鈴木拡樹「霊に間違われたことがあって(笑)」|アニメ『どろろ』先行上映会レポート!

※この先のトークレポートでは、アニメ第2話までの内容を含みます。ご注意ください!
どろろ

どろろ

自己紹介で「無口を売りにしています」!?

手塚治虫原作の『どろろ』とは、忌み子として生まれ、両腕に刀を仕込む全身作り物の男に育った“百鬼丸”と、幼い盗賊“どろろ”を主人公に、妖怪との戦いが描かれる物語。

2019年、新たにTVアニメ&舞台化されよみがえる今作では、2.5次元俳優として大人気の鈴木拡樹さんが、アニメ・舞台と両作品にて主役・百鬼丸を務めることが話題を呼んでいます。

どろろ1

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百鬼丸役・鈴木拡樹さん
そのアニメ版より第1話・第2話が先行上映された今回のイベントでは、アニメ好きで知られるお笑い芸人・天津向さんがMCを担当。アニメ上映を終えると、まずは向さんが登場しますが……「しゃべらないんかい!」という第一声でのツッコミに、客席は大笑い。というのも主演・鈴木拡樹さん演じる百鬼丸は、物語序盤では話すことができず、この日上映された第1話・第2話ではセリフがゼロ!

原作に描かれているモノローグやテレパシーのように言葉を伝える力もなく、今回のアニメ版では、百鬼丸としての鈴木拡樹さんの声は今後をお楽しみに、ということ。そのためキャストの2人も登壇するなり、百鬼丸役・鈴木拡樹さんは「鈴木拡樹です、無口を売りにしています (笑)」と自己紹介して客席を笑わせます。

どろろ2

どろろ2

(左)どろろ役・鈴木梨央さん、(右)百鬼丸役・鈴木拡樹さん
百鬼丸役の鈴木拡樹さん、どろろ役の鈴木梨央さんと、登壇キャストが“W鈴木”だったため、冒頭ではMC・向さんからの「鈴木さん」という呼びかけに、2人が揃って返事を返してしまう場面も。そのため「拡樹さん」「梨央ちゃん」と呼び合うことになり、和やかな雰囲気の中でトークコーナーはスタートします。

百鬼丸は人を勇気づける力を持ったキャラクター

作品についての話題では、鈴木拡樹さんは百鬼丸について「不幸な生い立ちなんですが、それでも戦国の世を強く生きている。強く生きている人を見るとこちらも勇気づけられますし、そういうパワーを持ったキャラクターだなと思います」と紹介。

また原作と比べて今回のアニメ版では「1話まるまるセリフがないじゃないか、という話だったんですが、その変更点もあった上で、最初の百鬼丸は人形のような存在なんです。ストーリーが進むにつれて人間に近づいていく姿が、原作を超えて、皆さんを勇気づける力に変わるといいなと思います」と語ってくれます。

どろろ4

どろろ4

一方で、第1話では百鬼丸との出会いが描かれた物語の相棒・どろろ役の鈴木梨央さんは、「序盤は百鬼丸が話さない分、とにかくどろろがしゃべっていて(笑)。どろろは天真爛漫で、すごく可愛らしいキャラクターだなと思います」と笑顔でコメント。アニメでは鈴木梨央さんが見せる、声での名演技にも注目です。
そんなW鈴木の2人は、実はこれまでアフレコ現場が別々で、イベント前日に初めて顔を合わせ、一緒に収録をしたそう。すると鈴木拡樹さんは鈴木梨央さんについて「見てお分かりの通り、とても大人びていて。対応もすごく大人で、実は僕が昨日大きなミスをしてしまった時も、梨央ちゃんが助けてくれたんです」と語り出します。
どろろ3

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これまでは単独でアフレコに臨んでいたという鈴木拡樹さんは、イベント前日に初めて他キャストと合同での収録に参加するも「時間が経つと、お腹が空いてくるんですよ。それで大ベテラン声優の皆さん方がいる中、本番のいいシーンを録っているときに、僕のお腹の音が止まらなくなってしまって(笑)」と苦笑いで告白!
さらに「でも『ごめんなさい』って言うのも、収録を止めてしまうしどうしようと思っていたら、隣りにいた梨央ちゃんが『お腹が鳴ってる!』って笑いでリアクションしてくれて。そのおかげで、追い出されずにすみました(笑)」と、空気を和ませてくれたことへの感謝の言葉を続けますが、鈴木梨央さんは「結構、鳴りやまなかったので……(笑)」と自ら指摘した理由を返して客席を笑わせました。

夜な夜な妖怪”並走オバケ”に変身!?

