『Fairy蘭丸』が只者じゃない理由。“人間の弱さ”を大人にこそ見て欲しい

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例えば、売れない頃から支えてきた俳優の彼氏に浮気され傷ついた依頼人を、夭聖が救済した禁忌其の参『嫉妬』。

浮気男への成敗は真っ当な正義のように見えます。しかし実は依頼人も彼を独占したいあまりネットに匂わせ投稿をするといった過度な束縛行為をしていたため、自身も夭聖から罰を受ける結末となっています。

他にも、誰かを勇気づけられるアイドルになるべく努力してきた女の子を救う禁忌其の肆『堕落』では、ファンと過剰な接触をさせることで依頼人を蹴落とそうとする先輩アイドルに鉄槌が下されました。

しかし救ったはずの依頼人がその後、成敗したアイドル同様の手法で人気を獲得するようになってしまったという、同じ過ちを繰り返す様子が描かれています。
『Fairy蘭丸』には、当初抱いていた純粋な夢や想いが、いつの間にか富や名声、プライドで闇に染まってしまう、そんな人の業の深さ、大人の弱さが見え隠れします。

「キレイごとばかりじゃ生きていけない」​​いう言い訳を盾に、理不尽なことも受け入れてしまっている大人たちの情けなさがありありと描かれている『Fairy蘭丸』。もしかしたら「子どもは見ちゃダメ」は、「子どもには知られたくない」という大人の本音と言った方が正しいのかもしれません。

痛みを忘れさせてくれる圧倒的なパワー

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