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新作歌舞伎『NARUTO -ナルト-』舞台上に滝が出現!忍術に圧倒…!|見どころ&囲み取材レポート

古典歌舞伎はビジュアル系!? 囲み会見レポート

NARUTO1

NARUTO1

(右)うずまきナルト役:坂東巳之助さん、(左)うちはサスケ役:中村隼人さん
――『NARUTO』は世界的にも指示されている作品。大変なチャレンジになりそうですが……。

うずまきナルト役 坂東巳之助さん(以下、巳之助さん) :今回は、全72巻の長大な原作のどこか1つのストーリーをフィーチャーするというわけではなく、完結までを描くということを当初から掲げて制作が始まりました。最初はそれが制約になっていた部分もありましたが、原作の選りすぐりのシーンを4時間の舞台なかに収められたと思います。ノンストップで進んで行く物語の、全場面が見どころとなっています。

うちはサスケ役 中村隼人さん(以下、隼人さん) :普段の歌舞伎でも立ち回りはありますが、今回はさらに速いアクションが多くなっています。歌舞伎ではひとつひとつの”型”で見せる立ち回りが多いのですが、今回のアクションは”型”のなかにもリアルさを見せる部分があり、足の運び方なんかにも微妙な違いがあってそこには苦労しました。無意識に慣れた動きをしてしまいがちなので(苦笑)。

巳之助:アクションシーンがなぜ見どころかというと、原作の『NARUTO』がバトルマンガだからなんです。戦いによってキャラクター同士が心を通わせたり、物語が進んで行くというのがバトルマンガだと思うので、舞台上でもアクションシーンは物語の進行上不可欠なものになっています。立ち回りも芝居の流れの一部ということで、アクションシーンが見どころなんだと思います。

NATUROナルト

NATUROナルト

うずまきナルト/坂東巳之助さん
――人気作品の舞台化ということで、大変なことも多かったのでは。  

巳之助:原作を好きな人にも喜んでもらいたいです。僕らも『NARUTO』を読んで育ってきて、今でも『NARUTO』が大好きなので、僕ら自身もガッカリしたくないですし。ナルトやサスケを見て育ってきた世代のひとたちもそうですし、今現在『NARUTO』が好きな子供たちにもガッカリしてほしくない。  

隼人:はたけカカシ役の嘉島典俊さんのお子さんが稽古を見られていたんですが、彼らはナルトたちの子供時代は知らないらしいんです。だから、ナルト・サスケの大人になってからの姿しか知らない今小学生くらいの子には、逆に新鮮に感じてもらえるんじゃないかと思います。『NARUTO』は特殊な用語も多いのですが、説明ばかりだと単調になってしまうのである程度は省きつつ、でも知らない人で楽しめるように作っています。

NARUTOサスケ

NARUTOサスケ

うちはサスケ/中村隼人さん
――G2さんの脚本・演出に関してはいかがですか?

隼人:僕ら歌舞伎俳優は演出家さんのいる舞台を経験することがあまりなくて。歌舞伎だと、たいてい主演の方が演出家を兼ねるので。G2さんに演出面など、事細かに見てもらえるのは心強い部分が大きいです。  

巳之助:僕はG2さんと組ませていただくのが2回目なんですけど、相変わらずの”G2節”みたいなのはありますね。そんななかでも、今回は「新作歌舞伎」ということで、歌舞伎らしい見せ方などにもこだわられていました。アクションに対しても、物語上の見せ方や、キャラクターの心情なんかを乗せてくれるので心強かったですね。  

――“新作歌舞伎”ですが、ロックテイストな部分もあるんですよね。  

隼人:はい。今回、和楽器バンドさんがいろいろな楽曲を提供してくれているので、歌舞伎らしい和なテイストのなかにもロックな新しい音楽が溢れていて『NARUTO』の世界観にもはまっていると思います。……(衣裳も)ビジュアル系ですか?(笑)  

巳之助:新作歌舞伎『NARUTO』にはもっとビジュアル系な人たちがいっぱい登場しますよ!  古典の歌舞伎自体がビジュアル系のような衣裳やメイクの役どころが多いですから。  

隼人:猿之助・愛之助のお兄さんたちが演じられるマダラの髪なんかは、歌舞伎の『連獅子』で使用するヤクの毛を使ったりもしているので、歌舞伎で普段から使っているものをアレンジしている部分も多いんですよね。  

NARUTO3

NARUTO3

うちはマダラ(交互出演)/市川猿之助さん
――市川猿之助さん・片岡愛之助さんがWキャストで演じられる、うちはマダラの違いなどはいかがですか?    

