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アニメ『あんスタ』第5話感想 堕落した学園の過去「糸電話、どうなってるの?」「声届く?」とSNS総ツッコミ!

アイドル育成ゲーム『あんさんぶるスターズ!』(以下『あんスタ!』)ついに待望のTVアニメ化!

男性アイドル育成に特化した私立夢ノ咲学院に君臨する生徒会。そんな学院に革命を起こそうと立ち上がった氷鷹北斗・明星スバル・遊木真・衣更真緒の4人と、学院唯一の女子生徒でプロデューサーでもある転校生、あんずの出会いからはじまる物語です。

第5話の冒頭で、スバルから“天祥院英智”の退院を知らされたRa*bitsのリーダー、仁兎なずなは、かつて夢ノ咲学院の頂点にあったユニット「Valkyrie」に所属していた1年前の日々を思い出します。当時の学院で起きた出来事とは……?

そんなTVアニメ『あんさんぶるスターズ!』 (以下『あんスタ!』)、第4話の見どころを振り返ります♪
※ネタバレを含む場合もあります。未視聴の方はご注意ください。

第5話「マリオネット ~前編~」ダイジェスト

「S1」から一夜明けた朝。明星スバル(CV:柿原徹也さん)がRa*bitsのリーダー・仁兎なずな(CV:米内佑希さん)に“天祥院英智”と出会ったことを話すと、なずなは厳しい表情を浮かべ、過去の日々を思い出します。

1年前、なずなはリーダーの斎宮宗(CV:高橋広樹さん)、1年生の影片みか(CV:大須賀純さん)とともに、「Valkyrie」というユニットに所属していました。当時の学院はひとことでいえば「堕落の極み」。

そんな学院の現状に憤りを感じつつも、声変わりを迎えたなずなは、以前のように歌えなくなっていました。宗の求めるレベルの歌声が出せなくなり、舞台上で歌うことを禁じられていたのです。学院内でも舞台の上でも声を発さず、無表情のままのなずな。その姿は、録音された自分の歌声をバックに、ただ宗の操るままに踊るだけの“お人形”でした。

宗によって完璧に計算された“芸術”で、学院の頂点に君臨するValkyrie。しかし視察に訪れた蓮巳敬人(CV:梅原裕一郎さん)は、衣装から楽曲、舞台コンセプトまで担う宗の実力を目の当たりにしつつも、なずな、みかとのバランスを「どこか危うい」と評します。

そんな中、みかはなずなの誕生日プレゼントとして、手縫いのブラウスと誕生石のアクセサリーを手渡します。うれしさに涙し、かすかな声でお礼を言うなずな。そこへ訪れた宗の言葉でみかは憤慨しますが、2人のやり取りをみて、なずなが思わず笑ったのです。

その日はなずなの笑顔をきっかけに、3人でライブのチケットを配ることに。みかのブラウスに身を包んだなずなと宗、みかは、夕方までチケットを売り歩いたのでした。

しかし、3人を取り巻く状況は刻一刻と変化していました。生徒会が推奨するライブ対決形式「ドリフェス」が広まり、ユニット間の抗争が激化。そして英智の率いるユニットfineの名前が、そこかしこから聞こえるようになっていたのですーー。

第5話の見どころはココ!

「Ra*bits」のなずなと「Valkyrie」のなずな、瞳の違いに注目

「S1」の興奮冷めやらず、盛り上がるRa*bitsの1年生たちを見守るなずなの表情はまさに“に~ちゃん”。Trickstarに負けてられないと意気込む言葉からも、前向きさを感じます。一方で、過去のなずなは表情も乏しく、言葉も発しない“意志のない操り人形”でした。

実は、目のハイライトの位置が“現在では瞳の上部”に、“過去では瞳の下部”に描かれ、印象の違いが表現されているんです。このなずなの変化が、「マリオネット」を通してどのように明かされていくのか、見守りたいと思います。

お師さんのインパクトが強すぎる……!

原作ファンがざわついた“お師さん”こと宗の登場。なずなを見るなり抱きしめて頬ずりし、着替えの手伝いを申し出るなど、愛情表現が過激すぎます~っ! 

一方、みかのことは素直にほめませんが、衣装が似合っていることをほのめかしたり、体重管理のため食事を作っていたりと、みずからの「人形たち」を愛おしく思っている様子がヒシヒシと伝わってきましたよね。朔間零と同じ「五奇人」のひとりであることも本人の口から明かされましたが、それも納得。個性と才能がほとばしりがどのカットからも感じられました……!

Valkyrieライブシーン「聖少年遊戯」

今回のライブシーンは、Valkyrieの『聖少年遊戯』。Valkyrieはまだ『あんスタ!』の3Dキャラクターライブ『DREAM LIVE』への出演がないため、キャラクターたちが曲にあわせて踊る姿はこれが初披露です。『聖少年遊戯』の楽曲提供が音楽ユニット「ALI PROJECT」の手によるものであることも、SNSで話題になっていましたね!

