許斐剛の"テニプリ愛"が炸裂！加藤和樹も登場『パーフェクトLIVE~一人オールテニプリフェスタ2018〜』レポート

2年ぶりとなる許斐剛先生のワンマンライブ、『一人オールテニプリフェスタ』（通称おてふぇす）。

今回も許斐先生が脚本、選曲、演出を担当した、すべてのテニプリファンのためのスペシャルライブは、「ゲストみんなが主役」と語るにふさわしく、キャラクターたちが歌いたい曲をリクエストするという趣向で進行します。

そう、『おてふぇす』ではその場で話し、歌う越前リョーマらキャラクターたちに会えるんです！

オープニングは「テニプリFantastic Bazarのテーマ」。客電が消えるとともに、8つのシルエットがステージに浮かび上がります。そこには越前、手塚、不二、跡部、幸村、丸井、白石、遠山の姿が。漫画やアニメのなかにいた、あのキャラクターたちが３Dとなり目の前に！

彼らが代わる代わるキレのあるダンスを踊るなか、許斐先生がポップアップで登場。
「“テニプリっていいな”って思った人、この指とまれ！」のリズムが響き、許斐先生を含め9人が列する息のそろったダンスを披露すると、会場の熱気がどっと高まります！

トップバッターの越前リョーマは、アニメ『テニスの王子様』の初代オープニングテーマ「future」を許斐先生とデュエット。続けて、越前と幸村が舞台に立ち、「last game」を熱唱しました。

青春学園中等部にひとりの少年・越前リョーマが現れてから、全国大会で勝利して優勝するまでの輝かしい軌跡――。その歴史を反芻するような演出に、『テニプリ』との出会いが胸にこみ上げるようです。

のっけから許斐先生のテニプリ愛のあふれるセットリストで構成されたライブ。ここからは注目の見どころを紹介していきます。

今回のライブの目玉とも言えるのが、『おてふぇす』初登場のゲスト、氷帝学園中等部の忍足侑士と比嘉中学校の木手永四郎です。

木手は「CHU-BA-FIGHTER」を、会場の「ゆーし！」の呼び声とともに登場した忍足は「銀の剣」を、許斐先生と歌い上げました。

そして、忍足と木手、ふたりのメガネキャラが参加したことで実現したのがノリノリのダンスナンバー「メガネ☆セブン」。

同じくメガネ☆セブンのメンバーである手塚と越前、そして不在メンバー（乾貞治、柳生比呂士、金色小春）に代わって許斐先生も加わり熱唱。七色に輝くメガネを着用したスタイリッシュな面持ちで、初登場のステージを華々しく飾りました。

曲の合間には許斐先生とキャラクターのMCも挟まれ、歓声と笑いを誘います。

会場に駆けつけたキャラクターたちに、普段は伝えられない思いを語りかける許斐先生。『ジャンプSQ.』誌上でフランスチームとダブルスの試合をしていた白石には「戦う白石くん、かっこよかったよ」と称え、「君はもっと強くなるよ！」と暖かなエールを送ります。

手塚と不二のMCでは、ドイツ代表として戦う手塚に「ドイツ代表でも仲良くやってるのかい？」と不二が声をかければ、手塚も「この間はみんなと日本食を食べに行った」と微笑ましい掛け合いを見せてくれます。

キャラクターが漫画から飛び出し、目の前に現れ話す姿が見られる、そんな光景が見れるのも本イベントの醍醐味です。

漫画のみならず、アニメ、ミュージカル、ゲームなど、さまざまなメディアミックスを展開する『テニプリ』ならではのコラボレーションもイベントの見どころ。

スペシャルゲストとして、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンから青学の9人、阿久津仁愛（越前リョーマ役）、 青木瞭（手塚国光役）、江副貴紀（大石秀一郎役）、皆木一舞（不二周助役）、田口司（菊丸英二役）、竹ノ内大輔（乾貞治役）、岩田知樹（河村隆役）、大久保樹（桃城武役）、中島拓人（海堂薫役）が登場。

アニメの青学(せいがく)の楽曲「Tricolore」をカバーし、ステージを大いに盛り上げました。

さらに、“氷帝”コールで登場した跡部はテニミュ氷帝の楽曲「氷のエンペラーⅡ」をカバー。許斐先生も「これが聴けるのは最初で最後かもしれない」と話す、超貴重なコラボレーションです。

続けざま、おかえしと言わんばかりに『テニミュ』1stシーズンで・跡部景吾を演じた加藤和樹さんがスペシャルゲストで登場！

客席が沸くなか、加藤さんはアニメの跡部景吾のキャラクターソング「CROSS WITH YOU」をカバーしました。ふたりの王様（キング）が歌い踊る煌びやかなステージ……、よもやランウェイじゃねーの！

イベントだけのスペシャルコーナーは『新テニスの王子様 公式ファンブック』23.5巻にも収録されている“幸村ゲーム”です。

短編マンガで描かれた内容をなぞり、許斐先生と会場のファンが幸村と同じように肩にジャージをかけ、それを落とないよう、キャラクターのポーズに挑戦します。

1回戦のお題はラケットを前に突き出す、柳生比呂士の得意技“レーザービーム”のポーズですが、惜しくも許斐先生はジャージを落として悔し顔。2回戦は試合前、氷帝コールを受けて“パチーン”と指を鳴らす跡部のポーズがお題。さらに、ターンを決めなくてはいけないという難問に会場も阿鼻叫喚です。

