『鬼滅の刃』鬼舞辻無惨と十二鬼月 キャラクター解説③ │その過去や能力、SNSでの声は?

TVアニメ第2期”遊郭編”の放送も待たれる『鬼滅の刃』から、そのプロフィールやSNSでの声を交え、キャラクターを一挙紹介!

第3弾の今回は、鬼舞辻無惨&彼が束ねる十二鬼月の面々です。
花江夏樹さん
も驚いた、無惨の恐ろしい“集合会議”とは……?

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※アニメ未放送の内容や、ネタバレを含みます。

十二鬼月(じゅうにきづき)とは?

鬼舞辻無惨が束ねる、12体の鬼の精鋭部隊。
上弦と下弦に分かれ、上弦の鬼は下弦の鬼より強い。
さらに上弦・下弦の中でも壱(いち)、弐(に)、参(さん)、肆(し)、伍(ご)、陸(ろく)=1~6にランク分けされており、壱が一番強い鬼である。

鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん)CV.関俊彦/炭治郎の宿敵で、全ての鬼のはじまり

鬼滅の刃』キャラ解説 鬼舞辻無惨とは? 画像

鬼滅の刃』キャラ解説 鬼舞辻無惨とは? 画像

via TVアニメ『鬼滅の刃』第8話場面写真より
鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん)
CV.関俊彦

「…何とも醜悪な姿だな 産屋敷」
「誰も役には立たなかった 鬼狩りは今夜潰す」

全ての鬼を配下に置く“はじまりの鬼”で、炭治郎の家族を殺し、禰豆子を鬼にした犯人。
鬼狩りの産屋敷家と長年対立する中、鬼を増やし勢力を固めてきた。
迷宮のような“無限城”を根城とする。
弱点である太陽を克服するため、手がかりの“青い彼岸花”を探し続けているが……。

■性格・過去
冷徹で苛立ちやすく、成果の出ない者は容赦なく惨殺する。
平安時代に病弱だった頃、医者の治療が原因で鬼となり、皮肉にも永遠の命を手に入れた。
今は「死を恐れている」との見方も。
彼の悲願「陽の光の下を自由に歩きたい」は、無惨に唯一人間らしさを感じられるところかもしれない。

■能力
自らの血を与えられても肉体が耐えた者を鬼にし、思考や行動を把握。
女性や子どもに姿を変えることもでき、人間に溶け込んで生活していることで炭治郎を驚かせた。
(無限城の集合会議では妖艶な女性の姿で登場。叶恭子がクオリティの高いコスプレを披露し鬼滅ファンを興奮させた)
これまで自ら戦うところはあまり見せなかったが、鬼殺隊との決戦では長髪で美麗な“本気の姿”を披露し、恐るべき再生能力で柱たちを翻弄。
大昔は、無惨を追い詰めた“ある剣士”がいたらしい。

黒死牟(こくしぼう)/十二鬼月最強!鬼の剣士

黒死牟(こくしぼう)

「さらなる高みへの…開けた道をも…自ら放棄するとは…軟弱千万」
「我が末裔よ あの方にお前を鬼として使って戴こう」

十二鬼月の中でもっとも位の高い、上弦の壱。
戦国時代から無惨とともに“鬼狩り”を始末して回っている。
霞柱の時透無一郎と驚くべき繋がりがあり、交戦する際それを本人に明かした。

■性格・過去
鬼というより武士のような威厳と渋さが魅力。
生前は自分より剣士として優れている弟に劣等感を持っていた。鬼になってからも、それに捕われ続ける。
柔軟な発想の弟と違い、使命感が強くまじめすぎたことも鬼の道を歩んでしまった原因だろう。
何もかもを捨てた彼の人生を知り、不憫に思った読者は多い。

■能力
“月の呼吸”の使い手(呼吸は通常、鬼殺隊が使う)。
三日月のような斬撃を放ったり、身体から刀を生やしたりできる他、相手の体を透視することも可能。
目が6つあるにも関わらず、戦闘中に何を見ているか全く読み取れない。
長年の経験が彼の強さを構築しており、「戦闘力は無惨以上か?」との声も。

童磨(どうま)/笑顔の裏に潜む猟奇性

童磨(どうま)

