『鬼滅の刃』冨岡義勇が抱える深い闇…炭治郎との共通点とは【鬼滅キャラの魅力解剖】

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彼が参加した時の最終選別は、結果として非常に特殊な試験の回となりました。
なぜならたった一人の少年を除き、ほぼ全員が最終試験を突破する形となってしまったからです。

試験場の藤襲山に潜んでいた鬼は、その一人の少年によってほぼ全滅。おかげで鬼による犠牲が最小限度に留められた最終選別回。義勇もまた鬼に襲われていたところを彼に助けられましたが、その後気を失い意識を取り戻した頃にはすでに試験が終了していました。
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確かに無事七日間の試験期間を生き延びた義勇。しかし同時に鬼を一体も倒すことなく、最終選別を突破する形となっています。
実は彼を守った少年と義勇は、同じ水の呼吸の育手・鱗滝さんの元で修業を積んでいました。

己の力ではなく、同門であった友人のおかげでのうのうと試験を通過してしまった。その負い目こそが、「自分は柱として、鬼殺隊士として相応しくない」という自己評価の原因でもあるのです。
義勇を始め、多くの同期の隊士候補の命を救った一人の少年。
そんな彼すらも、炭治郎が酷く苦戦した藤襲山の魔物・手鬼にはついに敵いませんでした。

少年の名は錆兎。炭治郎の最終選別への道を、幽霊となってなお導いた男の子です。
共に鬼によって親兄弟を亡くし、天涯孤独となっていた義勇と錆兎。彼にとって錆兎は、たったひとりの親友と呼べる大事な大事な存在でした。

義勇と炭治郎――同じ苦しみを抱えた二人

かけがえのない親友を犠牲にし、独り生き残ってしまった義勇。
彼を守れなかった自身の不甲斐なさと、強い錆兎ではなく弱い自分が生き残ってしまった負い目。その後悔は彼自身が柱の地位へ上り詰めてなお、簡単に消えるものではありませんでした。
ですが彼の水柱という称号は誰でもなく、他者からの真っ当な評価の元に与えられたものです。何の贔屓も過大評価もなく、正しく彼の実力が評価された結果であることを忘れてはいけません。

義勇自身も、もう二度と最終選別の時のような悔しく惨めな思いをしないように、自分の手で大事な人を、たくさんの人を守れるように。柱になることを望むと望まざるとに拘わらず、血の滲む努力をし続けた事に変わりはありません。
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