あの名曲の裏話も…！浦田わたる・仲村宗悟 「アオペラ」1st ALBUM 発売記念イベントレポート【写真あり】

7月24日（日）に、東京・新宿で「アオペラ -aoppella!?- 1st ALBUM -A- 発売記念アニメイトトークイベント」が開催されました。イベントには、紫垣明 役の浦田わたるさん、深海ふかみ 役の仲村宗悟さんが登壇。
普段から交流があるというお二人ならではのテンポの良い掛け合いがとても面白く、始終和気あいあいとしていたイベントのレポートをnumanがお届けします♪

スタッフから呼び込まれ、客席後方から登場した浦田さんと仲村さん。このようなイベント自体が久しぶりという浦田さんは、緊張もあり、恥ずかしくてお客さんの顔が見れないとのことで、「慣れるまでそっち（仲村さんの顔）を見る」と話します。
それを受けた仲村さんは、「いくらでも見てください。僕は減らないんで！」と気楽に返したものの、実際に浦田さんがジロジロと見始めると、「そこまで見られるとさすがに減る！（笑）」と、若干照れ臭そうにする場面が。

アルバム発売記念イベントということで、話題は「アオペラ -aoppella!?- 1st ALBUM -A-」に。「声だけで1枚のアルバムが出来るってすごいことだよね」と話す仲村さん。普段アルバムを聴いていても、自分たちがやっていることなのにすごいと感心してしまうのだとか。

また、仲村さんはカバー楽曲「白日」について触れ、アルバム収録楽曲ではないものの、一番最初に作品に触れた・収録した楽曲ということもあり、印象深いと話します。中でも実写MVは、「温度感がわからなかった時で、みんなあまり動かず撮影している中、豊永利行さんだけ空気感が違うところがポイント」なんだそう。

完成版MVを見た浦田さんは、あまりに映像慣れしている豊永さんを見て、「俺どれだけ動かないかを重視してたのに……わかればもっとふざけてた」とコメント。

今後また実写MVがある時は、そんな姿が見られる、かも？

仲村さんに『アオペラ』に参加する時にどう思った？　と聞かれた浦田さん。「マジかって思った。俺いいんすか？　って」というのが正直な感想だったと言います。

「謙遜しすぎ」と返す仲村さんに、「だってメンバーやばくないですか？ 名の知れた方々ばっかりで……。メンバーがすご過ぎて怖いって思いました」と感想を告げた後、「そんななか、仲村宗悟？　誰だこいつってなりました」と、隙あらば仲村さんをいじる浦田さん。仲村さんも「おい！（笑）それなら濱野大輝も誰だってなれ（笑）」と突っ込むも、「濱野大輝は知ってたんですよね（笑）」と、漫才のような掛け合いを見せ、笑いを誘います。

なんでも浦田さんと仲村さん、猫屋敷由比役の濱野大輝さんの3人は、『アオペラ』がきっかけで仲良くなったのだとか。普段から交流があり、3人でご飯を食べに行くことも多いそうですよ。

初のオリジナル楽曲「Think About U」の話題では、レコーディングを終えた後、「"やり終えたね"というニュアンスのアドリブを入れてください」と言われた浦田さん。「どうしゃべっていいかわからないから、とりあえず"あはは"って笑っときました（笑）」と話すと、仲村さんは「そこは紫垣入れてこい、紫垣（笑）」とコメント。

なんでも、浦田さんは最初「いいね」と言おうとしたそうですが、宗円寺朝晴（CV佐藤拓也さん）による「いいね」的な声が既に入っていたそうで、「俺も"いいね"って言ったら同じになっちゃうし、キャラとしての上下関係もあったし……」と言えなくなってしまったとか。
そして考えた結果、その時はまだ紫垣明というキャラクターが深堀り出来ていなかったことから、「とりあえず笑う」という結論にたどり着いたとのことです。

FYA'M'でボイスパーカッションを担当している仲村さん。
収録の際は、プロの講習を受けてから本番に挑むそうですが、「天体観測」はBPMが早すぎてなかなかついていけず、口が回らなかったそう。「習っていなかったら歌えなかったかも」と思った程だったとか。

また、「天体観測」にまつわる、自身の中学時代の思い出を語る場面も。
当時中学1年生だった仲村さんは、親友と片耳ずつのイヤフォンをして「天体観測」を聴いたことが記憶に残っていたそう。が、数年後BUMP OF CHICKENの藤原基央さんが「音作りをこだわっているので両耳でちゃんと聴いてほしい」といったことを言っているのを見かけ、片耳で聴いていたことに申し訳なくなったのだとか。「中学生に戻ったら、まずそれを自分に言ってあげようと思ってる。両耳で聴けって……」とちょっぴり感傷に浸る仲村さん。

すかさず「今（中1の仲村さんに）言ってきていいですよ」と振る浦田さんと、「俺タイムリープできんの？」と素のトーンで返す仲村さん。仲村さんは浦田さんのボケをほぼ全部拾って綺麗に回収していくため、客席からは始終笑いと拍手が起こっていました。

続いては、会場内で行ったアンケートに書かれた質問に答えるコーナーを実施！

好きな曲を答える欄に「Let it snow, Let it snow, Let it snow」という回答が書かれていたため、収録時を振り返ります。浦田さんはこの曲の歌分けに対し「俺そこかーって思った」と、最後のサビあたりを任されたことが怖かったと言います。
楽曲が収録されている3rdCDは、明と四方ルカ（CV柿原徹也さん）がフィーチャーされたものだったため、「ドラマもあってきっとそのパートを任されたと思うんだけど、でも（大役だし）怖った」とのこと。

