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『ヒロアカ』内通者に騒然…伏線がこんなにあった。彼の意味深な言動の数々に注目

週刊少年ジャンプ1号に掲載された『僕のヒーローアカデミア』No.336「敵」で、ついに内通者が判明しました。

敵(ヴィラン)に情報を漏らしていたことに衝撃が走る一方、ここに至るまでには彼が内通者であることを匂わせる伏線がいくつもあったということが読者の間で話題を呼んでいるようです。SOSともいうべき伏線は、どこに隠されていたのでしょうか?

※記事の特性上、原作の内容に触れています。未読の方はご注意ください。

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DVD『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』画像

via DVD『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』より

初めの違和感はUSJ襲撃事件に

内通者の正体は青山優雅でした。
まず最初の伏線はまだ物語も序盤の頃、雄英高校の人命救助(レスキュー)訓練施設「USJ(ウソの災害や事故ルーム)」での授業でのこと。

13号による授業中、死柄木弔率いる敵連合がオールマイトの命を狙って突如敷地内に現れ奇襲を仕掛けてきたこの「USJ襲撃事件」は、「この日この時間にオールマイトがUSJに現れる」という敵側が知るはずもない校内の情報を得ていたことで、初めて“内通者”のワードが浮上したシーンとなっています。

また、これが初めて雄英高校自体がピンチに見舞われたできごとでもありました。
緑谷出久、蛙吹梅雨、峰田実が協力してピンチを切り抜けたり、飯田天哉が助けを呼びに行ったりと入学したばかりの1年A組の生徒たちも突然の実践に必死に食らいついていく中、青山の所在は不明だったのです。

“名前”と“個性”の法則。出久との対比も

また今回、青山は出久と同じように元は無個性であったことも明らかとなりました。

ヒロアカ』の世界では、それぞれが持つ個性は基本的に親から遺伝しているもの。
そのためか、爆破の爆豪勝己、半冷半燃の轟焦凍、と言ったように多くのキャラクターの名前は自身の個性と紐づいたものになっています。

対して、青山優雅という名前は自身の“貴族感”こそ体現しているものの、ネビルレーザーの能力とは結びつきを感じられません。名前にすらヒントが隠されていたとは驚きですね。

「おとなしい奴には気をつけろ」意味深発言に注目。出久を内通者仲間だと思っていた?

また、青山はベランダから出久の部屋をじっと覗き、チーズで「ぼくはしってるよ★」とメッセージを残す奇行に走っていたことがあります。

さらに後日、出久に新技としてレーザーで“Il faut se méfier de l’eau qui dort.”=「おとなしい奴には気をつけろ」と記したメッセージを見せており、これらは当時青山が内通者が誰なのか知っていて出久に伝えようとしているのではないかと言われていました。

しかしこのあと、出久に対して「君も個性が身体に合ってない」と発言しています。
出久と自分が似ていると感じていた青山。上記の不思議な行動やメッセージは、自分と同じように出久もAFOから個性をもらった内通者仲間だと思っていたからだったよう。これまで一人で抱えてきた秘密を打ち明けられる相手を見つけたと思い、出久に寄り添おうとしていたのかもしれません。
しかし実際のところ、出久はワン・フォー・オールを受け継いだ根っからのヒーロー。
同じく“無個性”に苦しんだ者同士でありながら、正反対の道を辿っていく対比がなんとも切ない……。二人の青山・緑谷という名前も対比関係になっているのも皮肉が効いています。

また、このレーザー文字の後にお腹を壊してしまうシーンも、個性が後天的なものであることを示す伏線だったようです。

コミック背表紙や原画展でも。不穏な点が多々あった…

そのほかにも、青山の裏切りを示唆する点が至る所にありました。

コミックスの背表紙には、それぞれの巻に1年A組の生徒たちが描かれており、青山は10巻の背表紙に登場しています。
しかしコミックスを並べてみるとよくわかりますが、青山だけは視線が下を向いているのです。

さらにこの10巻の背表紙では、青山が「皆も…僕だって、やれることはやったさ!」と意味深な発言をしており、背表紙の視線と相まって、スパイ活動をしていることへの後ろめたさが表れているように受け取ることができます。

また、2021年8月2日発売の週刊少年ジャンプ35号の巻頭カラーイラストでは、一人背を向け一切表情が見えていなかったことも当時話題となりました。

ヒントは原作だけにとどまらず、「僕のヒーローアカデミア展 DRAWING SMASH」でも。
中でも巨大な目玉に見つめられる鬱々とした表情の青山の描き下ろしイラストの異質さとおどろおどろしさが話題を集めましたが、これはAFOに支配される青山の構図を示唆していたのではないでしょうか。
さらに1年A組の集合絵では青山は後ろに手を組んでおり、敵と共謀してみんなを裏切っていることを示す伏線だったという声も。

些細な描写も見逃せない

ストーリーの中でも、雄英高校入試当時からちょくちょく登場していたり、素性を探られないためかお昼を教室で一人で食べていたり、またしても校内の情報が漏れた林間合宿ではなぜか荼毘が青山をスルーしたり、デクに戻るよう説得する際には普段はあまり出番のないクラスメイトも声をかけるなか青山は黙っていたり……。

細かなところにも、気になる不自然な描写がたくさん盛り込まれていました。

改めて振り返ってみると、こんなにもヒントが散りばめられていたことに驚かされますね。

とはいえ、オールマイトが以前1年A組のみんなはヒーローの心を持っていると語ったように、青山は根っからの敵というわけではない様子。だからこそ、青山のなかでクラスメイトたちを裏切り続けることへの苦しみもどんどん膨らんでいたのでしょう。

この先、青山の立場やクラスメイトたちとの関係はどうなっていくのか。青山は救われるのか……。心苦しい展開ですが、この先も見届けましょう。
また現在、青山のほかにも内通者が存在するのではないかという声も大きくなっています。キャラクターそれぞれの動きや発言に引き続き注目していく必要がありそうです。

ヒロアカ「Hero too」ミュージックビデオ(MV)/雄英高校ヒーロー科1年A組/『僕のヒーローアカデミア』4期文化祭編/MY HEROACADEMIA

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numan編集部

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