劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『SHINING REVUE』詳細レポート♪　華やかなショーだけでなく、体を張ったバラエティも!?　

2017年6月から再始動した劇団シャイニングシリーズ。『天下無敵の忍び道』『マスカレイドミラージュ』『JOKER TRAP』の3公演全てが無事幕を下ろし、今回は各公演に出演したキャストが一堂に会す初めてのイベントとなりました。

幕が上がると、そこにはこのイベントのために用意された煌びやかなタキシードに身を包んだキャスト陣が横並びに……！

第1弾『天下無敵の忍び道』からは音也衛門役の小澤廉さん、真影役の和田雅成さん（26日公演のみ）、翔ノ助役の植田圭輔さん、セシル丸役の横井翔二郎さんが、第2弾『マスカレイドミラージュ』からはシ―ノ役の田川大樹さんが、そして先日幕を下ろしたばかりの第3弾『JOKER TRAP』からはTOKI役の松村龍之介さん、REN役の高本学さん、RAN役の小波津亜廉さん、CAMUS役の菊池修司さんが出演。

夜公演ということで、「（夜公演は）大人の色気を出していこうと思います！」と意気込む小澤さんに対して、「まだまだ青いわ！」と鋭いツッコミを入れたのは、本イベントの司会『マスカレイドミラージュ』ジェルマン役の窪寺昭さん。仲良くはしゃぐキャスト陣を鋭いツッコミでまとめていました。

早速レビューショーが始めるのかと思いきや……始まったのはまさかのゲームコーナー!?

そのバラエティコーナーは日替わり！ 26日に行われたのは「SPEEDを競え！MISSION COMPLETE」。くじで決められた3人組のチームで、玉入れ→全員で手をつないでのフラフープくぐり→風船を割って中に入っているハート、スペード、ダイヤ、クラブのカードを揃える→全員の回答を合わせる以心伝心ゲーム、という４つのミッションをクリアし、そのクリアまでにかかった時間を競い合う、タイムトライアルです。花道や客席を通りながら各ミッションをこなすという、お客様も巻き込んでの大盛り上がりのゲームでした。

くじの結果、Aチームは田川さん、松村さん、高本さん、Bチームは植田さん、和田さん、小波津さん、Cチームは小澤さん、横井さん、菊池さん、というチーム分けに。
『天下無敵の忍び道』チームは謝意忍具流と早乙女流が同じチームになったり、『JOKER TRAP』チームも綺麗に3つに分かれたりと一見いい感じに分かれたように見えましたが、「ちょっと待ってください！」と松村さん。
なんと同日の昼公演でも田川さん、松村さん、高本さんの3人は同じチームで、しかも最下位で罰ゲームを受けたのだそうです……！

まずはそんなAチームからミッションスタート。流石に2回目ということでチームワーク抜群で玉入れはサクサクとクリア。フラフープも手を繋いでするするとくぐり、松村さんはそのまま田川さんの手を繋いで引っ張って会場内を走って行きます。

いいタイムで駆け抜けたAチーム、最後の以心伝心ゲームでは「信号の色といえば？」という問いに対して松村さんが「あの、危ないやつ！」と他の2人に合図。しかし「「赤」」と答えた松村さん、高本さんに対して、田川さんが「黄色」と答えてしまい、松村さんは思わず「何でだよー」とツッコミ。
「中華料理といえば？」には「はじめるやつだな！」と改めて合図しますが、「「冷やし中華」」と答えた松村さん、田川さんに対し、今度は高本さんが「冷麺」と珍回答（笑）。最後まで楽しませてくれたAチームでした。

続くBチームは、和田さんが植田さんを肩車し、植田さんが小波津さんから玉を受け取りながらそれをカゴに入れるという連携プレイであっという間に玉入れをクリア！ 和田さんいわく「両手に花ならぬ、両手にカッコいい男」な状況、何故か3人で恋人つなぎをしながらフラフープをくぐります。風船割りまでは高タイムで通過。

しかしこのBチームが苦戦したのが最後の以心伝心ゲーム。「朝ごはんの定番は？」「京都といえば？」「山手線の駅といえば？」など様々な質問に答えますが、どれもバラバラ……。「日本一高いといえば？」という質問では「「スカイツリー！」」と答えた植田さん、和田さんに対して、冷静に「富士山」と答えた小波津さん。一瞬小波津さんを責めるも「いや日本一は富士山だな」と早乙女流の2人が小波津さんに謝るシーンもありました（笑）。

最後のCチームは序盤からバスケットボールのアリウープ（※空中でパスを受けて、そのままシュートする＝玉をカゴに入れる）で玉入れをしようとして苦戦（笑）。
それでもなんとかフラフープくぐりまでを終えて、先頭を走る横井さんの後ろを、菊池さんと小澤さんが手を繋いだまま走っていくと、「寂しいじゃん！」と自分も手を繋ぎに戻る横井さん！ 会場からは黄色い悲鳴が上がりました。風船は全員が足でガンガン割ってクリア！  

しかしこのCチームも苦戦したのは以心伝心ゲーム。「お風呂で1番初めに洗う場所と言えば？」という質問に対して、見ていた他キャストからの「下ネタは禁止だからね！」というフリに全力で答えてしまったのか、他の2人が「頭」と答える中、横井さんが思わず「股」と答えて回答揃わず（笑）！ その後も「白い食べ物といえば？」「タイ料理といえば？」などなかなか回答が揃いづらい質問が連発してしまい、Cチームは最下位に。

