劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『JOKER TRAP』ゲネプロレポート――最強の4人が集結するまでの前日譚とは?

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“ジョーカー”からの挑戦状……!? 緊迫するストーリー

JOKER TRAPゲネ1

JOKER TRAPゲネ1

物語は、謎の廃カジノで目を覚ました研究員のTOKI(松村龍之介さん)が、世界最大規模のスパイ組織“SAS(シャイニング・アビリティ・サービス)”に所属するREN(高本学さん)、RAN(小波津亜廉さん)、CAMUS(菊池修司さん)、そしてキートン(唐橋充さん)と出会うシーンから始まります。
それぞれミッションの遂行中だったというスパイ達に対して、状況が読み込めない様子のTOKI。唯一の一般人ということでTOKIに疑いの目を向けるCAMUSですが、そこに“ジョーカー”と名乗る人物からメッセージが届きます。

“ジョーカー”の言葉が発端で、この中に裏切り者がいるのでは……!?  と疑い合うことになってしまう4人。そんな彼らをあざ笑うかのように、命を賭けた“ゲーム”が始まってしまいます。

果たして“ジョーカー”の正体とは? そしてTOKIがこの場に巻き込まれた理由とは……!?

各キャラクターの個性が爆発! 

「スパイ」という題材ゆえに、シリアスなシーンが多いのかと思いきや、クスっと笑ってしまうようなシーンや、それぞれのキャラクターにちなんだシーンが多くあるのも今作の魅力。  
RANは荒々しい口調とは裏腹に、CAMUSから疑われ銃を向けられたTOKIをかばったり、他のメンバーの言葉をそのまま信じたりと「ロック」が口癖の素直な男。劇中ではベースも登場し、音楽好きな一面も垣間見えます。
JOKER TRAPゲネ2

JOKER TRAPゲネ2

RAN:小波津亜廉さん
そんなRANとしょっちゅういがみ合うCAMUSは常に威圧感のある態度でその場を支配します。一見隙がない彼ですが、甘いものには目がないようで……。自らの信念に従って動く彼の生き様に注目です。
JOKER TRAPゲネ3

JOKER TRAPゲネ3

CAMUS:菊池修司さん
物腰柔らかで一見掴みどころのないRENは何をするのも「スマート」。女性の扱いにも長けているようで“レディの心を掴むのもスパイの仕事”と豪語します。そんな彼の特技はダーツ。廃カジノのシーンでは、ダーツの腕前が披露されます。
 JOKER TRAPゲネ4

JOKER TRAPゲネ4

REN:高本学さん
そして一般人のTOKIは、個性的なスパイ達におろおろと怯えながらも、冷静な判断力を失わない優秀な研究員。かと思えば、敵に囲まれたRANを無鉄砲に助けに行ってしまう一面もあり、CAMUSもRENもいつしか彼のペースに巻き込まれることに。
JOKER TRAPゲネ5

JOKER TRAPゲネ5

TOKI:松村龍之介さん
そんな個性的な4人によるコミカルなシーンも多いですが、やはり「スパイ」ものということで、激しいアクションシーンも魅力です。ワイルドな立ち回りで銃をふるうRAN。余裕綽々に敵を挑発するような動きすら豪快にこなします。

CAMUSの武器は銃だけではないようで、その戦い方は彼らしいの一言です。TOKIは護身用としてRANに銃を与えられ、弱音を吐きながらも無傷で彼らについてきます。それは彼の悪運の強さなのか、それとも……?  

ゲネプロインタビューでも語られた通り、今回はRENとRAN、TOKIとCAMUSでのペアでのシーンも多く見られます。常に自分に正直に生きているようなRANと、逆になかなか心の内を見せないRENですが、意外と相性のいい2人のやりとりは、緊迫した場の空気を和ませてくれます。

一方、CAMUSに疑われ続けるTOKIですが、彼の芯の強さと絶対的な忠誠心に感心し、歩み寄るように。CAMUSもただオドオドしているだけではないTOKIの様子に少しずつ警戒心を緩めていきます。

彼らの行動のどこまでが嘘で、どこまでが本当なのか――高度な駆け引きと怒涛の展開に、最後まで目が離せません。

物語を左右するサブキャラクター達にも注目!

