石原壮馬＆株元英彰対談インタビュー｜劇団プレステージ第13回本公演『ディペンデントデイ～7人の依存症～』

――それぞれの役どころからうかがえればと思います。
株元 僕の役は話のキーになるような男で……くわしく言えないのですが(笑)、すごく大事な役になっています。コメディ作品ではあるんですけども、その中で僕が担わなきゃいけない役割というのはストーリーを届けるためにも軸をぶらさずに貫き通してやらないといけないなと思ってます。

――主役、ということになりますよね。
株元 そうですね。でも、主役だからどうこうというよりは、本に書かれた自分の役をしっかりと全うするっていうところに集中して、気負わずに臨みたいです。プレッシャーもそんなに感じてないですし、楽しみのほうが大きいですね。
石原 逆に僕は周りから色を足していくというか、依存症のひとりとして今回出させていただきます。依存症って聞くと、マイナスに捉えられちゃうかもしれないですけど、ある特定のことに対してすごく熱を持ってる、ということなので、そこをどこか面白く演じることができたらいいなと思っています。

――“依存症”と聞くと重いのかなと一瞬思いますが、そうではなく。
石原 出てくるワードは重いんですけど、そんな重苦しくはないです。
株元 というか、“どコメディ”ですね(笑)。依存症の人たちの会話劇が面白かったり、そこがどう絡んで最後のラストにつながっていくのか、楽しみにして欲しいです。

――お二人は、劇団プレステージの活動はもちろん、『ドリフェス！』の活動でもご一緒でした。そんなお二人の関係性は？
石原 僕がプレステージに参加するようになったばかりの頃、株さんが教育係みたいな感じでしたね。
株元 若手が壮馬以外にも3人ぐらいいたよね。プレステージの候補生みたいな感じ。そういう中で4人のうちから一人残ったのが壮馬だったんだよね。高校生なのに、熊本から出てきて入りたいって言いだして。
石原 そうですね(笑)。

――教育係だったんですか？
株元 特に何を教えた、ってことではないと思うんだけど？
石原 相談というよりは、舞台や稽古の仕方で、ここはこうしたほうがいいよ、とか。
株元 確かに、劇団化してから新しく入ったのって、僕が一番最初で、完全に形になってる人たちの集まりに新人で入るっていう感覚を僕はわかったので、そういう意味で僕が壮馬にいろいろ説明したりはしてたね。

――まだ石原さんが現役高校生の頃。
石原 高校の夏休みになると東京に来て参加して、という感じでした。
株元 だからその頃から見てるから、今20歳を超えて一緒にお酒を飲めるようになると、大人っぽくなったなぁって思いますね。あの頃は熊本の高校生の兄ちゃんって感じで(笑)。
石原 完全にそうでしたね(笑)。
株元 『ドリフェス！』でもずっと一緒にやっているので、話す機会が多い分、その成長や変化も感じますね。

――お二人の今の“沼”。ハマってることについても聞きたいと思います。
株元 ちょっと前からハマってるんですけど、YouTubeを見ることですね。好きなゲームの動画や、お笑い系の動画、今自分がやってる仕事にちょっとヒントを得られるような動画をYouTubeで見ちゃいますね。例えば、ゲーム実況者の人のこの喋り面白いな、こういう喋り方真似したら面白いかなとか、この人声いいなとか。その辺を分析しながら見てるのが楽しいですね(笑)。

――石原さんは前回の出演作でも『numan』の取材（溝口琢矢×石原壮馬「互いをよく知り、何でも言い合える仲間」｜舞台『ジョン万次郎』）でこの質問をしてるのですが。
石原 ですよね。なんて答えたんでしたっけ？

――サプリなど健康にハマってると。
石原 そうですね！ それも継続中です。今はもうすぐ終わっちゃうんですけど（※取材時）、ワールドカップですね。もともとサッカーとフットサルを10年くらいやってたので好きなんですけど、やっぱり、ワールドカップになると見ちゃいますね。

――見てる時は声出したりします？
石原 出さないです。
株元 マジで？ 俺出すよ。出ちゃうでしょ。
石原 出さないです。無言です(笑)。見てるとサッカーやりたくなっちゃうんですよね。

――ただこれからは稽古の毎日に(笑)。
石原 そうですね(笑)。夏はこの劇団プレステージ本公演、全力で。
株元 夏休みに気軽に観に来て楽しめる作品になってると思うので、プレステージの舞台はまだ観たことがない、という人も一度観ていただければうれしいです。

脚本／森ハヤシ
演出／風間由次郎

出演／
石原壮馬、岩田 玲、太田将熙、大村まなる、風間由次郎、株元英彰、小池惟紀
向野章太郎、坂田直貴、園田玲欧奈、髙頭祐樹、秀光、長尾卓也、原田新平
※出演者は変更になる場合があります。

日程／2018年8月1日(水)～8月12日(日)

会場／ＣＢＧＫシブゲキ!! (東京都渋谷区道玄坂2-29-5 ザ・プライム6階)

公式HP●http://amuse-gekipre.com/
公式Twitter●@AMUSE_prestage

石原壮馬（いしはら・そうま）
1996年7月5日生まれ、熊本県出身。2015年、俳優デビュー。もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ第6弾 舞台『ジョン万次郎』など数多くの舞台に出演。現在、『猫のひたいほどワイド』（tvk）にリポーターとして出演中。2018年8月5日よりひかりTV・dTVにてドラマ『僕は放課後、宙を飛ぶ』が配信。

株元英彰（かぶもと・ひであき）
1989年4月27日生まれ、福岡県出身。2008年、俳優デビュー。舞台30-DELUX スペシャルアクトステージ『GAMEパニック【METORO】』など様々な舞台で活躍。2018年9月8日・9月9日もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ 舞台『歴タメLive～歴史好きのエンターテイナー大集合！～』、同年10月～日本テレビ他にて放送のアニメ『風が強く吹いている』に出演。

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