わたなべみずほ
酒とアイドルが好きな腐女子。推しはSixTONESと横浜DeNAベイスターズ。ハマスタによく出没しています。
「アナタの推しを深く知れる場所」として、さまざまな角度で推しの新たな一面にスポットを当てていくnumanでは、誰かの推しとなり得る人が、自身の推しに会いに行く特別企画【推しに会ってみた】を不定期で連載中!
今回は、ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン(石田鉄 役)やスーパーヒーロー戦隊『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(犬塚翼/イヌブラザー 役)、ドラマ【推しの子】(熊野ノブユキ 役)など、数多くの話題作に出演している若手俳優の柊太朗さんと、柊太朗さんの推しで2024年にドラマ『ウイングマン』(主演・広野健太 役)への出演が話題となった若手俳優の藤岡真威人さんとの特別対談です。
2024年4月〜9月に放送されたドラマ『君とゆきて咲く〜新選組青春録〜(以下、君ゆき)』(柊太朗さん=原田左之助 役、藤岡さん=沖田総司 役)で初共演。京都でのロケ撮影で同じところに宿泊していたことから、お互いを「真威人」「たろくん」と呼び合うほどかなり仲良しなおふたり。
そんな中、柊太朗さんが自身の推しに藤岡さんの名前を挙げた理由について、こう話します。
「普段のポワポワした感じと、いざ撮影が始まった際の真面目さのギャップが過去会った人の中で一番すごくて。本人には言っていないのですが、目を惹かれて、そこから推しにさせてもらっています」
そんな柊太朗さんに対し、藤岡さんも「たろくんのポワポワしているのに、芝居に対して真剣なところが好き」と明かします。
相思相愛なおふたりから、『君ゆき』の撮影時に感じていたお互いの印象や撮影の合間に遊んだエピソードなどを振り返っていただきながら、共通の趣味であるマンガをはじめとした推しや推し活、推されることへの意識について、和気あいあいとお話いただきました。仲良し度MAXな写真とともに、約1万字のロングインタビューをお届けします!
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INDEX
――最初に、柊太朗さんが藤岡さんを“推し”に選んだ理由からお伺いしてもいいですか?
柊太朗:
僕自身、「この人が推し!」と思うことが今まであまりなかったんです。その中で対談したいと思える人を考えてみると、人見知りということもあるから話しやすくて仲が良い人がいいなと。そこで、パッと思い浮かんだのが真威人だったんです。
藤岡真威人(以下、藤岡):
つまり、大好きすぎて僕しかいなかったってことだよね?
柊太朗:
……。
藤岡:
「うん」って言ってよ! 自分の良いように捉えるからね!(笑)
柊太朗:
あはは(笑)。普段のポワポワした感じと、いざ撮影が始まった際の真面目さのギャップが過去会った人の中で一番すごくて、目を惹かれたんです。そこから推しにさせてもらっています(笑)。
――早速仲良しなことが分かったところで……おふたりの初対面は、ドラマ『君ゆき』だったのでしょうか。
柊太朗:
はい。でも、(『君ゆき』で)共演すると知るよりも前に、真威人が出ていた舞台『西遊記』(紅孩児 役)を観に行っていたんです。なので、共演が決まった時には、「あの舞台の子がいるんだな」と思っていました。初対面の殺陣の稽古でも、「(『西遊記』を)観に行ってました」と言った気がします。
藤岡:
たしかに、言われた気がします。
――共演してみての印象はいかがでしたか?
柊太朗:
『君ゆき』のお芝居を見た時は、「台本の中で描かれている沖田総司のまま」という印象でした。撮影序盤は、あまり2人で話すシーンがなかったので、「沖田総司と違ってポワポワしているな」と思っていました(笑)。
ほかの共演者との掛け合いは見ていたので、なんとなくは分かっていたつもりでしたけど、2クール目に2人で話すシーンが出てきてから、「おお……! 真威人ってこういう芝居をするんだ」「実はしっかりしているんだ」と気づきました。
藤岡:
撮影序盤、僕が演じていた役はたろくんの役だけではなく、ほかの共演者ともがっつり掛け合うお芝居が少なかったんです。だから、撮影裏やプライベートでみんなと喋っていました。そういう意味で、「プライベートの柊太朗」と関わっていた時間の方が長かったかもしれません。
柊太朗:
一応、真威人と僕ともう1人、庄司浩平(斎藤一 役)と3人チームみたいな感じだったんですよね。撮影も待ち時間も一緒ということが多くて。撮影が京都だったので、3人で「ここ行ってみようぜ!」と探索を楽しんでいました。それをきっかけに、2人で撮影のオフ日には御朱印集めに行くとかしましたね。
藤岡:
御朱印を集めるために、金閣寺と銀閣寺を1日で回りました。地図を広げながら、どこへ行くかを話し合って、「御朱印帳を開いて、金銀が並んでいたらいいよね」ということで、自転車で巡りました(笑)。
――自転車で行くには結構な距離がありますよね!?