「あれー? 何か見覚えあるぞぉ 君の顔」
「これが恋というやつかなぁ」

女を好んで喰う上弦の弐。
蟲柱・胡蝶しのぶの姉を殺した鬼で、栗花落カナヲ伊之助とも交戦。
実は伊之助の母のことを知っており、一部では“父親説”もあった。

■性格・過去
友好的な笑みの裏に、猟奇性を秘めた鬼。
幼少期から宗教の教祖をしていたが、本人は非情に現実的で、肉親の死にすら何も感じなかった。
実はずっと“感情”というものに憧れていたような節もある。

■能力
冷気や氷で内臓を壊死させたり、人形“結晶の御子”を代わりに戦わせる。何より恐ろしいのは、女性を抱きしめて吸収する姿。
戦闘中は相手をおちょくるが、栗花落カナヲに挑発されて素に戻ったり、自分を罵る胡蝶しのぶに恋心を抱いたり、女性に影響されやすいようである。

猗窩座(あかざ)CV:石田彰/悲しき過去を持つ武闘派

猗窩座(あかざ)
CV:石田彰

「よく生きていたものだ お前の様な弱者が」
「死んだところで三人と同じ場所には行けない」

引き締まった肉体を持つ、上弦の参。
“無限列車編”で炎柱の煉獄杏寿郎と交戦し、炭治郎にとって忘れられない存在となった。
無惨には“青い彼岸花”の捜索を命じられるなど特別扱いされているが、他の鬼と仲が悪く、秩序を重んじる黒死牟にいさめられる。

■性格・過去
人を喰らうことを楽しむより“強さ”を追求する、ある意味鬼らしくない鬼。
生前は江戸時代で荒れた日々を送っており、ある道場の男性とその娘によって、やっと幸せを手に入れた。
しかし、それは思わぬ形で終わり……という過去が明かされてから、特に読者人気が高まった様子。十二鬼月にはめずらしく純愛の描写がある。
「救われてほしい」と願った人がもっとも多い鬼かもしれない。

■能力
猗窩座が何よりすごいのは、特殊な武器でなく拳(こぶし)や蹴りで今の地位を守っているところ。人気の理由には、正面からぶつかる戦い方にもあるのだろう。
身体の再生能力も桁外れ。炭治郎&冨岡義勇と交戦した際は、頭を飛ばされながら過去を思い出す猗窩座に涙した人も多いという。

半天狗(はんてんぐ)/特技は逃げること?

半天狗(はんてんぐ)

「恐ろしい恐ろしい」
「私が悪いのではない! この手が悪いのだ」

老人の姿をした上弦の肆。
弱気なこともあり最初は「本当に上弦?」と思った人も多いというが、自分可愛さのあまり、かなり高度な術を使う。
柱でも一人では絶対敵わない相手である。

■性格・過去
言い訳をして罪を逃れるのが人間の頃からの癖で、鬼殺隊を「弱い自分をいじめる悪者」だと思っている。
怖がりなところは無惨に嫌われそうだが、実力は確かなためかたまに「うざい」と思われる程度で済んでいるらしい。

■能力
喜怒哀楽を表した4体の鬼の分身を生み出し、彼らが風や雷で戦っている間に自分は逃げ回る。
しかも小人のように小さいため、探すのが厄介。
分身たちの放つ技は協力で、炭治郎らを助けに来た恋柱・甘露寺蜜璃は、その丈夫な身体でなんとか耐えた。

鳴女(なきめ)/無惨が重宝する女鬼

鳴女(なきめ)

「ずっとそこにいらっしゃいますよ」
「光栄で御座います」

半天狗の後、上弦の肆に入った女の鬼。
他の十二鬼月とは異なる能力で重宝されており、無限城で愈史郎が彼女を攻撃した際、無惨はかなり取り乱した。

■性格・過去
美人の気配を漂わせるもの静かな女性で、過去が不明なことから回想シーンを望む声が多い。
コミックのおまけページでは、十二鬼月が無限城でケンカを始めた時の本音が明かされ、「意外」「親しみ感じる!」と反響を呼んだ。
また、ナンパしてきた童磨を外に飛ばしたことから「うっとおしい」という感情は持っているらしい。

■能力
琵琶を弾くことで相手をワープさせたり壁や天井を動かせる他、“眼球鬼”に敵を探索させるなど、その力は「直接的な攻撃より厄介」とされている。
血鬼術を使う際は前髪が開き、一つ目が露になる。
(ちなみに十二鬼月を降ろされた鬼・響凱も同じ能力を持っていたため、当初は無惨に鳴女のような活躍を期待されていたという説がある)

玉壺(ぎょっこ)/個性は一番?コアな人気あり

玉壺(ぎょっこ)