これには仲村さんも同意。
「この楽曲でふかみと紫垣は落ちサビコンビだけど、緊張したね。音数がどんどん少なくなるし……」と、同じような心境だったことを振り返ります。
普段アーティスト活動をされているふたりですが、アカペラにおいて、声の重なりが少ない部分でメインを任されることに対しては、また違った緊張感があったようです。

続いて仲村さんがボイスパーカッションで「ワカチコ」と歌っているのが印象的な「Come on up,Baby」。
どうして「ワカチコ」になったか、その経緯について語ります。

エレキギターは、アンプを繋いでエフェクターを使って色々な音色にしていくそうなのですが、その中に"ワウ"という音色があり、ペダルを足で踏むと"ワオワオ"鳴る音色があるのだそう。その音色に似せたボイパが欲しいということで、「ワカチコ」という音になったそうですが、「みんな某芸人さんを思い出すみたいでコメント欄にも書かれる（笑）。ちっちゃいことも気にするよ！ って思って見てる（笑）」と自虐交じり（？）に話す仲村さん。

「音楽的に聴いたらすごいカッコイイはずなのに、みんなの中で某芸人さんが出てきちゃう」と苦笑しつつも、「こだわって聴いてくれてるな～って、嬉しくなることもいっぱいあるよ」と、コメントからやる気や元気をもらうこともあるのだとか。

「Follow Me」については、みんなで楽器っぽい声にチャレンジしたというFYA'M'。
その際、浦田さんは歌ディレクションを担当されたzakbeeさんに、「声じゃない、楽器っぽいの上手いっすね」と言われたそう。

仲村さんは、「アオペラはその場で試行錯誤しながら、いろんな挑戦をさせてくれる。本当に有難い」と話します。プロでアカペラをしているわけではないので、キャラクターが練習しているから自分たちも同じくらい練習しないとキャラクターに追いつけないという気持ちでおり、みんながしっかり練習して挑んでいると語ります。

『アオペラ』は収録が別々なこともあり、なかなか先輩方と話す機会や、ごはんに行ける機会も少ないそうで、「先輩たちと交流したい」と話すふたり。
そんななか、浦田さんは柿原さんとごはんに行くことに成功！ その時の話を聞かれると、「自分の配信とかでも言ったし、本人も言っていいよって言ってくれたんですけど、（柿原さんは）酔うと後輩に物をあげる癖があるみたいで……。付けてる時計ください！　って言ったら、もらえたんですよ（笑）」と嬉しそうに話します。
仲村さんは「え！？　やば！？　高いやつでしょ？」と大興奮。

ちなみにその時計は某スマートウォッチだったそうですが、充電器がないため今はシャットダウン状態だとか。「充電器くらい自分で買えよ（笑）」と言う仲村さんに、「いや、本人からもらうことが大事だから（笑）」と、浦田さんは今でも柿原さんから充電器を待っているそうです。
そして仲村さんが付けていた"ちょっといい時計"に対し、「（飲んだ時に付いていて）酔ったらちょうだいって言うね」と手を差し出す浦田さんに対し、「酔ってもぜってーやらない！（笑）」と時計を守る仲村さんの姿も見られ、会場からは笑いが溢れました。

そんな脱線したトークを挟むうちに、イベントはあっという間に終了時間に！　「ほんとに実のない空間だった（笑）」と笑うふたり。「最後だから真面目なやつで」という仲村さんに対し、「真面目なやつぅ！？」と不満げな浦田さん。
最後まで仲の良いふたりの掛け合いに、会場からも拍手が……！

気を取り直し、まずは浦田さんから挨拶。
「普段からふざけているので真面目なのは苦手ですが、今回『アオペラ』のアルバムを購入していただき、本当にありがとうございます。コンテンツってどれもそうなんですが、皆さんが購入・応援してくれて成り立っていくので、こうやって何かアクションしていただければ我々ももっともっと頑張れるので、この先も何卒宜しくお願いします」
と、至極真面目にあいさつをする浦田さんに対し、「できるなら最初からやれよ（笑）」とツッコむ仲村さん。そしてハッと気づいた様子の浦田さんは、「お姫様たち！ ありがと～～～！」と明の声で手を振る場面も。

続く仲村さんは、
「本日はありがとうございました。ふたりでしゃべるのは馬が合う感じですごく心地良かったです。ふたりのイベントに皆さんが来てくれて……まあ『アオペラ』のこと、ちょっとしか聞けなかったかも知れませんが（笑）。これからの『アオペラ』も、すごいんですよ。かなりいろいろな展開をしていくので、楽しみに待っていてください。これからも『アオペラ』をお願いします！」とごあいさつ。

最後は浦田さんの提案で、浦田さんと仲村さんが、参加したお客さんひとりひとりと手を振りながら視線を合わせるファンサービスもあり、大盛況のままイベントは終了しました。

浦田さんと仲村さんの仲の良さが滲み出るような、楽しいイベント。
ふたりのボケとツッコミがはっきりしていて、漫才のようなテンポの良さが面白く、心地よかったです。レコーディングの苦労や裏話が飛び出し、今後楽曲を聴く時の”聞き所”や楽しみが増えました！

「アオペラ -aoppella!?- 1st ALBUM -A- 発売記念アニメイトトークイベント」

開催日：2022年7月24日(日)
会場：快・決 いい会議室 HALL-A
出演者：浦田わたる（紫垣明 役）、仲村宗悟（深海ふかみ 役）

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