『ONE PIECE』ラフテル、水先星島…未開の地には何がある?最終章に残る謎

連載25周年を迎え、イベントや映画、原作も怒涛の展開に盛り上がる『ONE PIECE』(ワンピース)。

先日、原作者の尾田栄一郎先生より、1ヶ月の休載期間(週刊少年ジャンプ2022年30号〜33号)を経て、7月25日(月)掲載の1054話(週刊少年ジャンプ2022年34号)からついに最終章へと突入することが発表され、「ついに終わるのか……!」「子供の頃から当たり前にある作品が終わるなんて信じられない」と世間から大きな反響を集めました。

ですが、『ONE PIECE』の世界ではまだまだ未開の地が存在します。
そこで本記事では、来たる最終章に向けて未開の地の謎をおさらいしておきましょう。ルフィたちは上陸するのか? そして次なる冒険の地は……。

『ONE PIECE』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

『ONE PIECE』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

【1】ラフテル:『ONE PIECE』世界の秘密を明かす場所?

『ONE PIECE』における謎の地といえばもちろん、一番に名が挙がるのはラフテルでしょう。
謎多き場所であると同時に、海賊王・ロジャーがひとつなぎの大秘宝“ワンピース”を遺した場所、世界中の海賊たちが目指す最終地点として初期から馴染み深くもありますよね。

ラフテルは偉大なる航路(グランドライン)、新世界の海を制した者がたどり着ける最後の島で、未だかつてロジャー海賊団以外で到達した者はいないとされています。
その場所は、世界に4つのみ存在する「ロード歴史の本文(ポーネグリフ)」に記された地点を結ぶと、その中心に浮かび上がるのだそう。

劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』ではラフテルへの永久指針(エターナルポース)も登場しましたが、自身のチカラで冒険を進めていくことを信条とするルフィが破壊したため、やはり簡単に目指せる場所ではなくなりました。

DVD『ONE PIECE Log Collectio...

DVD『ONE PIECE Log Collection  “ROCKET MAN”』画像

via DVD『ONE PIECE Log Collection  “ROCKET MAN”』より
また、ワノ国編でロジャー現役時代の航海が描かれたことで、ラフテルの輪郭も見えてきました。
まず、ラフテルという名はロジャーがつけたということ。ジョイボーイがこの地に遺した宝が笑ってしまうようなとんでもないものだったために「笑い話」(=Laugh Tale)の意味をこめたネーミングです。

そしておでんの航海日誌によれば、ロジャーたちはラフテルで世界の全てを知ったといいます。
空白の100年や“D”の一族、ある巨大な王国についてなど、壮大で神秘的な『ONE PIECE』の世界の秘密を明かす何かがラフテルにあるようなのです。
ついに最終章、ルフィたちがラフテルへたどり着くその日も、もうそう遠くではありません……!

■伏線だらけ!?『ONE PIECE』の名曲「ビンクスの酒」の謎。ラフテルへの旅やDの一族、空白の100年にまつわる歌詞が…。https://numan.tokyo/anime/fCIa8

【2】水先星(ロードスター)島:最後の地はラフテルへのカギに?

『ONE PIECE』の世界において、航海の必須アイテムとなるのが、次に進むべき島を示すコンパスとなる「記録指針(ログポース)」。
その「ログポース」が指す最終地点はラフテルだとされてきましたが、最後の地は水先星(ロードスター)島であり、そこで初めてラフテルへの行き方が判明するのだとロジャーの航海から明らかになりました。

実際、ロジャーたちは水先星島に到達して初めてラフテルの存在に気づき、なんとグランドラインをもう一周し冒険をやり直すという大きな決断をしています。

Blu-ray『ONE PIECE(ワンピース)20T...

