金子大地、小越勇輝『腐女子、うっかりゲイに告る』第7話 ゲイを気にしないのは"きれいごと"なの?

終業式のあと、教室にひとりいた純のもとに、下級生がやってきます。それは以前、屋上で「3年にゲイがいる」と噂話をしていた生徒でした。

「すみませんでした!」と頭を下げる後輩に純は戸惑いますが、彼は実は自分もゲイであることをカムアウト。ずっと悩んでいたのに傷つけるようなことを言ってしまい、ずっと後悔していた、と。さらに、終業式での純の姿を見て「自分勝手ですが、生きる勇気をもらった」と言いました。

純は、その後輩にこんなふうに言葉をかけます。
「お互い、肩の力抜いて頑張ろ」「僕ら100望んで 10返ってくればいいほうだから」
紗枝とつきあうことを決めた頃、「僕は全部欲しい」と願っていた純。恋人からゲイとして愛されることも、母から子として愛されることも、女性と結婚して子をなして温かい家庭を築くことも。

「ゆるく生きていかないと壊れるよ。僕は今日それを学んだ」

そうしてすべてを手に入れることが無理でも、たしかに「手に入る」ものはあるのだと、紗枝の決死の告白を通して、純は実感したのだと思います。今度こそ、たしかに、紗枝の気持ちは純に届いた。そしてそのことが、純の何かを変えたのだと、はっきりとわかるシーン。穏やかに後輩に笑いかける純の笑顔が、とても印象的でした。

次回、最終話ではついに「ファーレンハイトに会いに行く」

紗枝に「付き合ってほしい場所がある」という純。ファーレンハイトからの『遺言』がずっと気がかりだった純は、ついに彼に会いに行く決意を固めます。純の心の一番深いところに寄り添い、疑問を投げかけたまま、この世を去ってしまった「親友」との対面。

紗枝との関係、亮平たちクラスメイトとの関係、マコトとの関係、母との関係。それぞれに、純が導き出した答えとは? いよいよ最終回、今夜放送です!

執筆:森本マリ
20 件
  

この記事のタグ

Comment

コメントはまだありません

編集者一覧

  • 小日向ハル
  • 二階堂宗一郎
  • 結城まひろ
  • 佐伯圭介
  • 白鳥雅
  • 乙女企画とは