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『だかいち』劇中劇が美しく儚い──陳内将&菊池修司│舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート

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陳内将、菊池修司の「"ちゃんじんさん♡"に安心しました(笑)」『だかいち』劇中劇|舞台『紅葉鬼』囲み会見レポート

先日上記囲み会見レポートでお伝えした通り、6月28日、大人気BLコミック『抱かれたい男1位に脅されています。』の劇中劇である舞台『紅葉鬼』が品川プリンスホテル クラブeXにて開幕!

経若/西條高人役・陳内将さん繁貞/綾木千広役・菊池修司さんという組み合わせやビジュアル解禁など、情報が出るごとに大きな話題を呼んできた本作。
原作コミック『抱かれたい男1位に脅されています。』では一部しか描かれなかった『紅葉鬼』がリアルな舞台となり目の前で演じられます。

こちらではお二人をはじめ、キャスト皆さんの情熱が伝わるゲネプロの様子をお届けします!

“人間”と“鬼”という垣根

平安時代。互いの存続を賭けて争い続ける人間と鬼。
これは、そのはざまに置かれ運命に翻弄される二人の青年──陳内将さん(原作コミックでは西條高人)演じる経若と、菊池修司さん(原作コミックでは綾木千広)​演じる繁貞の物語。
舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート 画像

舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート 画像

(左)呉葉役:小野川晶さん、(右)帝役:山﨑晶吾さん
冒頭は、人間と鬼という垣根を越えて愛しあう鬼の頭目・呉葉(小野川晶さん)帝(山﨑晶吾さん)が、種族間の争いを鎮める和平交渉として、「経若」と「繁貞」を交換する哀しい場面から始まります。
まだ小さな我が子・繁貞を抱く呉葉。いくら鬼でも、一人の母親として胸を痛め哀しい顔を見せる呉葉に、優しく寄り添う帝。

そんな二人を見る陰陽師・摩爬(富田翔さん)は、帝と交わり子を成し、血脈を汚した鬼女・呉葉を、そして鬼の一族を心から憎んでいる男。その妖しげな美貌が見せる表情の中にも、まがまがしい怨念の視線が。

舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート 摩爬役:富田翔さん、(...

舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート 摩爬役:富田翔さん、(右)帝役:山﨑晶吾さん 画像1

(左)摩爬役:富田翔さん、(右)帝役:山﨑晶吾さん
神聖な存在である帝が鬼と子を成したことが許せない摩爬は、呉葉を愛していると言う帝に術をかけ、帝を傀儡にしてしまいます。
人々を翻弄しながら己の歪んだ信念を貫こうとする摩爬を演じる、富田さんの怪演ぶりに注目です。

儚げでも芯の強さを見せる経若

時は流れ、繁貞(菊池修司さん)と交換に朝廷から人質として鬼の里にきた帝の子・経若(陳内将さん)は、呉葉に我が子として慈しみ育てられますが、穏やかな生活は突然一変。
摩爬に操られた帝は和平協定を一方的に破って兵に攻め込ませ、呉葉をはじめ多くの鬼を殺害。この呉葉殺害をきっかけに鬼と人間の争いは日増しに激化し、多くの犠牲者が出る自体になります。
舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート 経若役:陳内将さん 画像1

舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート 経若役:陳内将さん 画像1

経若役:陳内将さん
そしてこの様子を間近で見ていた経若は、人間を憎み、鬼の里である戸隠に住む鬼たちの頭目として生きるように。
やがて成長した経若は、人間ながらも呉葉を殺害された仇討ちの思いを内に秘め、鬼たちのための世を作ろうと、非情で冷徹な頭目として信念を持った美しき青年となりました。

しかしその周りにいる伊賀(中村太郎さん)熊武(高木俊さん)、世話役のおまん(鎌田英怜奈さん)など、仲間には優しい目を向けるという面も。陳内さん演じる経若は、儚げでも情に厚い一面や、芯の強さが感じられるような魅力に溢れています。

陳内将&菊池修司│舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート 画像3

陳内将&菊池修司│舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート 画像3

左から熊武役:高木俊さん、おまん役:鎌田英怜奈さん、伊賀役:中村太郎さん
 舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート 伊賀役:中村太郎さん 画像

舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート 伊賀役:中村太郎さん 画像

伊賀役:中村太郎さん

純真な青年に育った繁貞

一方で自分の生い立ちを知らず、帝と鬼女・呉葉の間に生まれながらも、都を防衛する武士・維茂(今井靖彦さん)の息子としてまっすぐに育った繁貞(菊池修司さん)
舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート 繁貞役:菊池修司さん 画像1

舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート 繁貞役:菊池修司さん 画像1

繁貞役:菊池修司さん
幼なじみで深い友情で結ばれている頼正(鐘ヶ江洸さん)に対し、「都と鬼との対立を平和的に納めたい」と語る繁貞──純粋さや初々しさを魅せるその姿はまぶしいほど。過酷な悲劇が起こっていく展開のなか、繁貞と頼正の友情が光ります。

都を守護する兵士である繁貞はある日、鬼の頭目・経若から「和平を結びたい」という書状を受け取り、鬼の里へ向かうことに。しかし、鬼側にも人間側にも繁貞の思いとは違う思惑があり……。

