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舞台『ブルーロック』サッカー指導稽古に潜入!潔役・竹中凌平「性格が悪い主人公、好きです(笑)」佐藤信長、佐伯亮の“エゴ”は?

2018年より「週刊少年マガジン」(講談社)連載中の、金城宗幸(原作)、ノ村優介(漫画)によるエゴイストFW育成サッカー漫画『ブルーロック』。累計発行部数2000万部を突破し(2023年2月時点)、第45回講談社漫画賞少年部門を受賞するなど、多くのファンを魅了しています。この『ブルーロック』がついに舞台化!

本作で主人公・潔 世一を演じる竹中凌平さん、蜂楽 廻を演じる佐藤信長さん、千切豹馬を演じる佐伯 亮さんが、本稽古を前に、サッカーの練習で汗を流しました。

この日、サッカー指導を行ったのは、豊島区を本拠地とした社会人チーム「エリース東京FC」現役選手の色摩雄貴選手(FW)、松岡ジョナタン選手(FW)、神田凛星選手(MF)の3名。ボールの蹴り方、受け方という基本中の基本から最後はミニゲーム形式まで丁寧に指導し、サッカーの魅力を竹中さん、佐藤さん、佐伯さんの3人に伝えていました。
舞台『ブルーロック』サッカー指導公開稽古‗竹中凌平さん...

舞台『ブルーロック』サッカー指導公開稽古‗竹中凌平さん、佐藤信長さん、佐伯 亮さん

「サッカーをやるのは小学生以来」と話す竹中さん。最初は苦戦していた様子でしたが、徐々にボールへのタッチが柔らかくなり、表情も笑顔に。佐藤さんは積極的に3選手に質問しながら体得しようという雰囲気。3人の中では最もサッカー経験のある佐伯さんは、その感覚を取り戻すようにプレー一つ一つを丁寧に確認していました。

1時間近く行われたサッカー練習を終え、6人は合同取材に参加。サッカーを通して距離を縮めた6人の和やかなトークが展開されました。

佐伯 亮「(みんなでやる)サッカーと舞台は一緒」

負けたら一生日本代表に選出されることはないという厳しい条件の元、主人公の潔世一を初めとしたサッカーに人生をかける者たちが、厳しい試練を勝ち抜こうと奮闘していくストーリーが展開されます。

そのストーリーやテーマ性から“史上最もイカれたサッカー漫画”と呼ばれるほどに衝撃的な作品でもあります。

舞台『ブルーロック』サッカー指導公開稽古‗竹中凌平さん...

舞台『ブルーロック』サッカー指導公開稽古‗竹中凌平さん、佐藤信長さん、佐伯 亮さん

佐伯さん 僕はサッカー経験者で中学生までサッカーをやってたんですけど、サッカーをしたのは久しぶりでした。今日は本当に楽しかったというのと、あと、みんなでサッカーするということ、みんなで何かをやるという意味で舞台と一緒だなと思いました。僕は(佐藤)信長くんは初めてだったんですけど、ボールを回してパスをしてコミュニケーションが取ることができて、すごくプラスになった1日でした。

佐藤さん 僕はサッカーの経験はないんですけど、実際にやってみてサッカーに対する解像度が上がった感じがします。こういう機会を与えていただいて本当にサッカーがより好きになりましたし、これがどう舞台に活かせるのかまだわからないですけど、でもサッカーというものがすごく身近になったような気がします。

竹中さん 僕もサッカー経験がなくて、小学生の体育の授業以来にボール蹴った気がします。うまくなったかどうかは別にして、サッカーの楽しさを知れたというのは大きい収穫だったかなと思います。

舞台『ブルーロック』サッカー指導公開稽古‗竹中凌平さん...

舞台『ブルーロック』サッカー指導公開稽古‗竹中凌平さん、佐藤信長さん、佐伯 亮さん

と、それぞれこの日の経験で一気にサッカーとの距離が縮まった様子。

エリース東京の松岡さんも「才能ありすぎてビックリしました。もちろん最初はなかなかボールを蹴り慣れてないところもあったんですけど、やってみるとどんどんみんなうまくなって、僕から見て才能はみんなあると思います」とお褒めのコメントが飛び出すと、3人とも「ありがとうございます!」と満面の笑み。

そんな3人に今回演じる役についての印象は?という質問が投げかけられると…。

竹中凌平「性格の悪い主人公、好きです(笑)」

佐伯さん まだ舞台稽古が始まってないので、つかめてない部分もあるんですけど、千切の第一印象としては、まず、見た目が本当に美しい人だなと。あと、すごく野心が強くて、内に持ってるものがすごく熱いキャラクターなのかな、という印象は受けています。でも、読めないキャラクターではあるので、そこは台本をいただいて稽古に入っていく中で自分なりの千切を作っていけるように精進します。
舞台『ブルーロック』サッカー指導公開稽古‗竹中凌平さん...