“ジョーカー”に翻弄される4人の男たちの他にも、今作には一癖も二癖もあるキャラクターが多く存在します。

冒頭のシーンでSASのメンバーとして登場するキートンは酸いも甘いも経験してきたような渋い大人の男。同じくSASの幹部でRANが信頼するラリー(荒木健太朗さん)は多少のことでは動揺しない男です。RANが彼のために動くのには、ある理由があるようで……。  

SASと敵対するスパイ組織“WRJ”の人間であるベガ(服部武雄さん)はいかにも腹に一物抱えているような食えない人物。ミスリアスな口調が非常に耳に残ります。  

REN、RAN、CAMUSとそれぞれ接点がある情報屋のコバヤシ(古谷大和さん)はかなりのお調子者で、場の緊張を緩和させてくれるキャラクター。特にRENとは関わりが深いようです。ゲネプロではかなり自由なアドリブが炸裂していました(笑)。

JOKER TRAPゲネ10

JOKER TRAPゲネ10

コバヤシ:古谷大和さん

本編終了後は華やかなレビューコーナーにドキドキ!

JOKER TRAPゲネ9

JOKER TRAPゲネ9

緊迫した本編ストーリー終了後には、劇団シャイニングお馴染み、お待ちかねのレビューの時間が!

劇中衣裳に加えて、レビュー用の煌びやかな衣裳に着替えてのパフォーマンスが披露されました。スパイという題材らしいハードな曲調をメインに、ソロパートでは各キャラクターの特性が光ります。

TOKIは王子様のようなパフォーマンス、CAMUSは高貴で艶やかなパフォーマンスで会場を湧かせ、RENはサックスの音も目立つ明るい楽曲、RANは文字通り「ロック」な楽曲で個性を爆発させます。

デュエット曲ではTOKIとCAMUSのセクシーなダンス、RENとRANの背中合わせの息ぴったりなダンスに息が止まりそうに!    
JOKER TRAPゲネ6

JOKER TRAPゲネ6

JOKER TRAP』ゲネ7

JOKER TRAP』ゲネ7

そして大トリはお待ちかねの“あの”『JOKER TRAP』!  キャストの魅力あふれるレビューとなりました。
JOKER TRAPゲネ8

JOKER TRAPゲネ8

まとめ

原案『JOKER TRAP』の前日譚、エピソードゼロともいえる今作では、ちぐはぐな4人が1つのチームになるまでの話が丁寧に描かれており、作品ファンとしても非常に満足度の高いものとなっていました。

命を賭けたゲーム、そしてその後の煌びやかなレビュー公演のギャップに、まさにTRAPにはまってしまいそう!? ぜひその目でお確かめあれ!

また5月29日(火)、31日(木)、6月1日(金)には劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『天下無敵の忍び道』『マスカレイドミラージュ』『JOKER TRAP』のトークショー付き上映会が開催予定となっております。各公演映像を劇場で上映するスペシャルイベントとなっており、上映後には、出演者によるトークショーも予定されています。

さらに、5月26日(土)27日(日)、6月2日(土)には劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『天下無敵の忍び道』『マスカレイドミラージュ』『JOKER TRAP』各公演のレビュー楽曲を豪華キャスト陣が披露する、スペシャルなショー『SHINING REVUE』も開催決定。この公演もぜひお見逃しなく!  

◆詳細はこちら!
トークショー付上映会 サイト
http://gekidan-shining.com/news/20180412_screening.php  
『SHINING REVUE』 公式サイト
http://gekidan-shining.com/sp/shining_revue/

執筆:通崎千穂 @tsu_otometsu  
編集:白鳥雅

■DATA

「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『JOKER TRAP』」
公演期間 【東京】2018年4月19日(木)~4月30日(月・祝)、【大阪】2018年5月10日(木)~5月13日(日)
会場 【東京】天王洲 銀河劇場、【大阪】梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
キャスト 松村龍之介、高本学、小波津亜廉、菊池修司、荒木健太朗、古谷大和、服部武雄、唐橋充 ほか
原案 『うたの☆プリンスさまっ♪ 劇団シャイニング JOKER TRAP』
脚本・演出 毛利亘宏(少年社中)
音楽 Elements Garden
主催 劇団シャイニング
劇団シャイニング『JOKER TRAP』公式サイト:http://gs-jokertrap.com/  
劇団シャイニングポータルサイト:http://gekidan-shining.com/  
公式Twitter:https://twitter.com/gekidan_shining  

Copyright:©劇団シャイニング

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numan編集部

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