金子大地、小越勇輝『腐女子、うっかりゲイに告る』第7話 ゲイを気にしないのは"きれいごと"なの?

そして終業式。壇上で表彰された紗枝は、校長のマイクを奪い「私はBLが大好きでーす!」と絶叫します。

全校生徒がざわつく中、自分がどのようにしてBLに出会い、ハマっていったかを語りはじめます。最初は呆気に取られていた教師陣ですが、紗枝が中学時代にBLが原因で受けたいじめの話題にさしかかったところで、マイクを取り上げようと乱入。

そこへ真っ先に駆け上がり、教師から紗枝を守ろうとしたのは亮平(小越勇輝さん)でした。
舞台上で、純との出会いや恋の喜び、そして直面した現実と悲しみを語りつづける紗枝。純は立ち尽くしたまま、じっと紗枝を見つめていました。涙でつまり、それ以上語れなくなってしまう紗枝のマイクを、横から奪ったのは小野でした。

「いつまでそこでボ~ッと突っ立ってんだよ!」名指しで小野に煽られた純は、全校生徒の視線が一身に集まる中、壇上の紗枝の元へと一直線に駆け出し……!

亮平から紗枝へ「三浦続けろ!」

腐女子カミングアウトの過激さから、教師に無理やり話を中断されそうになった紗枝。そこへ真っ先に駆け寄り、教師を押しのけて「三浦続けろ!」と叫んだのは、亮平でした。

「大事な話をしようとしてるんだ!」
「今までずっと踏み潰してきたものと、ないことにしてきたものと、ちゃんと向き合おうとしてるんだ!」
「またなかったことにして終わらせるなんて、絶対にさせねえぞ!」
紗枝が腐女子であることは、当然亮平も知らなかったでしょう。本当の自分を隠して生きなければいけないというのは、純だけの悩みではなく、紗枝の悩みでもあった……。つまり、紗枝と同じように亮平も、「本当の紗枝」を知らずに好きになっていたということなんですよね。

もしかすると亮平には、誰にも言えずに苦しみ続けてきた純と、いま、きっと必死の覚悟で自分のことを話している紗枝の姿が重なって見えていたのではないでしょうか。

そして、そうやって苦しんできた純に全力で言葉を届けようとする紗枝を守ること=本当の紗枝を知ることこそが、亮平自身の恋心への、亮平なりの「けじめ」のようにも思えました。
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