考察にハマる…謎多き『華Doll*』の魅力って？増田俊樹、伊東健人ら【1stシーズン特集・前編】

濱野大輝さん（影河凌駕役）、伊東健人さん（灯堂理人役）、駒田航さん（チセ役）、土岐隼一さん（如月薫役）、山下誠一郎さん（結城眞紘役）、増田俊樹さん（清瀬陽汰役）といった声優陣が、自身の身体に“種”を埋め込まれたアイドルの卵たちを熱演し、話題となりました。

彼ら"Anthos"６名のキャラクターが持つバックボーンと、それが徐々に明らかになっていくストーリーの展開、人気イラストレーター・悌太さんによるかわいさとカッコよさが共存するキャラクタービジュアル、MVやCDデザインに散りばめられた謎解きの要素、そして彼らがアイドルとして、人間として“開花”していく作品です。

そこで、numanでは謎多き『華Doll*』の魅力を【前後編】に分けてご紹介！
本記事では"Anthos"の楽曲の振り返りながら、その考察に迫ります。

6人分でなんと合計200トラック以上にもおよぶパーツがあったのだそう！

そんな1stアルバムの表題曲「BIRTH」は軽快で爽やかな曲調ながらも、確かにイヤホンやヘッドホンで聴くと吐息も交ざってどことなくセクシーな印象も……！

また、タイプの違った楽曲が表題曲の他にもう１曲収録されているのがAnthosのアルバムの聴きどころ。

表題曲「BIRTH」と同時に1stアルバムに収録された楽曲「Unknown」のMVには、実は物語に関わる大きなヒントが隠されていました。

この『華Doll*』のキャッチコピーは17世紀フランスの哲学者、パスカルの「人間は考える葦である」から来ているものと思われ、人間はか弱くも思考できる生き物であることを表しています。つまり平たく言うと、我々は「人間」であるか問われているということです。

「聴く×見る×考える」力を使うことで思考し、『華Doll*』の真実に近づくことができる、まさに“知的興奮型コンテンツ”というわけですね。

楽曲のMVも「Thinking reed Ver.」というフルバージョンのものがアップされており、このMVの中にも物語に関する様々なヒントが含まれていると言われています。

例えば、先ほどご紹介した1stアルバム「Birth」内の楽曲「Unknown」。

3:26のあたりで出てくるAnthosメンバーの顔写真の部分にはそれぞれ、理人は「IGPVKCP」、凌駕は「DMPWFS」など、一見意味の分からないアルファベットが羅列しています。

この法則に似たやり方で、先ほどのアルファベットを読み解いていくと、それぞれ花の名前に……つまりこれは、種が埋め込まれている彼らの……と、実はCDを待たずして物語の先の展開を予測することが出来たわけです。しかし、何故か暗号部分が一人だけ空欄の眞紘……。

さらに、毎回CDのジャケットイラストや、はたまた帯コメントにすらさらなる仕掛けが……！

このジャケット上に散らばる薬はそれを意味しているのでしょうか……？

さらに、CDの帯裏にも実はとある有名な絵画のタイトルが書かれており、それもまた新たな憶測を呼んでいます。

その他にもあと2作品が隠れているので、ぜひ探してみてください。（画像の天気もヒント。雨に関わる名前のあの映画も隠れている……！）

1stシーズンだけではまだ謎が残るAnthosですが、今後7人グループのAnthos*となりどう進化していくのか、また活動を再開した先輩ユニットLoulou*di（ルルディ）の今後など、さらなる情報……ヒントが公式から出る日が待ち遠しいですね。

謎が散りばめられた『華Doll*』、その登場キャラクターは？
後編記事ではキャラクターの魅力をお伝えします♪

文・写真/通崎 千穂（＠tsu_otometsu）