木津つばさ×横田龍儀 ふたりの意外な共通点は?|舞台『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』

大正浪漫探偵譚1

大正浪漫探偵譚1

稽古場は勉強になるーー舞台へかける想いとは?

――『大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-』に出演が決まった時のお気持ちは?

横田龍儀(以下「横田」) “探偵もの”というのは、初めてだったので、まず、セリフの量が多いだろうなとイメージがあったので、大変そうだなというふうに思ったんですけど、それでももっと役の幅を広げるという思いと、いろいろ経験したいなという思いがあったので、出演が決まったことはとてもうれしかったです。

――実際にセリフ量はいかがですか?

横田  やっぱり多かったですね(笑)。でも、稽古をしていてもすごく勉強なることが多くて、楽しいですね。

木津つばさ(以下、「木津」) 僕も“探偵もの”ということで、新しい挑戦だなと思いました。「2.5次元舞台」以外の作品にあまり出たことがなかったので、すごく自分の経験になるなと思って、楽しみな思いも大きかったですね。セリフの量は僕も多いだろうなと予想してたんですけど、案の定多かったです(笑)。

大正浪漫探偵譚2 

大正浪漫探偵譚2 

木津つばささん(左)横田龍儀さん(右)
――山本芳樹さん演じる“大正のシャーロック・ホームズ”東堂とともに木津さん演じる南澤、横田さん演じる北早の3人が謎を解いていくという物語。セリフ量も多くなりますね。  

横田 とくに東堂所長のセリフの量がものすごいんですよ。  

木津 僕らの比じゃないですから。  

横田 なのに、完璧に入ってるんですよね。  

木津 見ててすごいなと思うことばかりです。  

横田 稽古場で学べることは多いです。言い回しとか、あれだけの長ゼリフをいろいろな言い方で表現していくとか。一つ一つが勉強になります。

――オリジナル脚本作品ということで、アニメやゲームの原作作品とは違うところはどう感じていますか?

横田 まず、自由にやっていい面が多くあるというのは大きく違うところだと思います。基本的なキャラクターの性格は与えられますけど、それに沿ったことであれば、自由なので。逆に難しいのは、元がないからこそ、すべて自分で一から考えなくてはいけないところ。そこはしっかり考えた上で演じないといけないと思ってます。バックボーンを考える作業をおろそかにしてしまうと、キャラクターの味がなくなっていってしまうので、そこが難しいところかなと思います。

木津 本読みの段階で、早く(稽古に)立ちたいな、立って芝居をやりたいなと思いました。楽しみだなって。実際に動いてやってみると、いいところはいい、違うところは違うよ、って言ってくださるのでわかりやすいですし、演劇をするうえで勉強になりますね。

横田 ほんと学ぶことは多いです。

木津 稽古が終わって家で「こうしたほうがいいのかな」とか考えるのがすごく楽しいです。

大正浪漫探偵譚3

大正浪漫探偵譚3

――ちなみに、お二人は稽古でそろったのは今日が初めてとか。  

木津 そうなんです。お互い別の作品があったりして、なかなかそろわなくて、ようやく。  

横田 やっとそろいました。

お互いの呼び名や趣味…プライベートまで直撃!

――お互いをどんなふうに呼んでいるんですか? 苗字呼びか名前呼びか、ニックネームか。

横田 実はまだ決まってないんですよね(笑)。

木津 僕は「龍儀くん」って呼んでるんですけど、どうなんだろう……あだ名のほうがいいのかな?

横田 でも俺、あだ名で呼ばれたことあんまりないんだよね。だいたい「龍儀」。

木津 僕はあだ名で呼ばれることめっちゃありますよ。

横田 どんな?