「こそこそと何をしているのだろうな ヒョッヒョッ」
「それは貴様の目が腐っているからだろうがアアアア!!」

芸術家を名乗る上弦の伍。
壺からムカデのように這い出す、鬼のイメージともかけ離れた姿をしている。
十二鬼月の中で唯一ギャグっぽい言動が多いことから、一部読者にコアな人気がある模様。

■性格・過去
人間の頃から芸術家で、プライドが高い。
コミックの“刀鍛冶の里編”では、背後にいる自分に気づかず刀を研ぎ続ける鐵塚(鍛冶師)に悔しがる姿が「かわいい」と話題に
無惨にひどいことをされると「いい……」と悦に浸る。無惨には割と気に入られているらしく読者を驚かせた。

■能力
壺から壺への高速移動の他、毒針を吐き出す金魚を出したりもできる。
血鬼術“水獄鉢”では、水中に鬼殺隊幹部の時透無一郎をとじこめピンチに陥らせた。
戦いの最中に自身の芸術センスをけなされ怒り狂うなど、単純な面も。

妓夫太郎(ぎゅうたろう)・堕姫(だき)/絆で敵を葬る兄妹鬼

妓夫太郎(ぎゅうたろう)・堕姫(だき)
堕姫 CV:沢城みゆき
「まだ何か言ってるの? もういいわよ不細工」
「俺たちは二人で一つだからなあ」

コミックの“遊郭編”で音柱の宇髄天元、炭治郎、善逸、伊之助と交戦した鬼の兄妹(上弦の陸)。
堕姫は普段、人気花魁として花街に潜んで人を喰い、妓夫太郎は堕姫の中に身を隠している。
その悲惨な生い立ちから、二人を応援する声も多い。

■性格・過去
幼少期から花街の最下層で支えあって生きてきたため、二人の絆は非常に強い。

【堕姫】普段は高慢で恐ろしいが、戦闘でピンチになると泣いて兄を呼び、無惨の前では恋する少女のようになる。
【妓夫太郎】皆が忌み嫌う自分の容姿を生かし、取り立て屋として働いていた。堕姫を守ることが生きがいだったため、鬼になってからも甘やかしている。

■能力
【堕姫】着物の帯を武器として使ったり、人を閉じ込める。その頚も帯のように柔らかく、斬るのはほぼ不可能。
【妓夫太郎】自身の血を鎌にした斬撃や、毒の攻撃を使用。忍の経験がある宇髄天元すら瀕死に追い込んだ。

兄妹同じタイミングで頚を落とさないと倒せないところも、二人の絆の表れ。
炭治郎は二人に自分と禰豆子を重ねたようで、戦いが思い通りにいかず二人が罵りあった時は「この世でたった二人の兄妹なんだから」と諭した。

獪岳(かいがく)/善逸の兄弟子であり仇

獪岳(かいがく)
CV.細谷佳正(※善逸の兄弟子として登場)

「久しぶりだなァ 善逸」
「テメェと俺を一緒にすんじゃねえぇ!」

堕姫妓夫太郎に替わって入った上弦の陸。
かつては善逸の兄弟子で鬼殺隊士だったが、ある上弦の鬼と出会って鬼になった。
無惨との戦闘で皆が混乱する中、再び善逸の前に現れ交戦する。

■性格・過去
泣き虫な善逸をいつもうっとおしいと思っており、桃を投げつける。
一方で師匠のことは「先生」と呼び尊っていたことから、褒められたいという気持ちが強かったよう。
また、自分の身を守るためなら仲間も鬼にさしだす。
彼の性格を変えられる人がいるとすれば、師匠だけだろう。

■能力
善逸と同じ“雷の呼吸”に、鬼の血鬼術を組み合わせて強化。
善逸との戦いは、かつての弟子同士のぶつかりあいという展開が「胸熱」と人気を博した
「壱の型しか使えない善逸」と「壱の型だけ使えない獪岳」という対比も奥が深く、皮肉にも獪岳は、自分との戦いで自分が見下していた善逸を成長させることとなった。

続いては、劇場版“無限列車編”に登場するあの鬼や、アニメの「神回」に登場したあの鬼が所属する、下弦の鬼をご紹介!