巳之助:同じ台詞・同じ演出ですが、別の人が演じることでそれどれの色がすごく出ていると思います。おふたりそれぞれ、マダラに関するこだわりも違いますし、立ち回りなども少しずつ変わっているので、ぜひ両方をご覧いただきたいですね。

隼人:本当に、同じ台詞を言っているはずなのに、ガラッと雰囲気が変わるんですよ。    

NARUTO4

NARUTO4

うちはマダラ(交互出演)/片岡愛之助さん
――もし忍者になったらやってみたいことは?  

隼人:影分身ですね。

巳之助:影分身はやってみたい。ナルトの影分身の特徴は、分身が自分に戻ってくると、影たちが経験したことが自分に還元されるという部分なんです。1000人に分身して1時間修行をしたら、1000時間修行をしたことになるっていう。  

隼人:それ、いいですよね!  

巳之助:これは非常にうらやましいですね!  

――おふたりとも『スーパー歌舞伎II ワンピース』を経ての新作歌舞伎『NARUTO -ナルト-』になりますが、2作品はライバル的な関係ですか?  

巳之助:そういう風にご覧になられるお客様も多いと思います。ただ、ご覧いただけば分かる通り、まったく違う作風の舞台になっています。極端な言い方をすると、原作のマンガ自体『ワンピース』は陽、『NARUTO』は陰な部分があるので、舞台も『スーパー歌舞伎II ワンピース』のように「みんなで盛り上がろう!」というのとは違い、舞台自体をじっくり楽しんでいただける作品になっていると思います。  

NARUTO5

NARUTO5

――最後に舞台の見どころと意気込みをお願いします。    
 
巳之助:一度幕が開いたら最後まで、すべてが見どころなスピーディかつ濃密な作品になっています。『NARUTO』の原作をご存知な方、ご存知ない方、どちらにも楽しんでいただけることを目標に舞台を作り上げてきました。    

隼人:
8月4日から27日までの公演です。ぜひぜひ、新橋演舞場に足をお運びください。

歌舞伎らしい大仕掛け! 舞台の見どころをチェック

三部構成で、コミックス全72巻を描き上げる新作歌舞伎『NARUTO -ナルト-』。  

忍五大国のひとつである火の国に、仮面の男が操る“九尾”という巨大な狐の化け物が現れ、忍びの里・木ノ葉隠れの里では、里長である四代目火影とその妻が自らの命と引き換えに、九尾の化け物を生まれて間もない赤子に封印し、災禍を治めていく――。  

序幕では、ナルト・サスケ・サクラがチームになった日や、第七班の活動、ナルトと自来也との出会いなどが描かれ、派手なアクションや影分身の忍術も披露! さらに、幕引きでは綱手・自来也・大蛇丸率いる、なめくじ・蝦蟇・大蛇が歌舞伎らしい三すくみを大仕掛けで見せてくれます。

NARUTO6

NARUTO6

二幕では、ナルト、サスケ、サクラそれぞれの修行や、イタチとサスケの兄弟対決、ナルトの出生の秘密が描かれ、ここではナルト役の巳之助さんがナルトの父・ミナト役を演じるのも見どころ。大詰では、父により九尾の力を戻され息を吹き返したナルトと、兄・イタチの真実を知ったサスケがマダラとの最終決戦に勝利し、最後の決着をつけるため“終末の谷”での熾烈な戦いを繰り広げていきます……!
NARUTO7

NARUTO7

舞台上に滝を出現させ、1階前方の客席へ事前にビニールシートが配られるほど大量の本水を使ったアクションは圧巻!  そして、和解したナルトとサスケはそれぞれの道を歩み始める――。
原作72巻から「これぞ!」というシーンが、選びに選び抜かれた4時間の舞台。忍びたちの忍術や、作中に登場する日本古来の伝承に材を得た世界観が歌舞伎の世界と見事にマッチしており、全編が見どころという言葉のとおり息つく暇のない仕上がり。  

本編は目を逸らす暇もありませんが、序幕と一幕の間の30分、一幕と大詰の間の25分の幕間には、劇場で販売されている『NARUTO』をイメージした折詰弁当(ナルト弁当/サスケ弁当)などで一息つくのも、歌舞伎鑑賞ならではの楽しみ方です。初めての歌舞伎を『NARUTO』で体験してみてください♪

NATURO

NATURO

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numan編集部

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