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比嘉愛美ドラマ『推しの王子様』感想 第4話、推しの炎上が痛い…!オタクの胸に刺さる言葉とは

フジテレビ系にて放送がスタートした新ドラマ『推しの王子様』、通称『推しプリ。8月5日(木)に放送された第4話では“推し事”が理解し難いという五十嵐航(渡邊圭祐)のため、日高泉美(比嘉愛美)は彼が夢中になれるものに出会うきっかけを作ろうとします。一方、渡辺芽衣(徳永えり)の推しが炎上!?

今回は“推し”に関する名言が次々飛び出しました。2.5次元ファン共感必至のセリフとは……?

『推しの王子様』フジテレビ公式サイトより

『推しの王子様』フジテレビ公式サイトより

via 『推しの王子様』フジテレビ公式サイトより

「徳を積んどいてよかった〜!」

“推し活”を推奨しているペガサス・インクでは、観劇のための早退もOK!
ということでこの日、推しの2.5次元俳優、三上悠太(仲村宗悟)が出演するミュージカルを観に行く予定の渡辺芽衣(徳永えり)は上機嫌。なんでもチケット争奪戦で粘りに粘って、全ステ(全通)できることになったそう。

ゴミ拾いや人助けなど善行を重ねたおかげでチケットを勝ち取れたのだという芽衣は「やっぱり徳を積んどいてよかった~!」と一言。

実はこの「徳を積む」という言葉、オタク――特に2.5次元ファンの間ではよくつかわれる用語なのです。

今や大人気コンテンツとなった2.5次元の舞台やミュージカル。
「良席のチケットが欲しい」「推しの立ち位置に近いところで観たい」ファンの多くがそんな願いをこめて熾烈なチケット争いに参加しています。運が重要になるこの戦いでは普段の行いが左右される……と考えているオタク女子は多いよう。
そこでより幸運を授かるように、善行を積む(=徳を積む)ことを心掛け、チケット争奪戦に臨むのです。

チケット発売時間や抽選選発表が近づくと緊張が走るあの感覚……何度経験しても手に汗握る思いですよね。
芽衣のように願掛けをする気持ちで徳を積み続けるのも大切な心がけかもしれません。

「趣味とか好きなことって人から与えられるもんじゃないだろ」

これといった趣味もなく、せっかくの初任給も使い道がわからないという航に、何か夢中になれるものができればいいと考える泉美。参考にするべく、ミッチーこと光井倫久(ディーン・フジオカ)に映画が好きになったきっかけを尋ねます。

小学生の頃に観た『ダイ・ハード』から受けた衝撃を語ったミッチーは、「趣味とか好きなことって人から与えられるもんじゃないだろ。勝手に夢中になるもんだから」と続けるのです。

「テレビに映ったキャラクターに一目惚れして」「書店でふと手に取って」「友人の勧めから気になって」「たまたま観た舞台で目を惹いて」などきっかけに差異はあれど、ほとんどの場合好きなものとの運命的な出会いは自然とやってきて、吸い込まれるように惹きつけられ、気付けば夢中になっているもの。

自分から興味が湧いたものだからこそもっと知りたいとより深くのめり込み、好きになった当時のことを思い返した時には「エモい」感情も浮かんできたりもしますよね。

いつの間にか降ってくる“推し”との出会いは、今日にも訪れるかもしれません……!

「雷に打たれたようにビビッときて夢中になった」

舞台とクラシックコンサートを観たものの航には刺さらなかったよう。でも、泉美はそんな航に「私も乙女ゲームに出会うまでは何もなかったから」と共感します。

何もなかったけれど、乙女ゲームには「雷に打たれたようにビビッときて夢中になった」のだと笑顔で語る泉美。

ネットが普及して娯楽も増え、今まで以上にさまざまなジャンルのさまざまなコンテンツに親しむ機会が増えた今だからこそ、出会ったその瞬間から「これだ!」と思える出会いはとても貴重です。

例えばマンガ一つをとっても、人気作や話題作から、あまり知られていない名作まで……一生かかっても読みきれない膨大な数の作品がある中で、特別好きになれるものに巡り会えるのは奇跡に近い確率と言えるでしょう。

