小野友樹さん演じるアニメキャラ５選!!

筆者が小野友樹さんを初めて知ったのは、『銀魂』の将軍役でした。いい声だなぁ、この人、名前は…「おのともき？」と思っておりました……。そしたら「おのゆうき」さんだったという…。（その節は大変失礼いたしました）

小野さんは同じく声優の江口拓也さんと"ゆーたく"というユニットを自主的に組まれたり、アーティストとしてデビューもされていたり、アニメやゲームだけにとどまらず、精力的に活動されている方ですよね。
今回はそんな小野さん演じるアニメキャラクターをチョイスしてみました！　あなたのスキな小野さんの役が選ばれているかも!?

アニメ『銀魂』シリーズは、空知英秋の同名マンガを原作とした作品で、2006年～2010年までの第一期、2011年～2012年の第二期、2015年～2016年の第三期、2017年1月~3月の第四期に加え、2010年と2013年に劇場版が、2017年7月には実写版が製作されています。

主人公は、世の中に廃刀令が出ていても木刀を帯刀する銀髪の侍・坂田銀時。死んだ魚のような目をしていてもいざという時にはキラめく男。
その銀時が営む万事屋と、小野さん演じる徳川茂茂が何故関わることになったのか……。それはここでは言えないので、ぜひご自身で確かめてみてください。銀魂シリーズ長いけど。

将軍様はご本人曰く、もっさりブリーフ派。万事屋たちのせいで、よくそのブリーフ姿やそれ以上を晒すことになるけれど、ご本人は誰も責めたりしない優しいお人柄。妹思いでもあります。
庶民の生活や状況を直の眼で把握するために、警察庁長官の松平片栗虎に頼んでお忍びで出かけますが、キャバクラに連れて行かれることが多く、そこでも万事屋一行によるトラブルに巻き込まれています。
登場する度に災難ばかりに遭っていて、常にもっさりブリーフ一丁になってしまうことがギャップ萌えなのかもしれません（笑）。そんな将軍様を演じる小野さんのお声は、終始ギャグに徹していた軽いトーンから、本編がクライマックスに突入するとともに逞しさと"将軍"としての責任を全うしようという低めのシリアストーンに変わっていきます。小野さんの演技力の光るその迫力は「将軍暗殺篇」で堪能できること請け合いです。涙なしには見られないこのシリーズ、10月からのアニメ再開を目前に振り返ってみてください!!

アニメ『黒子のバスケ』は、主人公の黒子テツヤを小野賢章さんが、もうひとりの主人公である火神大我を小野友樹さんが演じるという"ダブル小野"でも話題になった作品で、原作マンガを最後まで映像化したTVシリーズ三作と、その続編である『EXTRA GAME』を映像化した2017年の劇場版で完結を迎えました。

アメリカで本場のバスケットボールに触れて中学生で帰国するも、日本のバスケットボールのレベルの低さに嫌気が差し、高校でも当初は投げやりだった火神くん。そんな彼は、"キセキの世代"を支えた"幻のシックスマン"である黒子テツヤと出会い、再びバスケに打ち込んでいきます。
海外生活が長かったせいか、敬語がうまく使えないのが特徴で、大食いというか大食漢。ちょっと粗雑なところもありますが、基本は情に厚く、黒子とはいいコンビですよね。

ちなみに、火神がバスケを始めたのは、アメリカでの生活にまだ馴染めていなかった頃に出会った兄貴的存在・氷室に誘われたことがきっかけです。作中、火神が氷室と英会話で話すシーンがありますが、皆さまもちろんチェック済みですよね♡　氷室は小野さんの大好きな谷山さんが演じており、いろいろな意味で見守る気持ちになってしまったのは筆者だけではないはず！
また、火神のキメゼリフとして「なりたいじゃねーよ、なるぞ！」がありますが、それが何処のシーンで小野さんの声で言われているのか……振り返ってみるのも良いかもしれません。

火神は、小野さんにとっては比較的音程が低めで、迫力の熱血ボイスからだる～い感じまで、色々なパターンを堪能できるキャラクターです。イケボというよりは青春真っ只中の少年ボイス。そのお声を堪能したい時は、ぜひ『黒子のバスケ』をチェックしてみてください。