幸村たっての希望で実現した“幸村ゲーム”。参加してくれたファンのために、幸村からのファンサービスも。許斐先生が指名したファンに幸村が話しかけ、ゲームの感想を聞き、名前まで呼んでくれました。

そして、立海ジャージを着たけれど、チャックが壊れてジャージが脱げなかったファンには「チャックの動きが悪すぎるよ」の一言。幸村の戦線復帰初戦「初戦とは言え………皆、動きが悪すぎるよ」のセリフにかけたコメントに会場に歓喜の渦が巻き起こりました。

許斐先生の新曲もお目見え。「恋のフリックを刻み込め〜WaitingRisingBeat〜」はアプリゲーム『新テニスの王子様 RisingBeat』のタイトルBGMを先生が作詞した楽曲。

もともとは越前の「RisingBeat」のカバーを歌う予定だったのが、急遽先生の熱意で新曲制作が実現したというメモリアルな1曲です。

そして、ラストナンバーも新曲「We Love ALL TENIPURI」。会場が一体となり、『テニプリ』への愛を伝え合いました。

アンコールでもゲストコラボのオンパレード。許斐先生と加藤さんによる「Season」が歌い上げられ、、MCでは想い出話に花が咲きます。

「和樹はオーディションに跡部そっくりな格好で来て、名前を名乗るときも“跡部景吾です”と名乗っていた」ことや、映画版テニプリが決まったときには許斐先生へのファンレターに混じり、加藤さんから「他の人に跡部をやってほしくない」という手紙が来たというエピソードを披露。

そして、「和樹は俺にとって、永遠の跡部だから」と感謝が伝えられました。

さらに、シークレットゲストの永井幸子さん（アニメ『新テニスの王子様』テレビシリーズ 幸村精市役）が登場！

テニミュ3rdシーズン青学レギュラーとともに「Love Festival」を合唱するなどコラボレーションが続きます。さらに「我が立海の3連覇に…死角はない!!」という幸村の台詞を彷彿させる、永井さんからの「おてふぇすに死角はない！」の高らかな声で会場のボルテージは最高潮！

夜公演限定のサプライズナンバーは、劇場版最新作の劇中歌「世界を敵に回しても」。全30曲を越えたライブは「テニプリを支えてくれてありがとう」でフィナーレを迎えました。

『テニプリ』を愛するすべての人が集ったパシフィコ横浜。同ホールで行われた「テニスの王子様 100曲マラソン」から10年、かつての興奮を新たな熱狂で色づけていく『テニプリ』の挑戦がこれからも楽しみです！

OP「テニプリ Fantastic Bazarのテーマ」
M1「future」（許斐剛 with 越前リョーマ）
M2「last game」（許斐剛 with 越前リョーマ）
M3「夢の続き」〜「夢の続きⅡ」（許斐剛 with 幸村精市）
M4「one two three it’s all right！」（許斐剛 with丸井ブン太）
M5「Side-by-Side」（丸井ブン太 with 木手永四郎）
M6「CHU-BA-FIGHTER」（許斐剛 with木手永四郎）
M7「銀の剣」（許斐剛 with忍足侑士）
M8「メガネ☆セブン」（許斐剛 with忍足侑士、手塚国光、木手永四郎、越前リョーマ）
M9「Tricolore」（ミュージカル『テニスの王子様』3rd season 新青学）
M10「恋のフリックを刻み込め-WaitingRisingBeat-」（許斐剛）
M11「悲しいね…キミが近すぎて」（許斐剛 with手塚国光、不二周助、忍足侑士、幸村精市、丸井ブン太、木手永四郎）
M12「like bored days」（許斐剛 with 白石蔵ノ介）
M13「go on」（許斐剛 with 白石蔵ノ介）
M14「大好き」（許斐剛 with 不二周助）
M15「たとえば今…」（手塚国光 with 不二周助）
M16「Decide」（許斐剛 with 手塚国光）
M17「俺様の美技に酔いな」（許斐剛 with 跡部景吾）
M18「氷のエンペラーⅡ」（跡部景吾）
M19「CROSS WITH YOU」（許斐剛 with 加藤和樹 featuring 跡部景吾）
M20「フェスティバルは突然に-HATF2018ver-」〜「ゴンタクレ」（許斐剛 with 遠山金太郎）
M21「50/50」（越前リョーマ with 遠山金太郎）
M22「青学テニス部に捧げるヤッホー」（許斐剛 with 越前リョーマfeaturing 青学レギュラー）
M23「約束」（許斐剛 with 越前リョーマ）
M24「Gather」（許斐剛）
M25「We Love ALL TENIPURI」（許斐剛）
EC1「ハッピーサマーバレンタイン」（許斐剛）
EC2「Season」（許斐剛 with 加藤和樹）
EC3「世界を敵に回しても」（許斐剛）
EC4「一人テニプリ✮パラダイス」（許斐剛）
EC5「Love Festival」（許斐剛with 永井幸子＆ミュージカル『テニスの王子様』3rd season 新青学）
EC6「テニプリを支えてくれてありがとう」（許斐剛）