『ヒロアカ』第1話を読み返すと…あのヒーローに気付いてた？「切ない」「皮肉だな…」

6月21日に発売された『週刊少年ジャンプ』29号では、『僕のヒーローアカデミア』第317話「傷、血、泥」を掲載。

作中でとあるヒーローの引退が明かされるのですが、じつは第1話をよ～く見てみると……。

※記事の性質上、原作の内容に触れています。

話題の渦中にあるのは、パワー系のプロヒーロー・デステゴロ。

エンデヴァーの口から“彼が一昨日に退職した”という事実が明かされ、その直後の回想シーンでは引退理由を物悲しく告げるデステゴロの様子が描かれています。

正直彼自体はそこまで主要な人物というわけではないものの、じつは第1話をよく見てみるとヒーローとして活躍するデステゴロの姿が。

爆豪勝己を人質にとった敵（ヴィラン）を前に、「ベトベトで掴めねえし 良い“個性”の人質が抵抗してもがいてる！」と焦りを見せているヒーローこそがデステゴロなのです！

第1話といえば、主人公・緑谷出久がまだ中学生だった時の頃。その頃からずっと活動していたヒーローとあって、ネット上では「うわ、マジか。1話からずっといたのに……」「鬱展開続きのこのタイミングで、古参キャラの引退は結構しんどいな」といった反響が後を絶ちません。

ちなみに勝己を助けようと走り出す出久に対し、「馬鹿ヤロー！！」「止まれ！！ 止まれ！！！」と叫んでいたのもデステゴロ。

皮肉にも第317話で彼の引退が明かされた後には、オールマイトのもとを去る出久の姿が描かれていました。
オールマイトの元を去ろうとしている出久にもっとも必要だったのはデステゴロの「馬鹿ヤロー！！」「止まれ！！ 止まれ！！！」の言葉だったのかもしれません。

相変わらず作者・堀越耕平先生が紡ぐストーリーの魅せ方が凄すぎます……。