舞台『ブルーロック』サッカー指導公開稽古‗竹中凌平さん、佐藤信長さん、佐伯 亮さん

佐藤さん 蜂楽くんは、出てくるキャラクターの中でもオンとオフの差みたいなのがすごく激しいキャラクターだなというのは感じていて、正直アニメを見ていて思ったのは、みんながミーティングしてるシーンで寝てたりするので、横になって目をつぶってればいいのかな、ちょっと楽かなって思ったんですけど(笑)。

でも、試合になるといろいろなプレーで楽しませてくれるし、蜂楽くんがフィーチャーされるとワクワクさせてくれるようなキャラクターです。身体能力も高いキャラクターだと思うのでプレッシャーもあるんですけど、(稽古まで)少し時間があるので、できるだけ蜂楽くんにいろんな面で近づけるように努力をしていきたいと思います。

竹中さん 最初見た時はみんなの圧に押されて潔大丈夫かな、って思ってたんですけど、回を追うごとにどんどん自分のエゴに目覚めて覚醒していって、最近なんか段々言葉遣いも悪くなって、性格もちょっとずつ悪くなってるのが出てて(笑)、僕は性格の悪い主人公はすごく好きなのでこのままいってほしいですね。
舞台『ブルーロック』サッカー指導公開稽古‗竹中凌平さん...

舞台『ブルーロック』サッカー指導公開稽古‗竹中凌平さん、佐藤信長さん、佐伯 亮さん

と、それぞれのキャラクターへの思いを語ってくれました。

また、サッカーメディアの方から「チームスポーツの中のエゴというのはこの作品の一つのテーマとしてあると思いますが、舞台役者さんにとってはチームで仕事をする中でエゴみたいことは意識されますか?」という質問が投げかけられ舞台におけるエゴのお話に。

佐藤信長「舞台で“エゴ”は我慢するかも」

舞台『ブルーロック』サッカー指導公開稽古‗竹中凌平さん...

舞台『ブルーロック』サッカー指導公開稽古‗竹中凌平さん、佐藤信長さん、佐伯 亮さん

佐伯さん でもこれ(語るのは)恥ずかしいですね(笑)。

竹中さん 舞台ってすごい協調性を大事にしたりするもので、エゴを出し過ぎる役者って嫌われてしまったりする。そういう意味では自分がどう評価されるか、というより、作品が良い評価を受ければいいかなという考え方でいます。

佐藤さん 逆にエゴ出したり、ここ目立ちたい、めっちゃ自分今いい感じだなって思っていても、自分じゃないところに焦点があたってる場面だとそっちを観てもらわないといけない。そういうときは我慢…というか、抑えるかもしれないですね。

佐伯さん 確かに協調性が一番大事なお仕事かもしれないですね。エゴが強いたちが集まってる現場って本当に行きたくなくなっちゃう、みたいな(笑)。その中でももちろん個性というか、そういうのは絶対あったほうがいいですし、それこそ埋もれるって言い方はあれですけど、自分たちも仲間でありライバルっていうのはあるので、嫌われないぐらいに塩梅を見ながらやっているかもしれないですね。

舞台『ブルーロック』サッカー指導公開稽古‗竹中凌平さん...

舞台『ブルーロック』サッカー指導公開稽古‗竹中凌平さん、佐藤信長さん、佐伯 亮さん

と、それぞれ興味深いお答え。

サッカーメディアの記者から「サッカー選手はエゴを出せ、そのぶつかり合いが大事というカルチャーなので新鮮でした」と返されると、竹中さんは「でも今回舞台『ブルーロック』をやって性格変わるかもね。エゴ出しまくるかも(笑)」と返します。

佐伯さんも「作品によっていろいろあるかもしれないですね。その作品はこういう感じだけどこっちはみんなで楽しく作るほうが一番だよねというのも。現場によって違いますね」とコメントし、舞台におけるエゴについて赤裸々に語ってれました。

舞台『ブルーロック』は協調性との矛盾が面白い!

