寺寂雷。彼がラップを歌うと、三郎の傷が回復しました。
"ヒプノシスマイク"は、攻撃だけではなく痛みを治癒する力もあるようです。

乱数と寂雷はそれぞれ、よろず屋をしている一郎に人物調査の依頼をしており、その調査結果のお礼にやって来ました。
かつてのチームメイトにもかかわらず、仲が良くない二人。
そこへさらに突然やって来たヨコハマ・ディビジョンの碧棺左馬刻。一郎とは昔から対立しており、「今日こそぶっ殺してやる」とイケブクロに乗り込んで不意打ちで一郎にラップバトルを仕掛けます。
攻撃的なリリックに大きなダメージを受ける一郎。反撃すると、左馬刻も苦しげな表情を浮かべます。
「このままやり合ったら命のやり取りになっちゃうよ!」と乱数と寂雷がバトルを止めました。
「先生には借りがある」からと、素直に寂雷に従う左馬刻。このあたりの過去の人間関係も、どのように明らかになるのか気になります!

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浅沼晋太郎さん(碧棺左馬刻役)

イケブクロ・ディビジョン1stLIVE――3兄弟がソロ曲を生で初披露

朗読劇の続きのまま、実際にイケブクロ・ディビジョンのライブが始まります。
10月25日に発売されたCDからそれぞれのソロ曲を披露してくれました!
ラッパーとしては初々しい石谷さんと天﨑さんのステージに続いて、長男の一郎こと木村さんは迫力のマイクパフォーマンス。
お客さんたちも人差し指を立てた"一郎サイン"でリズムに乗って盛り上がりました。
歌い終わった木村さんは「あれ、この会場の中って雨降ってた?」と、またも汗だく。とてもパワフルなイケブクロ・ディビジョン1stLIVEでした!
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石谷春貴さん(山田二郎役)
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天﨑滉平さん(山田三郎役)
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木村昴さん(山田一郎役)

告知コーナーに豪華クリエイター陣がビデオコメントで登場!

最後に再びキャストが登場して、告知コーナー。
ヒプノシスマイク第2弾CDヨコハマ・ディビジョンと第3弾のシンジュク・ディビジョンの楽曲に参加したクリエイター陣が発表されました。
オリエンタルラジオ・藤森慎吾さん、ラッパー・UZIさん 、ラッパー・サイプレス上野さん、HOME MADE 家族のKUROさんという豪華な顔ぶれ。会場にはビデオコメントが届いていました。
藤森さんはシンジュク・ディビジョンのホスト伊弉冉一二三(いざなみひふみ)の楽曲の作詞を担当。
「ノリや聴き心地を重視して作りました。非常にチャラく、いい感じに仕上がったと思います。自信を持ってお届けしたいと思います!」と、アピール。
ヨコハマ・ディビジョンのプロデュースをされたUZIさん、サイプレス上野さん、KUROさんもヨコハマという街をイメージして、普段使わないような言葉や音をたくさん盛り込んだとのこと。
ウェストサイドの香りが漂うヨコハマ・ディビジョンのCDをぜひチェックしてください!

また、2018年1月21日(日)にトークイベントが開催されることも発表になりました。

[イベント概要]
『ヒプノシスマイク-Division Rap Meetin-ニコ生公開生放送×CDリリース記念イベント』
・日時 2018年1月21日(日)
・出演 
■イケブクロ・ディビジョン"Buster Bros!!!"
木村 昴(山田一郎役)
石谷 春貴(山田二郎役)
天﨑 滉平(山田三郎役) 

■ヨコハマ・ディビジョン"MAD TRIGGER CREW"
神尾 晋一郎(毒島メイソン理鶯役)
駒田 航(入間銃兎役)

■シンジュク・ディビジョン"麻天狼"
伊東 健人(観音坂独歩役)

■シブヤ・ディビジョン"Fling Posse"
野津山 幸宏(有栖川帝統役)

詳しい参加方法については公式サイトをご確認下さい。

エンディングトークからのアンコールライブで木村さんのフリースタイルがうなる!

ヒプノシスマイク

ヒプノシスマイク

最後は出演者の皆さんから一言ずつ挨拶がありました。
速水奨さんはイケブクロ・ディビジョンのステージを見て、「いつか自分の曲を披露するときが来るんですよね。あれを生でやるの……? ちょっと死にそうになってます(笑)」とコメント。
石谷さんは人前で歌を歌うのはこのイベントが初めてだったそうです。「皆さんが温かく迎えてくれて、肩の力を抜いて歌うことができました」と嬉しそうな表情。
最後に木村さんが「Whose the man?」と会場に呼び掛けると、お客さんが「それは一郎!」と返します。
HIPHOPの基本、コール&レスポンスはバッチリです。

これにてライブ終了……と思いきや、最後にもう一度『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』を全員で大合唱。
木村さんがまたもリリックを飛ばしてしまったのですが(笑)、即興でラップを披露! 客席ギリギリのステージ前方で、お客さんを煽るように歌います。
漢気あふれるフリースタイルに会場は大盛り上がりでした。
一時間半に及ぶボリューム満点のフリーライブ。
これまでHIPHOPに親しんでいた人もそうでない人も、ヒプノシスマイクの魅力にどっぷり浸かったイベントでした。
今後の展開がますます楽しみなヒプノシスマイクを、これからも追っていきたいと思います!

(photo by 粂井健太)

■DATA

ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-
公式サイト https://hypnosismic.com/
公式Twitter https://twitter.com/hypnosismic
Copyright © EVIL LINE ROCORDS.
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numan編集部

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