『ダイの大冒険』第20話　名場面の連続に原作ファン、感極まる…！「レオナ姫、屈指の名台詞が泣ける」「獣王が愛しい！」

ダイ・ポップ・マァム、そしてヒュンケルにクロコダインと、“仲間”の成長や集結を見せながら続いてきたフレイザード編。
その総仕上げとなった20話「今すべてを斬る」は、原作や旧作アニメを知るファンが唸るほど、名場面や名ゼリフにあふれていました。

「名シーンラッシュだったな」「名台詞と名シーンばかりだった」「作画も良く勢いも伝わる名場面の回」との声が見られたとおり、作中屈指の名場面が次々に登場する回。
特に視聴者が盛り上がったシーンを、SNSの感想とともにふり返ります！

前回の空裂斬で、ついに倒したかにみえたフレイザード。しかし、突如現れたミストバーンが「鎧」の体を渡し、勝利に執着するフレイザードを蘇らせます。
しかしダイは少しも動揺することなく、空裂斬を会得して完成した「アバンストラッシュ」を完璧にフレイザードに叩き込むのでした。

このシーンには「タイトルが『今すべてを斬る』なのかっこよすぎでしょ」「アバンストラッシュの流れのところをもう10回以上観てる」と、感極まる声が続出。

また、そのダイの気迫を感じさせるかのような力強い線で表現された作画に「アバンストラッシュ放つ直前からの力強い作画諸々鳥肌」「作画良くて震えた」と、言及する声も多く見られました。

フレイザードを打ち破り、レオナのもとに向かうダイ一行。しかし禁呪は解けたはずなのに、レオナの氷は解けず、このままでは日没を迎えてしまうという危機に。
そのとき、ギラの入った魔弾にさらにベギラマを込めればより高熱が出せるのではとマァムが提案。怒りによってではなく人を救うために紋章の力に覚醒したダイが魔法をこめます。

これにより見事にレオナを救い出せたものの、アバンの形見である魔弾銃は魔法の負荷に耐えきれず、壊れてしまうのでした。

SNSには、「みんなの輪から1人抜けて魔弾銃に話しかけるちょっと寂しそうなマァムが原作でも印象的」「夕陽に照らされ後ろで魔弾銃との別れをつげるマァムせつないわ」と、レオナ救出を皆が喜ぶ中、ひとり師匠の形見を手に佇むマァムの姿にホロリとする声が多数寄せられました。

レオナ救出を祝う宴で、はじめてヒュンケルと対面したレオナ。場を取りつくろおうとするダイたちを制し、ヒュンケルは正直に自身の身分とパプニカ王国を滅ぼした事実をレオナに告げます。
そのヒュンケルに対し、レオナは判決を下します。それは「残された人生のすべてをアバンの使徒として生きること」でした。

さらに「むやみに自分を卑下したり、過去にとらわれて歩みを止めたりすることを禁じます」と言い切ります。これこそがレオナ姫の強さ……！　ヒュンケルは思わず涙するのでした。

この作中屈指の名台詞に「レオナがヒュンケルに言った言葉にグッときた」「やはりレオナは王の器よな」「ヒュンケルの実直さとレオナのカリスマ性が光る良いシーン」と、感嘆の声をあげるファンが続出。

ヒュンケルの担当声優である梶裕貴さんも、自身のツイッターでこのシーンに言及していました。

いっぽう、ひとり宴の輪からはずれてお酒を飲んでいるクロコダイン。そこに、クロコダインを探してバダックがやってきます。
なぜこんなところにいるのかと問われ「モンスターが人間と一緒に飲むわけにもいくまい」と答えるクロコダインですが、バダックは「勝利の立役者にモンスターも人間もあるかい」と大きな樽酒を差し出ます。

それを樽ごとグイッと飲み干したクロコダインは「こんなにうまいのは初めてだ」とうれしそうにいうのでした。

「うまい酒と楽しい時間を過ごせた獣王が愛しい！」「ここからバダックさんとクロコダインは魂の戦友になっていくんだ」「クロコダインとバダックさんの関係ほんと好き」と、原作既読組にも屈指の人気シーンだけに、種族を超えた交流に注目する声が多数寄せられていました。

こうして終結を迎えたフレイザード編。純粋な悪でありながら物悲しいというフレイザードの個性を表現しきった奈良徹さんの演技にも称賛の声が集まっていました。

そしてついに、20話の最後にはバランが登場！ザボエラの言葉からダイの「紋章」に激しく反応します。
ヒュンケル、クロコダインともしばしの別れですが……次回タイトルは「マァムの決意」。また新たな物語の幕開けです！

（執筆：森本マリ）