【考察】『ちいかわ』不穏なループに終止符？“黒い流れ星”２つの伏線にゾクッ…

イラストレーターのナガノさんが描く『ちいかわ（なんか小さくてかわいいやつ）』は、なんか小さくてかわいいやつ、通称ちいかわと、ハチワレやうさぎといったキャラクターたちが繰り広げる物語。

4月にはTVアニメの放送も控えており、ますます人気上昇中の本作。Twitterで連載中の最新話では、ちいかわ達を長らく惑わせた「黒い流れ星」問題に終止符が……！？　“黒い流れ星”に関するこれまでの伏線や、反響を呼んでいるまさかの解決策に迫ります。

事の発端は2022年1月26日に更新された投稿。
ハチワレが「黒い流れ星」のウワサをちいかわにお話しします。
願い事を叶えてくれるけど、“なんかやな気持ちになる”という不思議な流れ星なんだとか。

この他愛もない会話のあとから、ちいかわ達は不思議な出来事を体験していくことになります。

「黒い流れ星」について語ったその後、ちいかわ・ハチワレ・うさぎは討伐対象に襲われたりすることもなく、なんとも平和な日常を過ごしていました。

ある日はカメラで撮り合いっこをし、うさぎがブレてしまう。
そしてある日は、3人で仲良くきのこの山を食べる。
またある日は、みんなでランカーへの憧れを語る。
さらにまたある日は、むちゃうま牛乳のおまけの消しゴムを開封し楽しむ。
はたまた3人で色違いのパジャマを着て草むしり検定の勉強をした日も。

しかしこれら5つの出来事が、デジャブのようにもう一度起こり、ちいかわは違和感を抱き始めます。

一連の違和感の原因を引き起こしていたのは、実は例の「黒い流れ星」。

ちいかわ家の目覚まし時計に「黒い流れ星」がくっついており、針をぐるぐると巻き戻して時間をループさせていたのでした。

実はこのループを引き起こしたと考えられる2つの伏線が、少し前に描かれていたのです。

一つは、2021年12月7日に更新された投稿。
青い炎で焼きたてのパンを頬張るちいかわとハチワレが、「こんな日がずーっとつづくといいよね…」「うんッ」と会話をしています。
この投稿は、死後の世界っぽいという点も不穏だと読者の間で注視されていた回でもあります。

そして2022年2月21日の投稿では、この会話を「黒い流れ星」が聞いていたことが明らかになります。

そして2つめは、2022年1月30日に更新された投稿。
寝坊しないようにちいかわが目覚まし時計を新調する内容となっています。
投稿された時点で、「時が巻き戻る時計ではないか」など鋭い考察をする読者も。

さらに改めて見てみると、目覚まし時計の周りのキラキラに、一つだけ星が紛れているコマが……！

「こんな日がずっと続いてほしい」という会話を聞いた「黒い流れ星」は、ちいかわが目覚まし時計を買う時に一緒についてきて、平和な日常をループさせることで願いを叶えてくれていたんですね。

このままでは未来が訪れないと、ループを阻止するべく「黒い流れ星」に直談判するなどいろいろ試したちいかわたちですが、そう簡単に抜け出すことはできずに困っていました。

2022年3月16日の投稿で「黒い流れ星」の対処法を検索していたちいかわは、ある衝撃的な解決策にたどり着きます。
それは、私たちの暮らす現実世界でも、どんなものにも使える万能お掃除アイテムとして活用されている「オキシクリーン」！

どうやら“オキシ漬け”で「黒い流れ星」を漂白してしまえば黒くない星となって問題が解決するという事のよう。

まさかの方法にSNSでは「絶望のタイムループからの脱出方法が“元凶をオキシ漬けにして物理的に漂白する”なの、想像力が柔軟すぎる」
「ちいかわ世界の住民はタフなので「シャツの染みが取れない…」「オキシ漬けで取れますよ！」くらいの悩みとして解決済みの質問として扱われている」
「最初に黒いからってオキシ漬けを試した奴が狂人すぎるだろ」「ツッコミどころが多すぎる」……など読者の感想も盛り上がり、「オキシ漬け」がトレンド入り。

困ったループを引き起こしているけど見た目は可愛い「黒い流れ星」。
漂白してしまうのはなんだか心が痛む気もしますが……果たして“オキシ漬け”でちいかわ達は無事に未来を取り戻すことができるのでしょうか？