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比嘉愛美ドラマ『推しの王子様』第5話 感想、オタクの恋愛はオタ活にも通じる?誰かの“好き”を否定しない

フジテレビ系にて放送がスタートした新ドラマ『推しの王子様』、通称『推しプリ。8月12日(木)に放送された第5話では、胸キュンを生み出す乙女ゲーム制作会社勤務でありながら恋愛を知らない五十嵐航(渡邊圭祐)が「好きってなんなんでしょうね……」と呟く由々しき事態が発生!? さらに、そんな航が日高泉美(比嘉愛美)と遊園地デートへ行くことに……。

今回は「好き」という気持ちを巡って、ペガサス・インク社員たちそれぞれの恋愛に関する名言が多く飛び出しました。オタクの恋愛論はオタ活にも通じる!?

『推しの王子様』フジテレビ公式サイトより

『推しの王子様』フジテレビ公式サイトより

via 『推しの王子様』フジテレビ公式サイトより

「頑張ってる子はまぶしい〜!」

大学に通いながらインターンとしてペガサス・インクでも活躍する古河杏奈(白石聖)の頑張りを、先輩社員の小原マリ(佐野ひなこ)渡辺芽衣(徳永えり)は「頑張ってる子はまぶしい〜!」「いや〜直視できな〜い!」と彼女を褒めます。

大学とインターンのみならず、泉美に憧れてオタ活も精力的に行ったり、航へ気持ちを伝えようと恋愛面でも努力を怠らない杏奈のフレッシュさ、エネルギッシュさには感心してしまいますよね。
コロナ禍にありおうち時間も増えることでなんとなく時間を消費してしまいがちですが、どんなことでも杏奈のように前向きに取り組んでいきたいものです。

またやはり『推しプリ』ならではの観点として、このセリフは直視できないくらいまぶしい、みなさんの推しのことも彷彿とさせたのではないでしょうか? 推しがまぶしく輝いているのは彼らが日々頑張っているからこそ……推しをより一層応援しようと感じさせてくれる言葉でもありました。

「つまり恋愛っていうのはいわば織物」

一方、有栖川遼(瀬戸利樹)に召集された泉美は“好き”をテーマにした緊急ミーティングに参加していました。

編み物大好き織野洋一郎(谷恭輔)は、“編む”と“織る”の違いを例に“好き”を説明していきます。編むことは一本の糸で可能だけど、織ることは縦糸と横糸を必要とする。
……洋一郎に言わせると、「つまり恋愛っていうのは、いわば織物」なんだそう。

クスッと来てしまうセリフですが、洋一郎の例えは言い得て妙。

洋一郎が歌いかけた名曲、中島みゆきさんの「糸」然り、人を好きになるのは相手があってこそ。独りよがりでは人を好きになることも、その先へ発展することも難しいのです。自分の糸と相手の糸が絡み合って一つとなり、少しずつ関係が紡がれていくんですね。

運命の赤い糸」なんて言葉もありますし、糸のことを熟知している洋一郎は意外にも恋愛マスターなのかもしれません……!

「長年頑張ってきた彼が報われないじゃん」

制作中の乙女ゲームのシナリオについて、泉美は初期の分岐点がこのままではほとんどの人が新しいキャラ・に出会える選択肢を選んでしまい、これまで共に行動してきたの元へ戻る選択肢には魅力が足りないとを指摘します。

しかし、光井倫久(ディーン・フジオカ)はこれまでずっと一緒にいた陸に愛情が芽生えていれば、このままの選択肢でもじゅうぶん魅力的であると反論。熱くなる光井は「いや彼だってずっと必死にアピールしてきたんだからさ」「それじゃ長年彼女のために頑張ってきた彼が報われないじゃん」と語気を強めるのです。

実は密かに泉美に片想いしている光井は、仕事の関係以上に親しくなっているように思える近頃の泉美と航にやきもきしている様子。

乙女ゲームのプレーヤーがずっとそばにいた陸よりも新出の海のところへ行ってしまうことが、まるで泉美が自分の元から航のところへ行ってしまうかのように感じられたのでしょう。
「それって多分ドキドキとは違うよね」「いつもそこにいる感じがするから手に入らないもどかしさがないのかもね」と泉美の言葉も光井の心情を思うと辛辣に感じられました。

優しすぎるがゆえになかなか関係を発展させることができない光井。応援したくなっちゃいますね……!

