『鬼滅の刃』炭治郎と禰󠄀豆子が示した現代のヒロイン像。妹を救うだけの話じゃない【キャラの魅力徹底解説】

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「謝らないでお兄ちゃん どうしていつも謝るの? 貧しかったら不幸なの? 綺麗な着物が着れなかったら可哀想なの?そんなに誰かのせいにしたいの?」

「幸せかどうかは自分で決める 大切なのは“今”なんだよ 前を向こう 一緒に頑張ろうよ 戦おう 謝ったりしないで お兄ちゃんならわかってよ 私の気持ちをわかってよ」

(『鬼滅の刃』11巻より引用)
人間だった頃も、炭治郎は禰豆子に辛い思いをたくさんさせていたと思っていました。
欲しい着物も買ってやれず、妹や弟の世話ばかりさせて、自分の好きな事を何一つさせてやれなかった。
挙句の果てに、鬼という異形の生き物にされてしまった妹。

そんな彼女を可哀想に思い、また同時に妹にそんな苦しみを背負わせている自分を、彼は責めるような言動を度々見せています。

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ですがそれが例え家族であったとしても、誰かを“可哀想”だと思う感情は、結局はその人の主観でしかありません。

周囲からどれだけ“可哀想”に見えたとしても、本人がそれをどう思っているかは全く別の話です。
むしろ自分が今の状況を幸せだとすら思っているのに、それを近しい人に“可哀想、可哀想”と言われてしまうと、あまりいい気はしませんよね。

あまつさえ目の前に遂行しなければならないことがあるというのに、自責や憐憫の念で足を止めている場合ではないというのに。
諦めの気持ちに囚われそうになっている炭治郎に対して、禰豆子は無意識化で背中を押してくれたのでしょう。
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