『るろうに剣心』は革命だった。切なさに惹かれる…【90年代“少年ジャンプ”を振り返る】

実は『るろうに剣心』の連載開始前、「ジャンプで歴史ものはヒットしない」と言われていたとか。
しかし、やはり歴史ものだからこそのストーリーに惹かれた人が多かったようです。

「斎藤一とか大久保利通とか、史実の人物が出てくるのが熱い。子どもが憧れる“渋かっこよさ”がありました。
幕末の因縁の相手と明治時代になってから再会する、っていう展開もたまりません」

「幕末では刀で国を守っていたのに、明治時代になると刀が禁止されて……るろ剣は時代の変化もひとつのテーマ。
特に『悪・即・斬』の信念を持つ斎藤一と、『不殺』の道に進んだ剣心の違いが象徴しているかなと。
男のロマンや切なさを感じます」
明治9年に施行された廃刀令に対しては武士たちによる反乱がいくつも起きており、やはり武士の魂ともいえる刀を国に否定されることは、相当やるせなかったと推察されます。

刀をモチーフにしながら、あえて舞台を文明の進んだ明治時代にしたこと、大人の剣心を主人公にしたことも、『るろうに剣心』をより深みのある作品にしたと言えるでしょう。

また、多くの女子を熱狂させたもうひとつの理由、それは魅力あふれるキャラクターたちです。

剣心のギャップ、敵キャラのカリスマ性で読者を虜に

なかでもダントツで支持されているキャラクターはもちろんこの人。やっぱり主人公・剣心の人気が圧倒的。

「いつもはぽやっとしてる剣心が、刀を持つと目つきが変わって別人になるのがかっこいい!
剣心の『おろ?』『ござるよ』が友達の間で口グセでした(笑)」

「重い過去を背負っている剣心だからこそ、『時代を創るのは「刀」ではなく、それを扱う「人」』など、一つ一つの言葉が深い。
しかも、その過去を普段は匂わせないところが大人の男だな……と思います」
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