木津 「つーくん」、「つーちゃん」とか。番組で「づっつー」と呼ばれて、それが定着してるっていうのもあります。若干言いづらいんですけど(笑)。

横田 じゃあ「きづっつー」って呼ぼうかな。

木津 言いづらいでしょ(笑)。

横田 徐々に決まってくると思います(笑)。

大正浪漫探偵譚4

大正浪漫探偵譚4

――お二人の“沼”、最近ハマっていることについても聞きたいと思います。

横田 最近というより昔からなんですけど、ゲームですね。

木津 一緒。あんまり趣味がないから、あえていうとゲーム。

横田 そこ共通だよね。自分がどっぷりハマったものって、芝居とゲームしかないと思いますね。

木津 まだ一緒にゲームするっていう時間はないんですけど、同じ時間を共有するって大事だと思うから、一緒にゲームを。

横田 したいね。そこから広がる部分もあるからね。

――役柄的にも二人のコンビネーションは大事ですもんね。

木津 ゲームもそうですけど(笑)、コミュニケーションを深めつついい作品に仕上げていきたいですね。

大正浪漫探偵譚5

大正浪漫探偵譚5

――この作品は、謎解きのお話ですが、お二人が何かに直面した時に、直感で乗り切る派か、理論で考える派かというと、どうですか?

木津 僕は直感ですね。完全に。

横田 マジ? 俺、理論だなー。

木津 でもそれ、今回の役に合ってるんじゃないですか?

横田 確かに、そうだね。

木津 僕の役は「とりあえず動け」って感じですけど、僕自身もどちらかというと、そういう感じなんですよね。

横田 僕は、「これをやって大丈夫だろうか」ってまず考えるところから始まるんですよね。直感で判断するっていうのは……昔はあったんですけどね。最近はなくなりましたね。

――では、公演を楽しみにしてる方にひと言お願いします!

横田 僕も台本をもらった時にいろいろと考えながら推理しながら読んで、ワクワクして、結末を読んだ時に「そうなるのか!」って思いました。ぜひ、生の舞台で推理しながら観て、最後までハラハラして観てもらえたらうれしいなと思います。

木津 何も考えずに劇場に来ていただいて、楽しんでいただける作品だと思います。できたら二度三度来ていただくと、もっともっと見えてくる面、わかることがすごくたくさんあると思うので、何度か楽しんでもらえればうれしいです!

大正浪漫探偵譚6

大正浪漫探偵譚6

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【numan】木津つばささん×横田龍儀さんインタビュー動画

■PROFILE
木津つばさ(きづ・つばさ)
1998年1月7日生まれ、広島県出身。2014年、ダンスボーカルグループ「XOX」のメンバーとして活動。2015年、『MY DOOR~熱~』で舞台デビュー。以降、ミュージカル『薄桜鬼』シリーズ、舞台『刀剣乱舞』ジョ伝 三つら星刀語りなどに出演。7月20日~、『ダンガンロンパ3 THE STAGE2018 ~The End of 希望ヶ峰学園~』に出演。

横田龍儀(よこた・りゅうぎ)
1994年9月9日生まれ、福島県出身。2017年~、ミュージカル『刀剣乱舞』~三百年の子守唄~、舞台『龍よ、狼と踊れ~Dragon,Dance with Wolves~』~草莽の死士~などに出演。また、MANKAI STAGE『A3!』~SPRING&SUMMER2018、舞台『戦刻ナイトブラッド』などへの出演が控えている。

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3年の時を経て、大正のシャーロック・ホームズ東堂解が再び最高難度の事件に挑む! " | split: "," %}{% assign items = "劇場,日程,出演,公式サイト" | split: "," %}{% assign contents = "シアター1010,4月18日(水)~4月22日(日),山本芳樹(Studio Life) 木津つばさ 横田龍儀/佐藤友咲 竹中凌平 宮崎湧 夏目雄大 高橋文哉/鐘ヶ江洸 敦貴(α-X’s) 上田悠介/川井雅弘(Candy Boy) 栗田学武 村川翔一 正木航平 三谷怜央 末野卓磨 磯野大 天野眞隆/松本慎也(Studio Life)栗原功平(劇団スーパー・エキセントリック・シアター)/舘形比呂一(THE CONVOY),http://romatan.com/maria/" | split: "," %}{% render 'article_table2', arg1: title, arg2: items, arg3: contents %}
撮影●河井彩美  
取材・文●田部井徹(トリーヌ)  
映像●トリーヌ

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numan編集部

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