Blu-ray『ONE PIECE(ワンピース)20THシーズン ワノ国編 piece.19』

via Blu-ray『ONE PIECE(ワンピース)20THシーズン ワノ国編 piece.19』
一方、ルフィたちはすでにロードポーネグリフを使ってラフテルの場所を割り出す方法をイヌアラシから教わっているため、水先星島に上陸するかどうかはわかりません。

ですが、水先星島をあえて登場させたには何かしらの意図がありそう。
ネット上では水先星島にロジャー海賊団の残党が待っているのではないかといった考察もあるなど、ラフテルに並ぶ謎の島となっています。ラフテルへの行き方がわかるというだけでなく、他にも何かの秘密が眠っていそうな予感も。
好奇心旺盛で気の向くまま海を進むルフィなら、水先星島へ行く可能性もあるかも……!?

【3】オールブルー:“ワンピース”の一部という考察も

東の海・西の海・北の海・南の海、この四つの海の全種類の魚たちが住む海で、コックの楽園と呼ばれています。
実在するかは定かではありませんが、サンジはここを目指しルフィの船に乗り込みました。

サンジの恩人で育ての父であるゼフは「おれはあの場所にオールブルーの可能性をみた」と語っています。
作中でオールブルーのヒントとなるような発言はこのセリフのみ。ラフテル以上に謎に包まれた場所といっても過言ではないように思います。

DVD『ONE PIECE Log Collectio...

DVD『ONE PIECE Log Collection  “NAVARON”』画像

via DVD『ONE PIECE Log Collection  “NAVARON”』より
四つの海の魚がいっぺんに棲む海となると、単純に考えれば四つの海流が交わるところ。
各海を隔てる“赤い土の大陸(レッドライン)”と“凪の帯(カームベルト)”が破壊され各海を隔てるものがなくなり、全てが交わり一つの海になったとき“オールブルー”になるのではないかと言われています。

また、海を“ひとつなぎ”にするということで、“オールブルー”は“ワンピース”の一部だと予想するとする読者も。

ほかこんな場所にも注目!

■エルバフ
偉大なる航路(グランドライン)後半の海、新世界にある巨人族の王国。ビッグ・マム(シャーロット・リンリン)が幼少期を過ごした場所でもあり、彼女はエルバフを「世界一の強国」と呼ぶ。
100年以上前にはエルバフの巨人族で結成された「巨兵海賊団」が幅を利かせていたという。ドリーブロギーはその船長で、彼らをはじめ、初期から随所でエルバフ出身の巨人族が登場しています。

寿命が数百年ある巨人族は二代、もしくは一代前には空白の100年当時を生きていたことになり、エルバフも『ONE PIECE』世界の歴史に関わっているのではないかという噂も。とりわけウソップはいつかエルバフに訪れたいと語っており、この先立ち寄ることもあるかも……?

■ハチノス
黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)が拠点としている新世界の島。そびえ立つ大きなドクロが特徴的。“海賊島”とも呼ばれており、その名の通り島には多くの海賊が滞在している「楽園」なんだとか。
また、ロックス海賊団が結成された場所であり「デービーバックファイト」発祥の地である可能性が高いとされています。
今後ルフィと敵対するであろう黒ひげの根城ということで、掘り下げられることもあるかもしれません。
CD『ワンピース ニッポン縦断! 47クルーズCD i...

CD『ワンピース ニッポン縦断! 47クルーズCD in 秋田 NOW MY HANDS GET!!!!』画像

via CD『ワンピース ニッポン縦断! 47クルーズCD in 秋田 NOW MY HANDS GET!!!!』より
そのほかにもヴィラ、ライジン島、カライ・バリ島、カラクリ島などキリがないほどにまだ見ぬ島が存在する『ONE PIECE』の世界。
さらには扉絵連載『エネルのスペース大作戦』で宇宙海賊と月の都市が描かれたこともり、舞台は海や島のみならず宇宙にまで広がる可能性も……!?

今回紹介した土地やそこにゆかりあるキャラクターに着目しつつ、じっくりこれまでのストーリーを振り返ってみてはいかがでしょうか。

(執筆:まりも)

■『ONE PIECE』の謎、オールブルーは存在しない?ルフィたちの“破壊”が鍵となるか
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numan編集部

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