観客へニコリと笑いかけることもなく、突然叩きつけられる歌と踊りは、これまでにアニメで披露されたどんなユニットともの違うパフォーマンス。でも、宗によって計算しつくされた舞台の上で寸分狂わず踊る3人の姿こそが「Valkyrieの舞台」であり、宗の追求する芸術。その美学を目の当たりにした気がします。

嵐とみかの“女子会”!?

鳴上嵐(CV:北村諒さん)とみかは、「なるちゃん」「みかちゃん」とお互いを呼び合うなど、ずいぶん仲が良い様子。第4話と違って嵐は眼鏡をかけており、ヘアスタイルもどうやら椚先生(CV:駒田航さん)を意識している様子?

ガーデンテラスでお互いのユニットについて話す嵐とみかの姿はまるで「女子会」のようでしたが、会話の内容はかなり不穏……。嵐が誘われているユニットは「バッタバッタと悪党どもを成敗している」らしく、殺伐とした学院の空気を感じさせます。

みかのValkyrieへの思い

ともに暮らす“お師さん”と、完璧なお人形である“なずな兄ィ”を尊敬してやまないみか。2人のことを誇らしげに嵐に語るその口調からも、みかにとってValkyrieの存在がどれほど大きいかがよくわかります。

「足を引っ張ってばかり」と自分を卑下するみかですが、ライブシーンでは緊張感からか、汗が流れる描写も。みかにとってValkyrieは、文字通り「すべて」なのでしょう。そのあまりにまっすぐな思いが、痛々しくも美しい……。

鬼龍紅郎は宗の幼なじみ!

屋上でひとり歌の練習をするなずなを見かけた鬼龍紅郎(CV:神尾晋一郎さん)。髪型が違ってこれまたカッコいい! この頃は、敬人からの電話も素気なく切ってしまうような間柄のようですね。

声をかけても無言を貫くなずなを、紅郎はうっかり凄んで泣かせてしまいますが(笑)、ここで紅郎の口から宗と幼なじみであること、宗と紅郎に裁縫を教えたのが紅郎の母親であることが明らかになりました。さまざまなキャラの特技や過去が点と線でつながっていく感じにドキドキ。

しかし「きな臭ぇから気をつけろ」となずなに宗への伝言を託しつつも、最後までなずなが無言だったことを紅郎はいぶかしんでいました。紅郎もまた、学院の動きや、Valkyrieの問題に気づきはじめていたようです。

なずなのValkyrieへの思い

なずなが、無言を貫く理由。それはおそらく「Valkyrieで聞く声と違うことに気づかれないため」でしょう。特に、歌声を聴かれた紅郎には警戒をあらわにしていました。

声変わりでかつてのような歌声が出せなくなってしまったなずな。しかし、舞台上では、録音されたなずなの歌が流れ続けているーー。その事実を隠すため、なずなは、ほかの誰にも「いまの声」を聞かれるわけにはいかないのです。宗とみかの前でさえ声を発しないことも、なずなの強い意志のあらわれのように思えます。

しかし、なずなが歌えなければ、Valkyrieは新曲が出せないーーひそかに屋上で歌う練習を続けるなずな。自分の歌が宗に認められることでValkyrieは進化できる、みかにも活躍の場が与えられるはずだと信じ、変わるための努力を続けていました。なずなもまた、Valkyrieを愛しているのです。

糸電話、どこと繋がってるの~!?

第5話の中で、いろんな意味で衝撃的だったのが「糸電話」。SNSでも「いやいや、どこと繋がってるの!?」「口に当ててしゃべらないと相手に声聞こえないのでは…」などなど、ガマンしきれない皆さんからの総ツッコミが~っ!

「れい」と語りかけていることから、通話相手は朔間零だとわかりますが、やっぱ君たち奇人だよ!と言わずにはいられません。糸電話と見せかけて、実はテレパシーで話していると言われても信じてしまいますね(笑)。

しかし、コミカルなシーンに反して、会話の内容はやはり不穏。零は、英智の率いるfineについて何か宗に忠告をしていたようですが……この頃の宗にとって、fineは「お坊ちゃんの戯れ」でしかなかったようです。

EDはRa*bitsの新曲『メイド・イン・トキメキ♪』

そしてEDテーマはRa*bitsの新曲『メイド・イン・トキメキ♪』! 曲調のあまりの可愛さに、はじめて聴いたにもかかわらず思わず一緒に「ぴょんぴょん!」と言いたくなってしまいます! 描き下ろしイラストの“腹チラ”もけしからん♪

きっとこのあとマリオネットは苦しい展開になっていくのだと予想されますが……それでも、その過去があって、この“に~ちゃん”がいるんだと思わせてくれる、ハッピーな楽曲でした。ぴょんぴょん!

