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須賀健太さんら、烏野高校の卒業公演!演劇「ハイキュー!!」〝最強の場所(チーム)〞ゲネプロレポート

本公演をもって、2015年11月に開幕した初演より日向翔陽役を務めてきた座長・須賀健太さんら、主役校・烏野高校の全キャストはシリーズを卒業することに。春高予選もいよいよクライマックス、青葉城西高校・白鳥沢学園高校との激突でみせた集大成の姿をレポートいたします!

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ハイキュー1

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「第1章 才能とセンス」

前作の舞台〝はじまりの巨人〞では条善寺高校、和久谷南高校という強敵を倒し、ついに春高予選・準決勝へと駒を進めた烏野高校。

次なる相手は、影山飛雄(影山達也さん)の中学時代の先輩でもあり、”コート上の王様”と呼ばれた影山を上回る存在として、日向翔陽(須賀健太さん)からは”大王様”と称される及川徹(遊馬晃祐さん)が率いる宿敵・青葉城西高校。インターハイ予選にて惜敗した烏野高校にとっては、ゲームセットを告げられた瞬間の悔しさが身に刻まれている相手であることも冒頭では描かれていきます。

ついに試合が開始すると、一進一退の攻防を見せる両チーム。慢心を見せない及川はもちろん、岩泉一(小波津亜廉さん)、松川一静(白柏寿大さん)とチームレベルの高いプレーを見せる青葉城西高校ですが、新たにレギュラー入りした異端児・京谷賢太郎(北村健人さん)の登場に空気が一変!

及川すらもチームの指揮を乱される、京谷の攻撃性はまさに“狂犬”。高い身体能力を持ちながらも仲間意識を持たない京谷に、矢巾秀(山際海斗さん)がかけた言葉とは? そしてチームの最大値を引き出す、及川の指揮もいよいよ真価を発揮していき――。

果たして、勝負の行方は!?

ハイキュー2

ハイキュー2

「才能とセンス」と題された1幕、青葉城西高校との戦いで浮かび上がるのは、及川徹の視点を通した天才・影山飛雄の姿。影山にとっての及川は超えたい相手であり、そのプレイスタイルや実力にコンプレックスを抱いている一方、及川もまた、影山の天才性を意識せずにはいられないことが明確に描かれている今作。

その激情を感じさせる場面では、スマートに見える及川も“バレー馬鹿”の一人であることがひしひしと伝わります。

「第2章 コンセプトの戦い」

続く2幕で描かれるのは、全国3本の指に入る実力を持つ牛島若利(有田賢史さん)を擁する絶対王者・白鳥沢学園高校との決勝戦。

白鳥沢学園高校は、監督・鷲匠鍛治(川上大洋さん)の掲げる方針に基づき、チーム全員が高い能力を持った選手で固められている強豪校。
牛島だけではなく、相手の攻撃を推測して動く『ゲス・ブロック』を得意とする天童覚(加藤健さん)も大きな脅威に。その強烈なキャラクターとともに、天童のトリッキーかつ手強いブロックを表現したパフォーマンスシーンには大注目!

そして、実際にもバレー経験者である有田さんは、キレのあるフォームと、たくましい体格をもって牛島の持つ圧倒的な強さと存在感を見事に表現していました。

ハイキュー4

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ハイキュー3

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中盤からは「第2章 コンセプトの戦い」が意味するように、特色の異なる烏野高校と白鳥沢学園高校の戦いを表現する、“あっ!”と驚くような大掛かりな仕掛けも盛りだくさん!  

舞台上のスクリーンに映像を投影するなど、様々な演出を駆使してバレーボールの試合を演劇的でありながらも、熱い人間ドラマとして描き出してきた演劇「ハイキュー!!」。キャストの熱量と巧みな演出に引き込まれたら、一瞬も目を離すことができないはず。

果して、全国大会への切符を掴む、”最強のチーム”はどこなのか――?

月島蛍に山口忠、成長を続ける烏野高校排球部!

ハイキュー1

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そして、翔陽を支える烏野高校排球部メンバーの成長にも注目。

インターハイ予選での青葉城西高校との戦いでは、サーブに失敗してしまった山口忠(三浦海里さん)。日向、影山、月島と存在感のある1年生が烏野高校には揃う中、唯一スタメンではない山口はOB・嶋田との特訓により新たなサーブを習得!

