『半妖の夜叉姫』第10話の謎。殺生丸と女禍、虹色真珠をめぐる関係は…とわ達は夢の中にいる?

高橋留美子先生原作の『犬夜叉』の続編となるTVアニメ『半妖の夜叉姫』。12月5日に放送された第10話「金と銀の虹色真珠」では、とわせつな虹色真珠が兄弟妖怪の金禍銀禍に奪われてしまいます。金禍と銀禍は、一族の頭領である女禍に虹色真珠を献上しようとしますが、女禍は虹色真珠ごと金禍と銀禍を取り込もうとします。兄弟の気持ちを汲んだとわとせつなは金禍と銀禍に協力し、女禍を退治することに。

金禍と銀禍の兄弟愛とせつなの活躍に注目が集まる一方で、今回もやはり謎が生まれました。禍一族と殺生丸、虹色真珠の関係とは? また、とわたちのいる世界について、新たなる考察も……!

禍一族と殺生丸、虹色真珠の関係の謎……「殺生丸への復讐」とは一体?

金と銀の虹色真珠をとわとせつなから奪った金禍と銀禍を虹色真珠ごと取り込もうとした女禍の目的は、「殺生丸への復讐」でした。しかし、女禍と殺生丸の間に何があったのかは明らかにされることなくせつなが女禍を倒し、なぜ復讐を目論んでいるのかは謎のままとなりました。
過去にもろはが「虹色真珠は半妖の瞳に宿る」とも語っていましたが、金禍らの話によれば、虹色真珠とはもともと禍一族に伝わる宝物だといいます。だとすると、とわとせつながそれぞれ持つ虹色真珠は生まれ持ったものではなく、どこかからやってきたものなのか。

何らかの理由でとわとせつなに虹色真珠を託す必要があった殺生丸が禍一族から虹色真珠を奪い、娘たちに一つずつ虹色真珠を宿したのではないか。一族の宝を奪われたために女禍は殺生丸を恨んでいる……という復讐の動機についての仮定が視聴者の間で盛り上がりました。

頷ける理由ではありますが、女禍の目的は虹色真珠を奪い返すこと自体ではなく、虹色真珠の力を得て殺生丸に復讐をする、というものでしたよね。そのため「虹色真珠を奪われた」だけではなく、もっと別の因縁がありそうだという意見も。

また、殺生丸を憎き存在としていながら、とわとせつなと対峙しても何も言及しなかったことから、女禍は殺生丸に娘がいるとは知らなかった様子。もろはがすぐにとわたちを殺生丸の娘だと見破ったように、女禍もとわとせつなに対して殺生丸と同じ妖気や匂い、太刀筋など何か感じ取ってもよさそうなものですが……これも不可解な点の一つです。

とわたちがいるのはりんの夢の中の世界?

ここまで、とわたちは『犬夜叉』で登場した妖怪たちとの戦いが続いています。

これに関してはパラレルワールド説、『犬夜叉』完結篇のオマージュ説、時空が歪んでいる説などが囁かれていますが、今回新たに「とわたちのいる世界はりんの夢の中説」が浮上!

とわ・せつな・もろはの三人がいる世界には過去の敵を想起させるキャラクターが多く存在しますが、そこが時代樹の中で眠り続けるりんの夢の中の世界だから、りんの知っているキャラクターたちが登場しているのではないかというのです。

犬夜叉たち一行の行方に関する情報が少ない一方で、殺生丸は名前がたびたび挙がり、姿まで見せているのもそのためではないかとの指摘もあり、興味深い考察に共感が集まりました。

視聴者の疑問が明らかに……!佐藤監督のツイートに歓喜

放送のたびに謎が謎を呼び、なかなか解き明かされずに増え続ける疑問の多さにしびれを切らす視聴者も見受けられはじめたこの頃。第10話の放送後、『半妖の夜叉姫』アニメ監督の佐藤照雄監督より、視聴者に希望を与えるツイートが……!

今週も謎が増えたが、なぜとわとせつなのもとに虹色真珠があるのかも明らかにすると佐藤監督。さらに、もろはが一人でどう育ってきたのか、とわとはぐれた後のせつながどう生きてきたのかなど、視聴者が疑問に思っていることも紐解いていくと続けました。

これには海外ファンからの反応も多く、「信じて待つしかない」「監督が伏線回収するというなら希望が持てる……!」「ありがとうございます!楽しみすぎる!」と興奮のリプライが。

さまざまな伏線や謎が一つのストーリーとして繋がっていく瞬間が今から待ち遠しいですね。これまでの考察の答え合わせができる日も近いかもしれません……!

半妖の夜叉姫|11話「人喰い沼の呪い」|予告

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numan編集部

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