「誰かを好きになるのに正解なんてない。自分に正直に」

“好き”が分からずに悩む航から「好きな人いないの?」と尋ねられた泉美は、「いるよ。ケント様」と答え、「誰かを好きになるのに正解なんてない。自分に正直に」と続けます。

「ケント様」という答えが泉美の本心なのか、照れ隠しなのかハッキリとは描かれませんでしたが、今の時代、誰かを好きになるというのは何も相手が身近な異性だとは限りません。

同性を好きになることも、とても歳を離れた相手を好きになることもあれば、マンガのキャラクターやアイドルを好きになったり……“好き”にも一言では言い表せないいろんな形があります。

だからこそ、2次元のゲームキャラクターであるケント様への“好き”の気持ちを、他人の前でこうも堂々と宣言する泉美の言葉には救われたという方も多いのではないでしょうか。

推しプリ』に共感するオタクな視聴者のみなさんは、キャラクターに、声優に、役者に……さまざまな作品やコンテンツに触れることでより一層いろんな“好き”を経験すると思います。
そんな中で自分の“好き”も誰かの“好き”も否定することなく、受け入れていきたいですね。

「現実の世界はゲームのように前の分岐に戻ったり、リセットしたりできない」

日曜日には遊園地でデートをし、楽しい時間を共有した泉美と航。
しかし、航は光井と泉美の会話を聞いてしまい、自分が二人の賭けの道具にされていたんだと知り失望します。泉美は誤解を解こうとしますが、怒った航は荷物をまとめ出て行ってしまうのです。

一人になった部屋で泉美は「現実の世界はゲームのように前の分岐に戻ったり、リセットすることはできない」と考え込むのでした。

ゲームの世界では誤った選択をしてしまったらリセット、違うアイテムが出たらリセット、死んでしまったらリセット、と何回でもやり直すことができますが、現実の世界でリセットは通用しません

育成も順調で、仲を深めつつあった航を傷つけ、怒らせててしまった事実はもう変えることはできない……その重みが泉美にのしかかっていたよう。
私たちも今回の泉美のように、軽はずみな言動で誰かを嫌な気持ちにさせたり、友人を失ったり、恋人と別れることになってしまったり……もちろん、対人関係のみならず取り返しのつかないトラブルはいつでも起こり得ます

どんな言動を取るか、慎重に選んでいきたいですね。

第6話も注目!見逃し配信も♪

次回、第6話では泉美と航はどうなってしまうのか……!? 壊れた関係が修復できるのかに注目です。

第5話はFODプレミアムやTVerなどで配信中。見逃してしまった人はチェックしておきましょう♪

<予告>木曜劇場「推しの王子様」第6話8月19日(木)よる10時放送!

■『推しの王子様』第2話に胸打たれた…!「推しは今日も変わらず尊い」「1mm単位にこだわって作ってんだよ」
https://numan.tokyo/drama-stage/5XgGz
■ 渡邊圭祐ドラマ『推しの王子様』第3話に救われる…「誰だって最初はレベル1だもん」「編んでやるからな!」
https://numan.tokyo/drama-stage/T27YZ
■ 比嘉愛美ドラマ『推しの王子様』第4話、推しの炎上が痛い…!オタクの胸に刺さる言葉とは
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ドラマ『推しの王子様』放送情報

毎週木曜よる10時〜 フジテレビ系にて放送中

キャスト
日高 泉美…比嘉 愛未
五十嵐 航…渡邊 圭祐
光井 倫久…ディーン・フジオカ
古河 杏奈…白石  聖
渡辺 芽衣…徳永 えり
有栖川 遼…瀬戸 利樹
小原 マリ…佐野ひなこ
織野洋一郎…谷  恭輔
藤井  蓮…藤原 大祐
水嶋 十蔵…船越英一郎

スタッフ
脚本
阿相クミコ
伊達さん(大人のカフェ)

音楽
瀬川 英史

主題歌
Uru『Love Song』
(ソニー・ミュージックレーベルズ)

挿入歌
DEAN FUJIOKA『Runaway』
(A-Sketch)

編成企画
狩野 雄太
江花松樹

プロデュース
貸川 聡子

演出
木村 真人
河野 圭太
倉木 義典

制作著作
共同テレビ

<予告・60秒>木曜劇場「推しの王子様」第2話7月22日(木)よる10時放送!

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numan編集部

声優、アニメ、舞台、ゲームまで!オタク女子のための推し活応援メディア

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