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『進撃の巨人』最終巻はどうだった?「リヴァイの言葉に泣く…」「諫山先生の才能を感じた」【ネタバレなし】

6月9日、ついに進撃の巨人』(諫山創/講談社)の最終巻となる34巻が発売されました。

2009年に連載が開始され、累計発行部数は世界で1億部を超え。本誌やコミックスが発売されるたびにSNSのトレンドに上がる超人気作です。
最終巻には4月に発売された本誌『別冊マガジン』の内容への加筆修正、単行本のお楽しみ『進撃のスクールカースト』も掲載されました。おそらく、多くの人が34巻を読んでそれぞれに“終わり”を実感したことでしょう。

『進撃の巨人』34巻(講談社)画像

『進撃の巨人』34巻(講談社)画像

via 『進撃の巨人』34巻(講談社)より
進撃の巨人』は、母を殺した謎の生命体・巨人に強い憎しみを抱き、復讐のために生きる主人公エレン・イェーガーを中心に、巨人と人類の戦いを描くダークファンタジー

多くの人が「そういえばそんな時代もあったね……」と、遠くを見たことでしょう。ストーリーが進むほどに複雑に絡み合う謎と、伏線に次ぐ伏線、残酷な真実とその先に待ち受ける地獄……。クライマックスはページをめくるのがやっとでした(私が)。

そこで今回は『進撃の巨人』の最終話を読んだ読者に、率直な感想を聞いてみました。

とにかく風呂敷を畳んでくれてありがとう

漫画の長期連載は、大作になればなるほど物語の“風呂敷”も広がっていきます。

進撃の巨人』の場合も11年のあいだに「あの伏線はどうなるんだろう」「ミカサの恋心はどうなるの?」など、読者の関心事が増えていきました。そのため、風呂敷がどう畳まれるのかが最大の関心事になっていた人も多いはず。

「本誌の最終話までの知識ですが、ひと言いうなら『広げたものを全部回収してスッキリさっぱり、納得感ある最終回をどうもありがとう!』です。

詳細は伏せますが、エルディアの幸せを一番に考えつつ、スッキリしたロジックにまとめたのがスゴイ。
クライマックスに入る前に“タイバー家”という英雄視されているエルディア人のモデルを見せておき、ほかの国の人々からエルディア人への憎しみや差別が絶対になくならないことも読者はすでに知っていました。

そうした描写があったからこそ、最終話で明かされたエレンの行動理由が唐突感なく読者に伝わったんだと思います。広げた風呂敷を畳むという、諫山先生のテクニックと才能を感じました」

「これだけ長期連載をしながら、最後までダレずにこれだけのカタルシスをもった最終回を迎える漫画はなかなかないと思う。巨人を一匹残らず駆逐するって、そういうことだったんですね……」

最終巻が発売されて以降もシーンやセリフの考察が飛び交う『進撃の巨人。読者それぞれの答えが見つかるといいですよね。

各キャラクターたちのセリフに熱くなった

そして、長年一緒に戦ってきたキャラクターとのお別れに思いを馳せる読者も多くいました。

「まだ何かを語れるほど咀嚼できていないません。でも、あるシーンでジャンコニーが交わした会話を読んで、これまでの戦いが一気に蘇ってきたのは感慨深かったですね」

「最終巻の中盤でアルミンが“生まれてきた意味”を語るシーンが沁みました。彼らほどツラいことが起きるわけではないけど、私も何気ない一瞬を大切にしようと思います」

「初めは世界観や設定、伏線がすごく気になっていましたが、読み進めるうちに、キャラクターそれぞれの心情や思惑、弱さと強さに目が行くようになったんです。最終巻でもそれぞれが自分の役割・仕事をまっとうしていたのが印象的でした。これまでたくさんの別れを経験してきたリヴァイ兵長のモノローグに泣きました

主人公以外のキャラクターにもスポットライトが当たる本作。群像劇としても十分楽しめるので、注目するキャラを変えて読み返すと新たな発見がありそうです。

混乱のまま終焉!?もう一度読み返したい

「納得した」という感想がある一方で、読んでいたのにいつの間にか終わっていたという声も。

「単行本派なのですが、年に2〜3冊の発売だったので前巻の内容を覚えていないことがよくあったんです。でも、毎巻毎巻クライマックスが用意されていて『なんだかわからないけどおもしろかった』っていう感想を抱いていて、最終巻も勢いで読み終えてしまいました……。これから全巻じっくり読み返します

「昨年、『アメトーーク!』の進撃の巨人芸人を観てから読み始めた新参者です。31巻くらいまでノンストップで読めたのはありがたいんですけど、本当に一気読みだったので理解できてない部分がかなりあります。まだ知る余地があると思って、もう一度トライします!」

混乱したまま最終話を迎えてしまった人も多いようですが、みなさん「もう一度読みます!」と気合いを入れ直していました。

今回お話を聞いた人からは感動と感謝の声が多く上がっていた本作。
いろいろな想いがよぎる人もいるかもしれませんが、長年読み続けた作品の終焉を目撃できるのは、幸せなことでもあるはず。

年末にはアニメのファイナル・シーズン二期の放送を控えていますが、ひとまず諫山先生、おつかれさまでした……!

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numan編集部

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