第6話は「マリオネット ~後編~」

なずな、宗、みかが一緒になってチケットを配り歩くシーンの「あの頃、おれの隣には、いつもお師さんとみかちんがいた」というモノローグ。なずなは、Valkyrieとして前に進もうとしていたはずです。

でも、「マリオネットの糸が無残に断ち切られるときが、忍び寄ってきている」--Valkyrieを待っていた運命とは? 第6話は8月11日放送です!

執筆:森本マリ

⇒次ページより、第5話登場キャラクターを紹介!

第5話 登場キャラクター紹介

・斎宮宗(Valkyrie)
マリオネット登場時2年生(現在3年生)。衣装・楽曲・舞台演出のすべてを担うValkyrieの絶対的リーダーで、「五奇人」のひとり。美しいものを愛し、観客に媚びず、決して妥協しない。完璧な芸術を追求する舞台で、夢ノ咲学院の頂点に君臨します。言動は厳しく気高いですが、なずなとみかへの愛情は端々から伝わってきます。

・影片みか(Valkyrie)
マリオネット登場時1年生(現在2年生)。関西弁。宗の家に居候しており、普段の食生活なども宗に管理されているようす。なずなのことは、宗の「完璧なマリオネット」として尊敬しています。宗に隠れて用意したなずなへのプレゼントに、宗が手を加えていたと知ってすねるような一面も。嵐とはお互いを気づかう仲です。

・マドモアゼル
宗が大切にしているアンティーク人形。みかには「マド姉」と呼ばれています。

アニメ『あんさんぶるスターズ!』情報

★INTRODUCTION
男性アイドル育成に特化した私立夢ノ咲学院。
氷鷹北斗・明星スバル・遊木真・衣更真緒の4人は『Trickstar』というユニット
を組み、トップアイドルを目指し、日々レッスンに励んでいる。
しかし、夢ノ咲学院が主催するアイドルたちがお互いの魅力を競いあうライブイ
ベント、通称『ドリフェス』は、学院の秩序という名の権力に支配されていた。
その中心となる生徒会に、『Trickstar』 は改革を求めて挑んでいく―――

★放送情報
TOKYO MXにて7月7日(日)22時30分より
サンテレビにて7月7日(日)24時30分より
KBS京都にて7月7日(日)23時00分より
テレビ愛知にて7月7日(日)26時05分より
BS11にて7月9日(火)24時00分より

※放送日時は変更になる場合がございます。

★STAFF
原作:Happy Elements(カカリアスタジオ)/
監督:菱田正和/
シリーズディレクター:ソエジマヤスフミ/
シリーズ構成:日日日/
チーフライター:猪爪慎一/
キャラクター原案:Happy Elements(カカリアスタジオ)/
キャラクターデザイン:飯塚晴子・下谷智之・長田絵里/
美術監督:山根左帆/色彩設計:鈴木依里/
3D監督:日下大輔/撮影監督:上條智也/
編集:長谷川 舞/
音楽プロデューサー:桑原 聖/
音楽:加藤達也/
音響監督:濱野高年/
アニメーション制作:david production

★CAST 
<Trickstar>氷鷹北斗:前野智昭/明星スバル:柿原徹也/遊木 真:森久保祥太郎/衣更真緒:梶 裕貴
<fine>天祥院英智:緑川 光/日々樹 渉:江口拓也/姫宮桃李:村瀬 歩/
伏見弓弦:橋本晃太朗<紅月>蓮巳敬人:梅原裕一郎/鬼龍紅郎:神尾晋一郎/神崎颯馬:神永圭佑
<UNDEAD>朔間 零:増田俊樹/羽風 薫:細貝 圭/大神晃牙:小野友樹/乙狩アドニス:羽多野 渉
<Knights>月永レオ:浅沼晋太郎/瀬名 泉:伊藤マサミ/朔間凛月:山下大輝/鳴上 嵐:北村 諒/朱桜 司:土田玲央
<流星隊>守沢千秋:帆世雄一/深海奏汰:西山宏太朗/南雲鉄虎:中島ヨシキ/
高峯 翠:渡辺拓海/仙石 忍:新田杏樹<Ra*bits>仁兎なずな:米内佑希/天満 光:池田純矢/真白友也:比留間俊哉/紫之 創:高坂知也<2wink>葵 ひなた:斉藤壮馬/葵 ゆうた:斉藤壮馬
<Valkyrie>斎宮 宗:高橋広樹/影片みか:大須賀 純
<Switch>逆先夏目:野島健児/青葉つむぎ:石川界人/春川 宙:山本和臣
<MaM>三毛縞 斑:鳥海浩輔<Eden>乱 凪砂:諏訪部順一/
巴 日和:花江夏樹/七種 茨:逢坂良太/漣 ジュン:内田雄馬
<教師>佐賀美 陣:樋柴智康/椚 章臣:駒田 航

TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」公式サイト
ensemblestars-anime.com/

TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」公式Twitter
@stars_animation

©Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会

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numan編集部

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