魘夢(えんむ)CV.平川大輔/ミステリアスで優雅な鬼

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 予告編第1弾 2020年10月16日(金)公開

魘夢(えんむ)
CV.平川大輔

「私は夢見心地で御座います」
「お眠り 家族に会える良い夢を」

下弦の中ではもっとも強い下弦の壱。
“無限列車編”煉獄杏寿郎・炭治郎らと交戦する。
服装は男性だが、女性っぽい色気や言動により“女性説”や“性別が無い説”もあったらしい。

■性格・過去
振る舞いは上品だが、人の不幸を見るのが大好き童磨とは気が合ったかもしれない。
無限城の集合会議では、無惨に殺される鬼たちを見ながら恍惚とした表情を浮かべて唯一無惨に気に入られ、さらに血を与えられ耐えたことで生き残った。
過去は一切不明。

■能力
相手を強制的に夢の世界に入らせることができ、幸せな夢を見させて服従させるが、後で悪夢に堕とす気満々である。
物体と合体し、身体を攻撃から守ることも可能。
鳴女と同じく離れた場所から相手を翻弄するタイプで、戦闘中は余裕が見られる。

轆轤(ろくろ)CV.楠大典

轆轤(ろくろ)
CV.楠大典

下弦の弐。
「恐ろしすぎる会議」としてファンに有名な、無限城の集合会議で登場(アニメ第二十六話)。
無惨に下弦の鬼たちの弱さを責められた際、「貴方様の血を分けて戴ければ…!」とお願いしたところ「図々しい」と頚をはねられた。
彼としては必死に向上心をアピールしたと思われる。

病葉(わくらば)CV.保志総一朗

病葉(わくらば)
CV.保志総一朗

下弦の参。
上記の集合会議で、このままだと自分も殺されることを察知し一瞬の隙に逃げたが……いつの間にか無惨に頚を取られていた。
「なぜ逃げられると思った……」という声はある。

零余子(むかご)CV.植田佳奈

零余子(むかご)
CV.植田佳奈

下弦の肆。
上記の集合会議で、鬼殺隊の柱に遭ったら逃げようと思っている心を見透かされる。
「思っていません!」と必死に否定するも「私の言うことを否定するのか」と殺された。

累(るい)CV.内山昂輝/炭治郎の能力を開花させた少年

『鬼滅の刃』キャラ解説 累とは? 画像

『鬼滅の刃』キャラ解説 累とは? 画像

via TVアニメ『鬼滅の刃』第20話場面写真より
累(るい)
CV.内山昂輝

「僕たちは家族五人で幸せに暮らすんだ」
「君の妹を僕に頂戴」

蜘蛛のような能力を持つ下弦の伍で、炭治郎が新技「ヒノカミ神楽」に目覚めたきっかけ。
アニメ第十九話「ヒノカミ」は神回として名高く、日本・海外ファンともにアニメでもっとも印象に残った鬼だろう。

■性格・過去
子どもとは思えぬほど冷静で残酷(人間の頃の記憶は薄れている)。
人間の頃、自分が鬼になってからの両親の対応に絶望し、適当な鬼を集めた家族ごっこで“本物の絆”を求めるように。
お互い昔は病弱で、外に出る者たちをうらやんでいた気持ちがわかるためか、無惨には大事にされていた模様。

■能力
蜘蛛の糸で何でも切り刻む他、自ら頚を切り離し、日輪刀の攻撃を回避することも可能。
炭治郎の日輪刀を折り、本気で死を感じさせた。
累のポテンシャルは計り知れず、「今思えば上弦の鬼でもおかしくなかった」と言われている。

釜鵺(かまぬえ)CV.KENN

下弦の陸。
無惨の説教に対し「そんなことを俺たちに言われても……」と思ったのを読まれ、皆が見ている前で無惨に持ち上げられ殺された。
ちなみに公式ラジオ『鬼滅ラジヲ』によると、上記集合会議で無惨の処刑によって豪華声優陣が一瞬で退場となったことに、視聴者だけでなく花江夏樹も驚いたという。

作品概要

TVアニメ「鬼滅の刃」第2弾PV 2019年4月6日より順次放送開始

著者は吾峠呼世晴。「週刊少年ジャンプ」11号(2016年2月15日発売)より連載を開始し、シリーズ累計発行部数は500万部を突破。
劇場版『Fate/stay night [Heaven's Feel]』、『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』、『活撃 刀剣乱舞』などを手掛けたアニメーション制作会社ufotableとの強力タッグでテレビアニメ化。

『鬼滅の刃』ポータルサイト: https://kimetsu.com
『鬼滅の刃』公式Twitter: https://twitter.com/kimetsu_off

 ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

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numan編集部

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