サーブとは、ブロックという壁に阻まれない究極の攻撃――ひたむきな努力によって掴んだ武器を手に、山口はピンチサーバーとして青葉城西高校戦でのリベンジに挑みます。

また常に理性的なキャラクターである月島蛍(小坂涼太郎さん)にも、白鳥沢学園高校との決勝戦では、圧倒的な実力に身震いするほどの強敵・牛島、そして相手の攻撃を読む能力に長けた天童との駆け引きによって変化が。

ますますクレバーさを発揮するとともに、烏野高校の仲間たちに負けない熱さと闘争心を覗かせていきます。須賀さんとともに初演から同役を3年間演じてきた、小坂さん、三浦さんが見せるキャラクターの新たな表情は本公演の大きな見どころです!

そんな1年生たちに負けじと、2年生の田中龍之介(塩田康平さん)、西谷夕(渕野右登さん)、縁下力(川原一馬さん)もそれぞれのポジションからチームを奮起。特にリベロとしてチームを守る西谷の力強い言葉には、観客も心を掴まれることは必至!

そして悲願の全国出場へのラストチャンス、負ければ引退という中で目にした後輩たちの成長に、自身たちの入部時に思いを馳せる3年生の澤村大地(田中啓太さん)、菅原孝支(田中尚輝さん)、東峰旭(富森ジャスティンさん)

本公演では烏野高校のレギュラーそれぞれにスポットが当てられており、その絆は“繋ぐ”球技であるバレーボールの本質を浮かび上がらせていきます。

座長・須賀健太さんが見せる、日向翔陽の集大成!

ハイキュー

ハイキュー

そして、2015年11月に上演された初演作、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」より3年間に渡って主人公・日向翔陽を演じてきた須賀健太さん。

ワイヤーアクションなどで抜群の身体能力や身軽さを発揮する一方、感情豊かな日向というキャラクターを圧倒的な演技力で描き出し、仲間たちを盛り上げるムードメーカーとしてもカンパニーを大きく牽引してきました。

今作でも舞台上のバレーコートを元気に駆け回り、チームメイトたちとの掛け合いでは屈託のない笑顔を見せる一方で、対戦相手への闘争心も滾らせている様を見事に表現。集大成として日向翔陽の湧き上がる熱量を舞台にぶつける須賀さんの姿は、まさに演劇「ハイキュー!!」の”小さな巨人”と呼ぶにふさわしいものでした。

熱き人間ドラマを堪能しよう

春高予選の準決勝&決勝という大事な2戦を、大胆な演出で描きながらも、多くのキャラクターにスポットを当てて関係性まで浮かび上がらせた本公演。烏野高校キャストの卒業を飾るにふさわしい、熱き人間ドラマをぜひ劇場でお楽しみください!

公演は10月28日(日)までの東京公演に続き、広島・兵庫・大阪・宮城・東京凱旋公演と全国5都市・史上最大規模の公演数にて12月16日(日)まで上演中。また12月16日(日)には、全国の映画館にて大千秋楽ライブビューイングも開催決定しています。

■ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝最強の場所(チーム)

原作:古舘春一「ハイキュー!!」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中
演出・脚本:ウォーリー木下

東京:2018年10月20日(土)~28日(日)TOKYO DOME CITY HALL
広島:2018年11月9日(金)・10日(土)はつかいち文化ホール さくらぴあ 大ホール
兵庫:2018年11月15日(木)~18日(日)あましんアルカイックホール
大阪:2018年11月23日(金・祝)~25日(日)梅田芸術劇場 メインホール
宮城:2018年11月30日(金)~12月2日(日)多賀城市民会館 大ホール
東京凱旋:2018年12月7日(金)~16日(日)日本青年館ホール

キャスト:
須賀健太/影山達也/小坂涼太郎 三浦海里
塩田康平、渕野右登、川原一馬、田中啓太
田中尚輝、冨森ジャスティン/
遊馬晃祐、小波津亜廉、白柏寿大、金井成大、山際海斗
齋藤健心、北村健人、坂本康太、神田聖司/
有田賢史、瀬良祐介、横山真史、加藤健、菊池修司
佐藤信長、辻凌志朗(※辻は一点しんにょう)、高橋駿一/
川下大洋/
山口賢人/佐達ももこ/長尾寧音、斎藤亜美/
内田滋/林剛史

ネルケプランニング 03-3715-5624(平日11:00~18:00)
http://www.engeki-haikyu.com/

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numan編集部

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