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『ワンピース』シャンクスって結局何者? 怪しまれる3つのウワサ

週刊少年ジャンプで連載中の『ONE PIECE』(作・尾田栄一郎)。第1017話では、​連載開始から約24年の時を経てルフィの悪魔の実「ゴムゴムの実」にスポットがあたり読者をザワつかせました。

そして「ゴムゴムの実」には、ルフィが海賊を目指したきっかけであり、彼に麦わら帽子を託した重要人物、シャンクスも少なからず関わっていることが明らかに。

第1話でストーリーのきっかけを作るキーパーソンでありながらこれまでの登場回数はそう多くなく、いつも謎めいているシャンクスの行動。その正体は天竜人とも言われるなど、さまざまな憶測が飛び交うシャンクスですが、今回の「ゴムゴムの実」の件を受けて「何をどこまで知ってるの?」「目的は何?」とさらに怪しまれることに……。

意味深な言動が目立つシャンクスって悪い奴なの? いい奴なの? 本記事では、シャンクスにまつわるさまざまなウワサを検証していきます。

DVD『ONE PIECE ワンピース 14thシーズ...

DVD『ONE PIECE ワンピース 14thシーズン マリンフォード編 piece.8 』画像

via DVD『ONE PIECE ワンピース 14thシーズン マリンフォード編 piece.8 』より

【1】五老星との関係の謎。海軍に指示が出せる立場?

シャンクスの直近の登場はまだ記憶に新しい第907話。
世界会議(レヴェリー)のため各国の王たちが聖地マリージョアに集う中、シャンクスも単身で登場。世界政府の最高権力であり、天竜人でもある五老星のもとを訪ね、直に謁見するシーンに衝撃が走りました。

海兵のガープは天竜人である五老星と直接話したくないために中将のままでいると語られたこともあり、一定以上の地位がなければ五老星と直接会話ができることはなさそうなのですが、五老星側もシャンクスに対し「君だから時間を取った」と話すなど対等な関係とはいかないまでも特別扱いを受けており、前々から両者に繋がりがあることは明らか。

さらにシャンクスが「ある海賊について話が…」と意味深に切り出すところでこの回は終了します。議題が“ある海賊”についてであったことから、シャンクスは世界政府お抱えのスパイであるという説が囁かれるように。

また、第99巻のSBS(質問コーナー)などもふまえ、五老星と繋がりがあるのはシャンクス自身も天竜人だからという説も有力視されるようになりました。

そんなシャンクスと政府の繋がりはエースや白ひげが生涯を終えたあの頂上戦争でも。
混沌とした戦場に降り立ったシャンクスの「全員この場はおれの顔を立てて貰おう」というひと声に当時元帥だったセンゴクはじめ、海軍はすんなり従って戦争を終わりにしたのです。

本来世界政府と敵対するはずの海賊で、しかも海賊王に一番近いとされる四皇の一角に君臨していながら、五老星に話を通せる上に海軍本部に指示ができるような立場……シャンクスって一体何者なのでしょうか。

【2】怪しい言動の謎。世界の均衡を保っている?

世界政府と深い繋がりがあることは間違いないであろうシャンクスですが、一方で彼は四皇として海に君臨する大海賊です。

かつての七武海のような扱いではなく40億という巨額の懸賞金もついている上に、CP9が乗り合わせていた政府の護送船から「ゴムゴムの実」を奪っていたことも明らかとなりました。一説にはこの懸賞金の内訳は「ゴムゴムの実」強奪が多くを占めているとも。

つまり、シャンクスは特に政府の味方というわけでもなさそう
(逆にいえばそんなに重要な「ゴムゴムの実」を盗んでおいて、当たり前に五老星と顔を突き合わせて話せる立場ってどういうこと……!? とも思えますが……)

そして政府・海軍との繋がりの他にも、シャンクスの言動には謎が多く「なんか企んでる?」とたびたび話題になります。

百獣海賊団と小競り合いをしていたはずが突如戦場に姿を見せたと思えば終戦宣言をしたり、白ひげに会いに行ってエースを止めるよう頼みに行ったり……。
突然現れては、さも重要なことを言ったりやったりして、ふっといなくなるようなイメージがあり、何をどこまで知っているのか、狙いはなんなのか、なぜシャンクスが関わる必要があるのか? と怪しくも感じられます。

しかし振り返ってみると、シャンクスは政府、海軍、海賊と色んなところに根回しすることで世界の均衡を保とうとしているのではないかと言われているのです。

では、世界のバランス調整をするという極めて中立な立場を、シャンクスが担う訳とは何なのでしょうか。その先にシャンクスの真意が隠されているのかもしれません。

【3】ロジャーの意志を継ぎ、ルフィを導く存在…

シャンクス自身の目的はやはり、ロジャーの悲願を達成することにあるという説が有力です。

幼少の頃、海賊王の船のクルーだったシャンクス。ラフテルにこそ行かなかったものの、ロジャーの話を聞いて涙したり、ロジャーの麦わら帽子を託されていたりと、シャンクスがロジャーの意志を継いだと思わせる描写が節々に散りばめられています。

ルフィに出会ってからも、慕っていたロジャーの麦わら帽子を託し、「ロジャー船長と同じ事を言うガキがいたんだ…………!!」と嬉々として報告したり、「“新しい時代”に賭けてきた…」と静かに語ったり、ロジャーが果たしきれなかった「世界をひっくり返す」という夢を叶えるため動いていると考えられます。

⇒次ページ:“黒幕”説は本当か?

ロジャーと冒険を共にし、その意志を遂げようとしているシャンクスは、ルフィも読者も知らない「空白の100年」を筆頭にした世界の色んな情報を知り得ているはず。

彼の意味深な言動の数々も、そんな重要なあれこれがまだ伏せられているために、怪しさを増しているのかも……。世界の均衡を保つような立ち回りも、来たる悲願達成の日に向けた準備の一環なのかもしれません。

“黒幕”説は本当か?

しかし「ゴムゴムの実」に関する新事実が明らかになったことで、怪しさに拍車がかかり「黒幕」「ラスボス」などとも言われてしまったシャンクス。

ルフィを助けた第1巻のあの名シーンにも「ルフィ自身ではなく、『ゴムゴムの実』の器としてのルフィを助けた」「大事だったのはルフィじゃなくて『ゴムゴムの実』だったのか……」なんて声が……。

もちろんロジャーの夢の果てを知るシャンクスからしたら「ロジャーと同じことを言う」「ジョイボーイ”の素質がある」「ゴムゴムの実を食べた」という運命的すぎるルフィの存在は、放ってはおけなかったでしょう。

それでも、自分に憧れている少年の夢を友達として応援する気持ちも持って麦わら帽子を預けたことは間違いないのではないでしょうか。

その証拠に、ルフィのことを「友達」と発言していますし、ルフィが海賊として名を揚げれば嬉しさのあまり宴を始めたり、ひと目会いたいと呟いたり、エースを失ったルフィを気にかけたり、ルフィ自身を大切に想っていることが伺えるシーンもこれまでたくさん描かれてきました。

なんと言ってもシャンクスは幼き日のルフィが目を輝かせて心から憧れた人物で、命の恩人でもあります。

シャンクスに五老星をはじめ政府との繋がりがあるとしても、その真意はロジャーに代わって「世界をひっくり返す」こと。怪しく感じられるのは世界の秘密を知っているから。そして、ルフィを導いてくれる存在であると信じたいですね。

■ 麦わら帽子は伏線?『ONE PIECE』シャンクスはルフィを“ジョイボーイ”と見込んでいるのか
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numan編集部

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