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リアルな恋・夢・未来……幸せのカタチとは? タイBL『What The Duck』が配信中!【今観るべきはアジアBL】

『今観るべきはアジアBL!』

連載第5回では、2022年2月10日より楽天TVで配信開始したタイBLドラマ『What The Duck』をご紹介します!
タイBLの人気作『TharnType』(ターンタイプ)のミュー、マイルド他、タイBLドラマではおなじみのキャストも出演していますよ。

◆『What The Duck』配信ページ(楽天TV)

『What The Duck』あらすじ

幼い頃から飛行機が大好きなポップ。
アヒルグッズを愛用し、可愛いものが大好きで、必需品は日焼け止めクリームと日傘とサングラス。
そんなポップは客室乗務員(CA)を目指すも採用試験に落ち、機内食の搭載を行うケータリング会社で働くことに。
そこで出会ったのは、ギャンブルが大好きで私生活もだらしないオート。

性格が正反対な2人は何かと衝突するのだが、オートはある日、職場の同僚からの借金を帳消しにするため、ポップを妻にするという賭けをしてしまう。
あの手この手でポップを落とそうとするオートだったが次第に…。

ポップの恋人モーはひと足先にCAとなり、ポップの夢を応援するのだが、先輩CAから嫌がらせを受ける日々。

ポップの大学の先輩であり、モーの兄プリーは、恋人ランボーにプロポーズをするも、ランボーの厳格な父親が立ちはだかる。

それぞれの取り巻く環境や人間関係の中で、少しずつポップの心にも変化が訪れていく。将来の夢、幸せのカタチとは…?

タイBL『What The Duck』場面カット2

タイBL『What The Duck』場面カット2

行動は小学生? でも一途で真っ直ぐな想いにキュン

飛行機とアヒルが好きで、お肌のお手入れにも余念のないポップ
就職先で出会ったオートは、そんなポップをからかったり意地悪をして楽しんだり、おまけにギャンブル好きでだらしない、典型的なダメ男。

そんな彼らが気の合うわけもなく、しかもオートは同僚たちと「ポップを妻にする」という賭けをしてしまい、ポップにつきまとい始めます。

タイBL『What The Duck』場面カット①

タイBL『What The Duck』場面カット①

▲きょ、距離が近ーいっ! パーソナルスペースゼロ距離のオート(写真左)に迫られるポップ(写真右)
「オート、ダメ男過ぎる……」と最初はあまり共感の持てないキャラクターなのですが、実は幼い頃に母を亡くし、誰よりも愛に飢えているオート。
ダメ男の一面も確かにありますが、社会における理不尽な現状や、生活していくことの辛さや苦しさをちゃんと分かっていて、彼なりの正義感や価値観を持って行動しています。

一方、苦労をさせまいと母に大切に育てられたポップは、いささかお坊ちゃん育ちで世間知らずなところも。ポップはオートと一緒にいるうちに、今まで自分が見てこなかった現実や母の苦労を知り、少しずつ変わり始めます。
そんなポップは心優しく情の深い性格で、なんだかんだと世話を焼かれているうちにオートはポップに亡き母の面影を重ねるように。

やたらとポップの後をついて回ったり、自分以外と話をしようものなら執拗に邪魔をしたり……オートの行動は独占欲まるだしで子どもっぽく、まるで小学生男子(笑)。
でもその思いは純粋で一途。子どものようにポップに甘えながらも、ポップのことを理解し、受け入れ寄り添ってくれるオートがだんだんいいヤツに見えてくるから不思議です(笑)。

タイBL『What The Duck』場面カット6

タイBL『What The Duck』場面カット6

ダメなところもあるけど放っておけない、母を亡くして以来初めて感じた心温まる存在を手放したくない。
そんな二人の友情? 愛情? どちらともつかない曖昧な関係の行方は……?

夢、仕事、家族……現実と理想の間で思い悩む展開がリアル

念願のCA(キャビンアテンダント)採用試験には落ちてしまったものの、ケータリング会社で働く日々にささやかな幸せを感じるようになったポップ。
しかしケータリング会社の安い給料では家族を養っていけないという現実に直面したポップは、改めて幸せとは何か、自分がなぜCAになりたかったのかを考えるように。

ポップの恋人モーはポップよりも一足先にCAとなったものの先輩CAから嫌がらせを受ける日々。もともとポップと一緒にいたいという理由でCAになったモー。一人耐えるモーですが嫌がらせはますますエスカレートするばかり。

タイBL『What The Duck』場面カット8

タイBL『What The Duck』場面カット8

▲ポップの恋人モー。オートとの関係を巡ってこちらの関係も複雑に絡まり合うことに……。
モーの兄プリーは恋人ランボーにプロポーズをするものの、ゲイを忌避するランボーの父親の強固な反対にあい、順調だった彼らの恋愛にも暗雲が立ち込めます。
タイBL『What The Duck』場面カット7

タイBL『What The Duck』場面カット7

▲モーの兄プリー(写真左)とその恋人ランボー(写真右)
仕事、お金、家族、そして結婚。
生きていくには、どうしたって逃れられないしがらみや関係から巻き起こる問題が正直に描かれているのも本作の特徴と言えます。

思い悩む登場人物たちの姿は、私達にもあるあると頷ける部分がどこかにあるはず。

苦悩する姿も美しい……おなじみのキャストが作品を盛り上げる!

本作ではサブCPとして描かれるプリーとランボー。プリーを演じているのは、日本でも根強い人気を誇るタイBLドラマ『TharnType』(ターンタイプ)にも出演しているミュー(スパシット・ジョンチーウィーワット)
プリーは航空会社に勤めるCAなのですが、この制服姿がもう美しい! また恋人ランボーとの関係を巡って思い悩む姿が切なく胸を打ちます。

本作のメインCPであるオートとポップの関係がじれじれと進む中、こちらのサブCPはまさしく大人の恋愛。激しめのシーンもあり、ここまでやるの!?と思わずドキドキしてしまうことも。

他にも、ポップやオートと同じケータリング会社に勤める同僚として、同じく『TharnType』でテクノーを演じていたマイルド(スティナット・ウントラクーン)も出演。コミカルな演技を披露しています。

モーの同僚CAには、タイBLドラマ『Until We Meet Again』他、様々な作品に出演しているサミー(サマンサ・メラニーコーツ)の姿も。

タイBL『What The Duck』場面カット4

タイBL『What The Duck』場面カット4

ポップやオートをからかったり、ちょっと下品なところもありつつ気のいい同僚の面々。(マイルド:写真左)

また、もう一つ注目してほしいのが本作のテーマソング。
『LoveSick』や『Love by Chance』、『Until We Meet Again』など、名だたるタイBLドラマの名曲を手掛けるBoy Sompobが歌うテーマソングは、美しいメロディと繊細な歌詞で本作の世界観を盛り上げてくれます。

คือหมดหัวใจ - บอย สมภพ (Ost.What the duck the series) OFFICIAL MUSIC VIDEO

なお、『What The Duck』は続編となる『What the Duck 2: Final Call』も制作されており、こちらも配信が待たれます。
キャストやOSTにも注目してみると、もっとドラマが面白くなるかもしれませんね!

作品概要

『What the Duck』

出演:
プワナイ・セーンワン
チャルンチャイ・カンティチャイカチョーン
スパシット・ジョンチーウィーワット(ミュー)

監督:
トゥリンタン・ダーノップ(ユアン)

原作:センペット
制作:2018年

Rakuten TV配信ページ:
https://tv.rakuten.co.jp/content/406046/

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numan編集部

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