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異例の大ヒット『SPY×FAMILY』はなぜ人気?ハートフル×シリアスの巧みさ

 TVアニメ『SPY×FAMILY』公式サイトより

TVアニメ『SPY×FAMILY』公式サイトより

2022年にアニメ化が発表されたジャンプ+(プラス)の大人気漫画『SPY×FAMILY』。(著:遠藤達哉)。
2019年に連載がスタートし、Web漫画としては異例の発行部数1250万部を突破した注目の作品です。
『SPY×FAMILY』は集英社の運営する漫画アプリ「ジャンプ+(プラス)」内で2019年から連載されているWeb漫画です。既刊8巻ながら累計発行部数は1250万部を超え、数あるWeb漫画作品の中でもトップクラスの人気を博すこの作品。
2020年の『このマンガがすごい!』(宝島社)ではオトコ編の第1位に選ばれるなど、マンガ好きの間では高く評価されているのです。

タイトルは聞いたことがあるけど詳しく知らないという人もまだいるのではないでしょうか。
そこで今回はそんな『SPY×FAMILY』の魅力やヒットの理由を探っていきます。

老若男女が惹かれる、個性的なキャラクター

『SPY×FAMILY』はタイトル通り「スパイ×家族」をテーマとしたストーリー。
東西冷戦が起こっている地域を舞台に偽りの家族を装う<黄昏>の異名を持つ凄腕スパイ・ロイドと最強の殺し屋<いばら姫>の異名を持つヨル、そして養子として迎えた人の心を読める超能力者<アーニャ>が「フォージャー家」として偽りの家庭を築く…といったあらすじです。
作画・ストーリー展開共に群を抜いたクオリティで不動の人気を獲得した『SPY×FAMILY』ですが、個性豊かなキャラクターも人気を一層後押ししている要素であると言えるでしょう。
クールな凄腕男性スパイ・黄昏(ロイド・フォージャー)やドジっ娘ながら最強の殺し屋・いばら姫(ヨル・フォージャー)、まだ4~5歳の少女である被検体007(アーニャ・フォージャー)はもちろん、サブキャラクターとして登場するアーニャのクラスメイトやロイドに恋心を抱くクールな後輩スパイの<夜帷>ことフィオナ、ヨルを溺愛する残念美形な弟の<ユーリ>など、ここではリストアップできないほど多種多様でパンチの効いた登場人物たちが物語を盛り上げます。
いわゆる「属性」ひとつとっても色とりどりなキャラクターが揃っていることが、子どもから大人まで世代を問わず本作を楽しめることに結びついているとも言えるでしょう。いわば「世代を問わず推しキャラクターが見つかる」のです。

遠藤達哉氏の安定感。ハートフル×シリアスの巧みさ

さらに『SPY×FAMILY』ヒットの要因はキャラクターの造形の可愛さだけでなく、作者・遠藤達哉氏の力量にもあると言えます。

Web漫画の世界は紙媒体の漫画誌と比較して、新人作家の活躍が目立ちますが、『SPY×FAMILY』の作者である遠藤達哉氏は2000年に「赤マルジャンプ」にてデビューしたキャリア20年以上のベテラン作家です。
読切作品に加え2007年にはジャンプ本誌で『TISTA』を、2010年にはジャンプSQ.上で『月華美刃』を連載した実績もあり、『青の祓魔師』『チェンソーマン』『地獄楽』など錚々たる作品のアシスタントとしても活躍していました。

TVアニメ『SPY×FAMILY』公式サイトより

TVアニメ『SPY×FAMILY』公式サイトより

キャリアの長さが高度な画力・ストーリー構成力に結びついたことが、2019年以降の『SPY×FAMILY』ヒットに結びついていると考えられるでしょう。
ジャンプ+で編集者を務め、影のヒットメーカーとして知られる林士平氏のインタビューによれば、遠藤氏が携わった現場では画力のクオリティが必ず上昇するとも言われていたそうです(「COMIC NEWS」2020年6月号より)。
また、作画水準の高さに加えて『SPY×FAMILY』の魅力を支えるストーリー展開の絶妙なバランス感もヒットの理由として注目すべき要素です。

作品の根幹を成している「殺し屋×スパイ×家族」という掛け合わせは、一見相反する要素に見えながらもシリアスさとユーモアが同居する、王道ながら独特な雰囲気を形作っています。

コメディパートは『よつばと!』(著:あずまきよひこ)などに通じるハートフルな内容ですが、あくまでも根底には「東西冷戦」「殺し屋組織とスパイ勢力の対立」といったシリアス要素が存在しており、ふたつの異なる要素が複雑に絡み合うことで「続きを読みたい!」と読者に思わせる巧みな仕掛けが凝らされた作品なのです。

ヒット作を生み出す「ジャンプ+」の優秀さ

TVアニメ『SPY×FAMILY』第1弾PV/2022 ON AIR

これらの要素が組み合わされ作品の魅力を存分に発揮し成功に至った『SPY×FAMILY』。
作品外の要素として無視できない点がもう一つあります。それは「ジャンプ+」という媒体の優秀さです。

「週刊少年ジャンプを超える」という大きな目標とともにスタートした漫画アプリですが、オリジナル作品の初回購読は全話無料できることに加え、過去の人気作品のリバイバル連載や本誌「ジャンプ」の定期購読機能による読者層の連携、SNS等ですぐにシェアできるインターフェイスであったことも、Web漫画というフィールドを超えたヒットを生み出した理由のひとつでしょう。

今回取り上げた『SPY×FAMILY』以外にも『怪獣8号』『ダンダダン』など連載早期にして早くも大成功を収めている作品や、超長編の読み切りで今年の話題を攫った『ルックバック』などが無料公開されており、アプリを通して数多くの作品と出会えることにも注目です。

ファンにとっては念願のアニメ化が発表された『SPY×FAMILY』。2022年に放映がスタートする予定ですが、待ちきれない方はぜひコミックスや「ジャンプ+」アプリから原作をチェックしてみてはいかがでしょうか?

(執筆:NordOst)

■『SPY×FAMILY』ロイド役・江口拓也に「最高!」の声。アーニャ役は誰に?声優予想が白熱
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『SPY×FAMILY』連載開始記念PV

アニメ『SPY×FAMILY』作品情報

■放送時期
2022年4月よりテレビ東京他にて放送決定

■ストーリー
人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている――
世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。
とは、十数年間にわたる冷戦状態にあった。
西国の情報局対東課〈〉所属である凄腕スパイの〈〉は、
東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、
ある極秘任務を課せられる。
その名も、オペレーション〈〉。
内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入せよ”。
〈〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作ることに。
だが、彼が出会った娘・アーニャは心を読むことができる超能力者、妻・ヨルは殺し屋だった!
3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。
ハプニング連続の仮初めの家族に、世界の平和は託された――。

■STAFF&CAST
【STAFF】
原作:遠藤達哉(集英社「少年ジャンプ+」連載)
監督:古橋一浩
キャラクターデザイン:嶋田和晃
音楽プロデュース:()_
制作:WIT STUDIO×CloverWorks
【CAST】
ロイド・フォージャー:江口拓也
アーニャ・フォージャー:種﨑敦美
ヨル・フォージャー:早見沙織
■公式サイト:https://spy-family.net/
■公式Twitter:https://twitter.com/spyfamily_anime

©遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会

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numan編集部

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