『ヒプマイ』ナゴヤのココがすごい!“バランスが最高”とガチ勢も唸る理由は?

木村昴さんや浅沼晋太郎さんなどによる音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』(以下、『ヒプマイ』)。2017年発表当初の4ディビジョン12名に加え、2019年にはオオサカ・ディビジョン、ナゴヤ・ディビジョンの6名が新たに登場しさらなる盛り上がりを見せています。

そこでオオサカ・ディビジョン、ナゴヤ・ディビジョンの楽曲について、再び日本語ラップ紹介マンガ『日ポン語ラップの美ー子ちゃん』著者・服部昇大さんにお話しを伺いました! 

前回のオオサカ・ディビジョン“どついたれ本舗”に続き、今回はナゴヤ・ディビジョン”Bad Ass Temple”楽曲の“すごさ“をお届けします♪

ヒプノシスマイク「Bad Ass Temple Funky Sounds」Bad Ass Temple

00年代の音楽シーンを再現している

――ナゴヤ・ディビジョン“Bad Ass Temple”のチーム曲『Bad Ass Temple Funky Sounds』についてお聞かせください。今までの『ヒプマイ』にはないような曲調が新鮮でした。

服部昇大さん(以下、服部) ナゴヤの『Bad Ass Temple Funky Sounds』は、大ヒット曲「ココロオドル」で2004年の紅白にも出たラップグループ、名古屋レペゼン・nobodyknows+

00年代にJポップシーンでも流行ったノリノリの“パーティラップ”のようなスタイルで懐かしいですね。『ヒプマイ』で色んなラップスタイルが出てきましたが、そういえばこのタイプの曲まだ出てなかったな!と。盲点でした。

歌詞も「Yes Yes Y'all Hey Yo!(イエッセッショー)」とか、そういえば今みんな使わないなってHIPHOPフレーズも満載で、完全に「あの頃の感じ」を再現しに来ているなと20代後半~30代以上はニヤリとさせられると思います。

フリーキーだったり低音だったり様々なラップがありながらのCメロのエモい部分は特に盛り上がりますね。
個人的には「拙僧」とか「説法」とか、波羅夷 空劫のお坊さんというキャラが韻踏みやすそうなフレーズが沢山あって発見でした。

ヒプノシスマイク/ ナゴヤ・ディビジョン Bad Ass Temple ソロ曲Trailer

三人の声質のバランスが素晴らしい

――ソロ曲についてもお願いします。メロディが特徴的で「これはラップなの……?」と戸惑うファンも多かったようです。

服部:波羅夷 空劫(CV:葉山翔太さん)の​『そうぎゃらん BAM』は作詞作曲がSOUL'd OUTのDiggy-MO'という事で、完全にDiggy-MO'節としか言いようのない斬新な内容で驚きましたね(笑)。
「チェ チェケ チェケ チュワー」とか、何て言ってるんだろうと思って歌詞を見たら本当にそのまま言っててびっくりしました。なんというか、ラップとスキャットの間のようなスタイルですよね。

四十物十四(CV:榊原優希さん)『月光陰-Moonlight Shadow-』はビジュアル系ミュージシャンという設定らしくビジュアル系っぽい曲で、これに関しては自分もラップなのかは判断がつきません! 

普通にビジュアル系の曲といっていいのでは……?

天国獄(CV.竹内栄治さん)『One and Two, and Law』は打って変わって超スタンダードなHIPHOP曲です。名古屋はソロをこの三曲で揃えるとは、すごいバランスだと思います。ナゴヤは三人の声質のバランスがよく、歌も上手いので今後の曲も楽しみです!

――ありがとうございました!

Bad Ass Temple「Bad Ass Temp...

Bad Ass Temple「Bad Ass Temple Funky Sounds」ジャケットより

Bad Ass Temple「Bad Ass Temple Funky Sounds」ジャケットより
■服部昇大さんプロフィール■
『未来は俺等の手の中〜J.P. STYLE GRAFFITI〜』で、第67回手塚賞準入選。同作が「月刊少年ジャンプ」に掲載されデビュー。2017年、6代目日ペンの美子ちゃんに就任。代表作に『日ポン語ラップの美ー子ちゃん』(宝島社)『邦キチ!映子さん』(集英社)など。

●ヒプノシスマイク公式サイト:https://hypnosismic.com/

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numan編集部

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