アニメ『男子高校生の日常』は、ガンガンオンラインで連載された山内泰延の同タイトルのマンガを原作とした作品で、2012年1月にOAされました。

小野さんは、○×県立真田北高校に通う、唐沢としゆきという某俳優さんに似たような名前の生徒会メンバーを演じています。作中唯一フルネームが判明しているキャラクターです。
いつも帽子をかぶっており、幼少時に受けた額の傷を隠しています。その傷はお隣に住む女子高生（『女子高生は異常』に登場）する羽原が関係しており、彼女たちが暴走する度にその傷を見せて罪悪感を蘇らせ、反省を促す冷静なキャラクターです。相談事は引きも切らず、生徒会管轄外の仕事も引き受けたりと人の良いところも見られ、交友関係も広く、多分作中で一番マトモと思われる人物。
この作品をご覧になったことがない方は、ここまで読んで「じゃあきっとイケメンキャラだ！」と思われることでしょう。

しかし、このアニメにはイケボという概念は一切存在せず、本当に所謂『男子高校生の日常』を描いたギャグ作品となっています。そのため、出演されている声優さんはとっても豪華なのに、登場シーンはこれしかセリフないの!?と思ってしまう、声優の無駄遣いといえばこのアニメ！　と言える作品となっています。それが最大の特徴であり、面白さです。
一体どれが唐沢としゆきなんだろう？これ本当に小野さんなの？　あれ、これってもしかしてあの声優さん……？　と思いながら作品をご覧になるのも一興だと思います。
ちなみに、とある事情から一話のEDは特殊エンディングとなっていることも見逃し厳禁ですヨ。

アニメ『ジョジョの奇妙な冒険　ダイヤモンドは砕けない』は、週刊少年ジャンプで連載された荒木飛呂彦の『ジョジョの奇妙な冒険 Part4』を原作とした作品。2016年4月から12月までOAされました。 小野さんは、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの第四部の主人公・東方仗助を演じます。

第三部の主人公だったジョースター家の直系である空条承太郎が、宿敵DIOを撃破してから10数年後の1999年杜王町。高校生の広瀬康一をストーリーテラーとして、第四部は語られます。海洋冒険家となった承太郎が祖父のジョセフ・ジョースターの遺産配分について調査していたところ、なんと隠し子がいることが判明。自分の叔父に当たるその人物は、なんと高校生。杜王町に住む"東方仗助"であることを知ります。承太郎は仗助を訪ねて行き、仗助は承太郎と知り合うことで父親のことを知ると同時に自らもスタンド使いとなって、スタンド使い同士の戦いに巻き込まれていくこととなります。本編の熱いバトルから岸辺露伴とのチンチロリン勝負まで、小野さんの声を「グレート」に堪能できる作品となっています。ジョジョといえば承太郎の「オラオラオラ……オラァ!!」ですが、仗助は「ドラララララララ……ドラァ!!」となり、奇しくも承太郎の声は小野大輔さんというW小野＆Wジョジョの演技力と滑舌の良さを、是非チェックしてみてください！！

アニメ『マジきゅんっ！ルネッサンス』はサンライズとポニーキャニオン、ブロッコリーが共同プロデュースしたメディアミックス作品で、2016年10月からOAされました。

魔法が芸術となった世界では、魔法が可視化されたキラキラを発する魔法芸術家たちは"アルティスタ"と呼ばれていました。そんなアルティスタを養成する星の森魔法芸術学校に、主人公の愛ヶ咲小花が転校して一条寺帝歌（CV：梅原裕一郎）と出会うところからお話は始まります。
小花は転入早々アルティスタの卵である6名の男の子たちと共に、文化祭実行委員として活動することになります。その6名の一人で、彫刻の天才と呼ばれる帯刀凛太郎を小野さんが演じています。
凛太郎は彫刻家として著名な祖父を持ち、自身も彫刻の天才として学園内で名を馳せますが、 文化祭を目前にしたアルティスタ選定試験でまさかの不合格となってしまいます。追試に合格しないと退学となってしまうのですが、自らの進路に悩んだ凛太郎が出した結論とは……？

特技はお菓子作りの元気印の凛太郎。ムードメーカーらしく、主人公を差し置いて他のメンバーへの気配りも完璧という、小野さんご自身の溌剌としたキャラクターがそのまま表現されたかのようなキャラクターです。声のトーンもほぼ地声に近いのではないでしょうか。『黒子のバスケ』の火神くんのような低音の響きはありませんが、聞いていて心地よいトーンです。小野さんのお声でキラキラしているイケメンを見たい時にはぴったりのアニメです。もちろん、ゲームもおすすめですよ～！

以上、"小野友樹ボイス"を各種堪能できるキャラクターをご紹介しました！
小野友樹さんから紡ぎ出される、魅力あふれるキャラクターたちは今回ご紹介した以外にもまだまだたくさんいますので、これがオススメ！　というのがありましたら編集部までお知らせください！
今後も小野友樹さんの活躍から目が離せません！！！