そして、合同取材会の最後には3人から舞台『ブルーロック』に向けての力強い意気込みコメントが。

佐伯さん 本日ありがとうございました。今日サッカーをやってみて、すごくチームワークというのが大事だなというふうに感じました。みんなで熱い作品をお届けできるように精進して参りますので、ぜひよろしくお願いします。

佐藤さん 本日はありがとうございました。もちろん普通に楽しく観てくださる方も多いと思うんですけど、こういうスポーツ作品というのはスポーツをやってた方・やってる方には気になっちゃう点もあると思います。

そこの説得力を僕らがいかに出せるように頑張れるかだと思うので、まだちょっと時間はあるので、少しでも一流に近づけた状態で作品をお届けできたらいいなと思っています。ぜひ楽しみにしていただきたいです。

舞台『ブルーロック』サッカー指導公開稽古‗竹中凌平さん...

舞台『ブルーロック』サッカー指導公開稽古‗竹中凌平さん、佐藤信長さん、佐伯 亮さん

竹中さん 今日はありがとうございました。青空の下で運動するって気持ちいいっていうのを感じました。今日お話ししてて思ったのですが、協調性が大事な舞台でテーマがエゴって、矛盾してて面白いなと思うんです。まだ稽古はこれからですけど、どういう作品になるんだろうというのはすごくわくわくしています。

「エリース東京」の皆さんが心から「楽しい」って思ってもらえる作品いなればいいなと思い、そして楽しみに待ってくださってるお客様が「いい作品だった」って言ってくれるような作品になるように頑張りたいと思います。ありがとうございました!

撮影/tori-inu
取材・文/田部井徹(トリーヌ)
衣裳協力:DECENTE UMBRO

舞台『ブルーロック』

舞台「ブルーロック」ビジュアル

舞台「ブルーロック」ビジュアル

via 舞台『ブルーロック』メインビジュアル
【原作】原作:金城宗幸 漫画:ノ村優介
『ブルーロック』(講談社「週刊少年マガジン」連載)
【脚本・演出】 伊勢直弘
【出演】
潔 世一:竹中凌平
蜂楽 廻:佐藤信長 國神錬介:松田昇大 千切豹馬:佐伯 亮
久遠 渉:佐織 迅 雷市陣吾:佐藤たかみち 我牙丸吟:村松洸希 伊右衛門送人:澤田拓郎 五十嵐栗夢:書川勇輝
馬狼照英:井澤勇貴 二子一揮:坪倉康晴 鰐間淳壱:船木政秀 鰐間計助:川井雅弘
凪誠士郎:小坂涼太郎 御影玲王:菊池修司 剣城斬鉄:益永拓弥 絵心甚八:横井翔二郎
アンサンブル
安藤勇雅 窪寺直 土居健蔵 中土井俊允 牧野裕夢
【日時】
2023年5月4日(木)~7日(日)〈大阪〉
2023年5月11日(木)~14日(日)〈東京〉
サンケイホールブリーゼ〈大阪〉 https://sankeihallbreeze.com/
サンシャイン劇場〈東京〉 https://sunshine-theatre.co.jp/
【主催】 舞台『ブルーロック』製作委員会
【制作】 Office ENDLESS
【公式HP】 https://officeendless.com/sp/bluelock_stage
【公式Twitter】 @BLUELOCK_STAGE
ハッシュタグ「#ブルーロック」「#BlueLock」「#ブルステ」

©金城宗幸・ノ村優介・講談社/舞台『ブルーロック』製作委員会

舞台『ブルーロック』出演者

潔 世一:竹中凌平
「家庭教師ヒットマンREBORN! TheSTAGE」 沢田綱吉役
「あんさんぶるスターズ オン・ステージ!」 明星スバル役
舞台『ブルーロック』出演者

舞台『ブルーロック』出演者

蜂楽 廻:佐藤信長
ミュージカル『⼑剣乱舞』 源清麿役
ミュージカル『DREAM!ing』 望月悠馬役
舞台『ブルーロック』出演者

舞台『ブルーロック』出演者

國神錬介:松田昇大
「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- Rule the Stage -」 山田二郎役
「HELI-X」 シュンスイ役
舞台『ブルーロック』出演者

舞台『ブルーロック』出演者

千切豹馬:佐伯 亮
「あんさんぶるスターズ オン・ステージ!」 守沢千秋役
「家庭教師ヒットマンREBORN! TheSTAGE」 入江正一役
舞台『ブルーロック』出演者

舞台『ブルーロック』出演者

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numan編集部

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