人によっては、その好きが高じて友人ができたり、結婚に至ったり、仕事に繋がったり、夢ができたり……趣味の範囲を超えて人生の軸や道標になることも。

一生ものの宝になるかもしれない「ビビッ!」な出会いは、大切にしていきたいものですね。

「好きなものって、人生を輝かせてくれる」

推しの炎上に打ちひしがれ、仕事も手につかなくなっている芽衣を見て、航は「好きなものってない方が楽じゃね?」と考えます。

そんな彼に泉美は「好きなものって、人生を輝かせてくれる」と話し、さらに「一瞬で自分の人生を楽しくしてくれる」「好きなものができると分かるんだよね。あっ、私このために生まれてきたんだって。自分の居場所はここにあったんだって分かるの」と伝えます。

寝ることや食べること、生きる上で小さな楽しみや幸せはたくさんあります。
でも、例えばアニメを観ているとき、ライブに熱狂しているとき、イベントに参加しているとき、絵を描いているときなど、まさに寝食を忘れるほど熱中できることに触れている瞬間は、ほかの何にも代え難い幸せを感じますよね。あの高揚感や喜びこそ、人生が輝いている証なのでしょう。

好きなことがあるからこそ、その楽しみのために頑張ろうと生活にメリハリが出て、生きる気力も湧き上がってきます。好きなもの、推しの力は偉大です。

「2次元でもない、3次元でもない、まさに2.5次元」

炎上騒動を受け引退する推し。その最後のミュージカル、しかも千秋楽のチケットを持っているけれど……こんな気持ちで観られる気がしない。

迷う芽衣は推しとの出会いを振り返ります。
「汗が飛び散ってて、キラキラしてて、ああ…本当に生きてるんだなあって」「2次元でもない、3次元でもない、まさに2.5次元」……そんな推しを見て、気づけば涙が出ていたそう。

2.5次元作品がここまで人気となった一番の理由は、間近で躍動するキャラクターを感じられることに尽きるでしょう。

会ってみたいと何度も夢みたキャラクターが2.5次元となって目の前に現れた時の感動は忘れられないもの。

思い描いた通りの容姿でそこに存在していて……目を合わせることができたり、ハイタッチしてくれたり。さらにはキャラクターが動くことで起きた風が伝わってきたり、リアルな足音がしたり、些細なことにも「生きてる……!」と感極まったことを覚えています。

そんな夢を叶えてくれる役者さん自身にハマってしまうのも無理はありません。
役者さんにもプライベートがあるってわかっているけれど……好きだからこその言い表し難い複雑な気持ちに、皆さんも共感したのではないでしょうか。

第5話も注目!見逃し配信も♪

次回、第5話は航が「好き」の気持ちを学ぶ!? 泉美との仲がどう変化していくのかにも注目していきましょう。

第3話はFODプレミアムやTVerなどで配信中。見逃してしまった人はチェックしておきましょう♪

<予告>木曜劇場「推しの王子様」第5話8月12日(木)よる10時放送!

■『推しの王子様』第1話感想 名言だらけでオタク共感!「推しは生きる力をくれる」
https://numan.tokyo/drama-stage/K1kNW
■『推しの王子様』第2話に胸打たれた…!「推しは今日も変わらず尊い」「1mm単位にこだわって作ってんだよ」
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■ 渡邊圭祐ドラマ『推しの王子様』第3話に救われる…「誰だって最初はレベル1だもん」「編んでやるからな!」
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ドラマ『推しの王子様』放送情報

毎週木曜よる10時〜 フジテレビ系にて放送中

キャスト
日高 泉美…比嘉 愛未
五十嵐 航…渡邊 圭祐
光井 倫久…ディーン・フジオカ
古河 杏奈…白石  聖
渡辺 芽衣…徳永 えり
有栖川 遼…瀬戸 利樹
小原 マリ…佐野ひなこ
織野洋一郎…谷  恭輔
藤井  蓮…藤原 大祐
水嶋 十蔵…船越英一郎

スタッフ
脚本
阿相クミコ
伊達さん(大人のカフェ)

音楽
瀬川 英史

主題歌
Uru『Love Song』
(ソニー・ミュージックレーベルズ)

挿入歌
DEAN FUJIOKA『Runaway』
(A-Sketch)

編成企画
狩野 雄太
江花松樹

プロデュース
貸川 聡子

演出
木村 真人
河野 圭太
倉木 義典

制作著作
共同テレビ

<予告・60秒>木曜劇場「推しの王子様」第2話7月22日(木)よる10時放送!

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numan編集部

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