どろろ5

どろろ5

トーク後半では、妖怪との戦いが描かれる物語ちなんで、向さんから「自分が妖怪なら、どんな妖怪?」と質問が。すると「僕、実はご近所の方に一度、霊的なものに間違われたことがあって」という鈴木拡樹さんに会場はざわざわ。

その詳細を「ランニングが趣味なんですが、ずっと続けているので、結構速いんです。なので自転車にも並走したり、抜かせるぐらいなんですが……横を走っていた時に、自転車に乗ったご近所の方に『ギャー』と叫ばれて(笑)。夜に自転車をこいでいると並走してくる、並走オバケです!」と語ります。

この一件以来、ランニング中に自転車を見つけるとペースを落としているという鈴木拡樹さん(笑)。続いて鈴木梨央さんは、自らの性格から「天然マイペース負けず嫌い妖怪です」とはにかんで、場内を和ませてくれました。
どろろ6

どろろ6

イベントの最後には、鈴木拡樹さんが「この作品は昭和40年代に生まれましたが、こうやって平成最後の年にまた、新しくリメイクされることに。こうして年号が変わってもまた、どんどん受け継いでいってほしいという気持ちで作っています。

当時見てくださっていた皆様にももちろん、新しく愛のこもったリメイクをされたこの作品を届けることによって、再燃してほしいと思いますし、このお子さん世代にも、ぜひご家族揃ってご覧いただけたら」とメッセージを送り、トークを締め括りました。

まとめ

イベント中にはTVアニメ『どろろ』、そして同じく鈴木拡樹さんが主演を務め、2019年3月より上演される舞台『どろろ』から、アニメ版・舞台版それぞれの百鬼丸が揃うコラボビジュアルも公開に!
また年末12月31日(月)~来年1月6日(日)には、巨大コラボビジュアルボードが東京・新宿メトロプロムナードへ掲出されるなど、盛り上がりを見せています。

マンガの神様・手塚治虫が遺した未完の名作『どろろ』を、新たなダークファンタジーとして蘇らせる鈴木拡樹さん。この大きな挑戦、今後の展開も注目です!

どろろ7

どろろ7

新宿に出現した巨大コラボビジュアルボード

TVアニメ『どろろ』 作品情報

TVアニメ「どろろ」第3弾アニメPV

放送情報

2019年1月7日(月)よりTOKYO MXにて毎週月曜日22:00から放送開始
2019年1月7日(月)よりBS11にて毎週月曜日24:30から放送開始
2019年1月11日(金)より時代劇専門チャンネルにて毎週金曜日26:00から放送開始

■配信サービス
Amazon Prime Videoにて日本・海外独占配信
第1話:日本では1月6日(日)24:00頃より先行配信

スタッフ

原作:手塚治虫「どろろ」
監督:古橋一浩
シリーズ構成:小林靖子
キャラクター原案:浅田弘幸
キャラクターデザイン:岩瀧智
音楽:池頼広
オープニング・テーマ:女王蜂「火炎」
エンディング・テーマ:amazarashi「さよならごっこ」
アニメーション制作:MAPPA/手塚プロダクション
製作:ツインエンジン

キャスト

百鬼丸:鈴木拡樹
どろろ:鈴木梨央
琵琶丸:佐々木睦
醍醐景光:内田直哉
多宝丸:千葉翔也
寿海:大塚明夫
縫の方:中村千絵
ナレーション:麦人

あらすじ

時は戦国。
醍醐の国の主である景光は、
ある寺のお堂で十二体の鬼神像に領土の繁栄を願い出た。
それと引き換えに生まれた景光の世継ぎは身体のあちこちが欠けており、
忌み子としてそのまま川に流され、捨てられてしまう。
時は流れ、鬼神は景光との約定を果たし、国には平安が訪れた。
そんなある日〝どろろ〟という幼い盗賊は、ある男に出会う。

それは、鬼か人か

両腕に刀を仕込む全身作り物の男〝百鬼丸〟は、
その見えない瞳で襲い来る化け物を見据えていた。

TVアニメ「どろろ」第2弾アニメPV

<公式サイト>
https://dororo-anime.com/

<公式Twitter>
https://twitter.com/dororo_anime

【コピーライト】
どろろ (C)手塚プロダクション/ツインエンジン

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numan編集部

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