運命の波に翻弄されていく二人

陳内将&菊池修司│舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート 画像1

陳内将&菊池修司│舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート 画像1

経若と繁貞の二人を利用し、意図的に歯車が合わないように策略する摩爬をはじめ、対立する人間と鬼。それぞれに『信じる思いと理想』があるために、やがて二人はあらがえない運命の波に翻弄されていきます。
鬼女・呉葉に育てられた人間の経若、人間と鬼の間に生まれた繁貞。真逆の境遇におかれた経若と繁貞ですが、仲間思いでひたむきなところは、まるで合わせ鏡のように表裏一体。
悲劇を挟んで変化していく二人の結末はどこへ向かうのか。果たして、生き残るのは鬼か人間か――。
陳内将&菊池修司│舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート 画像2

陳内将&菊池修司│舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート 画像2

本編の軸となるのは経若と繁貞ですが、そのほかに傀儡になってしまった帝、経若を育てた鬼女・呉葉と同じく繁貞を我が子として育て上げた維茂の“子を想う親心”。そして人間の経若を一途に慕う鬼の子・おまんの愛くるしい様子など、「大切なものを丁寧に表現している細やかなストーリー展開が秀逸でした!
陳内将&菊池修司│舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート 画像3

陳内将&菊池修司│舞台『紅葉鬼』ゲネプロレポート 画像3

まとめ

劇場全体を使ったダイナミックな演出で、すぐ目の前でくり広げられる殺陣の臨場感、熱量高い祭り、思わず里の中にいるかのような錯覚を起こす幻想的な場面など、最初から最後まで見どころ満載。
『抱かれたい男1位』に登場する、いま注目の若手俳優・東谷准太さんから楽屋あてに豪華な差し入れ弁当が届くというサプライズも♪

原作ではごく一部しか見られなかった『紅葉鬼』の全貌が明らかにされた本作を、ぜひその目でご覧ください!

早くもBlu-ray&DVDの発売が決定

本編ディスクに加え、特典映像ではバックステージ映像ほかを収録予定。
完全生産限定版は三方背ケース&デジジャケットの豪華仕様で、舞台写真をふんだんに使用した特製ブックレット付きです。

■発売日 2019年12月25日(水)
■形態  Blu-ray DVD
■価格  Blu-ray 9,800円(税抜) DVD  8,800円(税抜)
■仕様  本編DISC2枚組 (本編DISC+特典DISC)  
【特典DVD】バックステージ映像、メイキングなど収録予定。
【封入特典】特製ブックレット

【アニメイト限定セット】
さらに特典DISCがもう1枚ついた、「アニメイト限定セット」も発売!
Blu-ray 10,300円(税抜)  DVD 9,300円(税抜)
発売:アニプレックス  販売:ソニー・ミュージックソリューションズ

公演概要

舞台『紅葉鬼』 キービジュアル画像

舞台『紅葉鬼』 キービジュアル画像

タイトル­­­:舞台「紅葉鬼」
日程:2019年6月28日(金)~7月7日(日)
会場:品川プリンスホテル クラブeX  東京都港区高輪4-10-30

◆キャスト
<西條高人/経若(つねわか)>陳内将
<綾木千広/繁貞(しげさだ)>菊池修司
<帝(みかど)>山﨑晶吾
<伊賀(いが)>中村太郎
<頼正(よりまさ)>鐘ヶ江洸
<熊武(くまたけ)>髙木俊
<呉葉(くれは)>小野川晶
<おまん>鎌田英怜奈
<殺陣衆>細川晃弘、白崎誠也、久田悠貴、坂本和基、福田圭佑、榮桃太郎
<摩爬(するは)>富田翔
<維茂(これもち)>今井靖彦

◆スタッフ
<原作>桜日梯子「抱かれたい男1位に脅されています。」(月刊マガジンビーボーイ連載/リブレ刊)
<演出>町田慎吾
<脚本>葛木英
<殺陣>六本木康弘
<音楽>TAKA(狂奏カルマ)
<美術>中村友美
<音響>ヨシモトシンヤ(sacrasound)
<照明>田中徹(テイク・ワン)
<映像>川崎貴司(T.K.C)
<衣裳>木村春子(花桃ワードローブ)
<ヘアメイク>茂木美緒、工藤聡美、杉浦なおこ、嘉山花子
<演出補佐>小寺利光
<演出助手>矢本翼子
<演出部>加藤唯、和田悠、福澤汐莉
<小道具>小山内ひかり、枦山兼
<舞台監督>横川奈保子
<技術監督>寅川英司
<宣伝写真>宮坂浩見
<宣伝美術>圓岡淳
<制作>トライフルエンターテインメント
<主催>アニプレックス/ネルケプランニング/トライフルエンターテインメント/イープラス

◆舞台公式サイト: https://kouyouki.com/
◆舞台公式Twitter: https://twitter.com/kouyouki_b

◆公演に関するお問合せ:
トライフルエンターテインメント info@trifle-stage.com
◆チケットに関するお問合せ:
イープラス 0570-06-9919(10:00~18:00)

©DO1PROJECT/舞台「紅葉鬼」製作委員会

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numan編集部

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