優勝は昼の部では罰ゲームを受けたというAチーム、田川さん、松村さん、高本さんの3人！  
そして問題の最下位チームの罰ゲームは、“決め顔・変顔・キス顔”のどれかでカメラに向かって謝罪、という「カメラに向かって○○顔反省会」。
誰がどの顔で謝罪するかはくじで決定……のはずが、Bチームの3人がくじを開示し、菊池さんを決め顔、小澤さんをキス顔、横井さんを変顔に指名。
CAMUS役の菊池さんは「反省している……愚民ども」とこれ以上ない決め顔で謝罪（？）し会場を湧かせ、横井さんは寄り目の変顔で「股から洗ってごめんなさい！」とゲームコーナー中の伏線も回収（笑）。
最後は小澤さんが「PON!でもここでも噛んでごめんなさい……でもお前のこと愛してるよ！」とキス顔を披露し、会場からは割れんばかりの歓声が上がりました。

期待のレビューコーナーでは、まず『マスカレイドミラージュ』の公演映像が流れました。レイジー（染谷俊之さん）&シーノ（田川大樹さん）&アインザッツ（太田基裕さん）による『Welcome to Masquerade!～儚き愛の調べ～』のパフォーマンスに始まり、レイジーとシ―ノの幼馴染コンビによる『One and only...Two of Us』、アインザッツの歌唱力を全面に推し出した『This is the way I am. 』と、公演の思い出が蘇ります。そして最後は『マスカレイドミラージュ』で華麗に締めくくられ、幕が下ります。

すると最後に新曲『Nobody Knows』の撮り下ろしのミュージックビデオが流れます。妖しい魅力のある楽曲、艶やかなミュージックビデオはまさに『マスカレイドミラージュ』の作品に合った雰囲気。レイジー、シーノ、アインザッツがそれぞれ鏡の前で自身の姿を映しながら、何かに葛藤している様子に胸がざわめきます。シ―ノはメガネをはずしているショットもあり、普段の温厚な表情とは全く違った一面が見られるので注目です。

続いては『天下無敵の忍び道』チーム！ 音也衛門（小澤廉さん）が「お待たせー！」と元気にステージに登場し、4人全員で『我ら最強 SHI・NO・BI 唄』を歌唱。久しぶりの『SHI・NO・BI ！』コールに盛り上がります。
謝意忍具流の音也衛門&セシル丸（横井翔二郎さん）による『月影のしあわせ姿』、早乙女流の真影（和田雅成さん）＆翔ノ助（植田圭輔さん）による『火花絢爛～咲キ乱レ～』はなんとフルバージョンで披露！ 謝意忍具流は殺陣も交えてのダンス、早乙女流は扇子を使っての気品あふれるダンスがそれぞれ見どころです。

忍び道チームの新曲『喝采! 天下無敵の人生談』は曲中に「ソイヤッ！」という合いの手も入ったまさにお祭り曲で、キャスト同士もはしゃぎながら歌っていました。特にこの26日のみの出演となった和田さんは、仲良しの植田さんに絡みながら非常に楽しそうな印象でした。

そして全員で『天下無敵の忍び道』を歌ってもうひと盛り上がり！ 舞台本番からは約1年ぶりのパフォーマンスとなりましたが、それを感じさせない、力強いステージでした。

最後は『JOKER TRAP』チーム。『THE GAME OF LOVE』では全員が個性あふれるパフォーマンス。TOKI（松村龍之介さん）、CAMUS（菊池修司さん）による椅子を使ったセクシーな楽曲『Don’t let me down』、REN（高本学さん）、RAN（小波津亜廉さん）に薔薇の花を使った情熱的な楽曲『Hot Sympathy』は、先日までの公演よりさらにパワーアップしてフルバージョンでのお披露目となりました。

『JOKER TRAP』チームの新曲『BLACK or WHITE?』はこれまた危険な駆け引きをどこか楽しむような挑発的な1曲。RANはスピーカーに足をかけながらロックに客を煽りました。ラストのサビはステージから下りて、客席内でお客様に囲まれながら歌うというサプライズも。
最後はステージにスタンドマイクが並び『JOKER TRAP』で歌い締め！ チームワークと精度を上げたステージを見せてくれました。

エンディングでは『マスカレイドミラージュ』からシ―ノ役の田川さん、司会を務めていた窪寺さんもステージに登場し、劇団シャイニングキャストによる『たびメイト』という番組が始まります、というお知らせが！ ロケをしていること自体は公表されておりましたが、『JOKER TRAP』チームから松村さんもロケに参加していたことが初公開！ TOKYO MXにて10月より放送開始とのことです。

最後はキャスト全員で新曲『SHINING LOVE～感謝と愛を～』を披露！ アンコールではキャストがお揃いの公演Tシャツに着替えて登場しました。植田さんを田川さんが思わず抱きしめたり、高本さんと和田さんが抱擁をかわしたりと、作品の垣根を越えて絆を確かめ合うキャスト達の様子に、客席からは大きな歓声が上がりました。

『SHINING REVUE』は5月26日（土）、27日（日）、6月2日（土）に公演。
また、5月29日（火）、31日（木）、6月1日（金）には各作品のトークショー付き上映会が開催され、まさに劇団シャイニングに染まる1週間となりました！

約1年かけて3公演が完結した劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪シリーズですが、今回のイベントで公演の垣根を越えたキャスト同士の交流が見られたことで、新たな可能性も見えてきたかも？ 新番組のお知らせもあり、まだまだ今後の展開が期待できそうです。

執筆：通崎千穂 @tsu_otometsu
編集：白鳥雅 @numan_miyabi