柊太朗:
京都を横断するくらいの距離でしたね(笑)。1時間くらいかかったかな……。だから、最後はヘトヘトに(笑)。
藤岡:
たろくんが道案内をしてくれて、僕はそれに必死にくっついていました(笑)。
柊太朗:
金閣寺へ行く道が坂なんですけど、僕が自転車で先導して、ふと後ろを見たら真威人がいなくなっていて……ほかにも「なんか落とした!」とか言ってたびたびいなくなる時がありました(笑)。そういうポワポワしている真威人を知っていたから、真面目なシーンのお芝居を見た時に、より「かっこいいな」と思ったんだと思います。
――藤岡さんは、柊太朗さんに対して、どのような印象をお持ちでしたか。
藤岡:
実は同じことを思っていました。共演者のみんなといる時は、ツッコミもボケもポワポワしている感じがある。でも、御朱印集めなど、2人でどこか行くとなった時は道案内をしてくれたり、ご飯を奢ってくれたり……お兄ちゃんを感じます。先輩として僕に接してくれているところに、「かっこいいな」と思っていました。
一緒にいた庄司浩平も僕より年上なんですけど、彼は同世代の友達みたいに接してくれて。それに比べて、たろくんの方が先輩感がありましたね。みんなといる時のポワポワ感と、2人でいる時の先輩感、そのギャップがすごく好きだなと。だから、2人でいる時は頼っちゃいます。しょうもないことを含めて、何も考えないで話せるところが好きです。
――『君ゆき』で共演した際、お互いのお芝居で特に印象に残っていることがありましたら教えてください。
柊太朗:
(『君ゆき』が)時代劇だったので、殺陣を含めて一つひとつの所作がすごく綺麗だなと感じました。パパ(藤岡弘、)から受け継いだ才能やセンスが垣間見えるんですよ。そういう時に、「おお、かっこいいな!」と。
藤岡:
たろくんは1人だけ長物(槍)を使っていたから、殺陣稽古の時は1人だけ異質でした(笑)。
柊太朗:
あはは(笑)。
藤岡:
みんなが刀の殺陣稽古をしている中、たろくんは1人で槍の殺陣稽古をしていて。内心、「俺はそっちじゃなくてよかった……」と思っていました。だけど、たろくんは最終的にはちゃんと槍を使いこなしてお芝居をしていたので、「すごい!」と思いました。槍って超扱いづらいですからね。
柊太朗:
振り回すのにも、相当な力が必要になるからね……。たしか、真威人は杖術(じょうじゅつ)をやっていた経験があるんだよね。
藤岡:
そう! 木の棒を使った古武道は、経験があります。槍よりは短いから、もっと扱いやすいんですけど。
柊太朗:
でも、回す時の動きが槍と近くて、真威人から教えてもらったんだよね。本当にいい経験だったな。
藤岡:
京都の撮影所の中にある道場で稽古をしていたのですが、いっぱい武器が飾られていたんですよ。その中で木の棒を拝借して、ブンブン振り回していました(笑)。
柊太朗:
あと、真威人は役に対してこだわりがちゃんとあるなと感じました。自分が想定していた表現ができていなかったら、スタッフさんに「ここはこうだと思うんですけど」と、自分の意思をちゃんと伝えているところも印象に残っています。1人で試行錯誤しながら真剣にお芝居をする姿勢を見ると、より普段のポワポワしているところとギャップを感じますね。
藤岡:
僕自身、お芝居に対して納得できる基準がすごく高いんです……。「どうしたらいいんだろう」と1人で悶々と考え込んでしまいます。考えすぎて「違うな」と思うこともありますし……。だから、最近はあまり深く考えすぎないようにしてますね。
――柊太朗さんは役作りされる時、どういうタイプなのでしょうか。
柊太朗:
台本を読んだ時に僕自身が思い描くキャラクター像と、脚本家さんの思い描いていたキャラクター像が合うことが多いんですよ。なので、撮影に入ってから思い悩むことは少ないのですが、たまに僕が思い描いていたキャラクター像が想定と違う場合もあって。その時の軌道修正はすごく難しいですね。それは僕の表現の引き出しの少なさが原因だと思うから、どんどん引き出しを作っていかなきゃいけないなと。今の僕の課題ですね。
それこそ『君ゆき』で演じた原田左之助は、今まであまり演じたことがなかった野郎っぽいキャラだったので、かなりプレッシャーを感じて……ほかの現場以上に緊張しました。ただ、撮影期間が3ヶ月もあったから、ちょっとずつコツを掴んでいった感覚があります。演じきってから、「あ、こういうキャラも得意になってきたかも」と思いました。
藤岡:
たろくんは役に対する熱量がすごく高いんですよ。そういう意味でもプライベートとギャップを感じるのだと思います。役とプライベートでギャップを感じられるというのは、ちゃんと役に対して入り込む力や性質がある俳優さんだからだと思います。
――『君ゆき』の撮影が終わってからも、会ったり遊んだりしているんですか?
藤岡:
2人で会えてはいないのですが、『君ゆき』の共演者で会うことは多かったかもしれないですね。夏に開催した『君ゆき』のファンミーティングから、共演者で会う機会が増えたよね。
柊太朗:
1ヶ月に1回は会っているかもしれないね。京都の撮影期間中にいろいろ話しちゃっていたから、会った時はだいたい近況報告や撮影の時の思い出話をしています。
藤岡:
いい意味でなにも考えていないし、たいそうな話はしていないよね(笑)。最近は、『君ゆき』メンバーで「今度スキーに行こう!」と話をしています。
――『君ゆき』メンバーとの仲の良さは、一緒に生活をしていたことが大きいのでしょうか?
柊太朗:
そうですね。お風呂も一緒ってくらい1日中過ごしていたので、腹を割って話す機会がほかの現場よりは多かったというのもあります。
藤岡:
部活の合宿みたいな感じだったね。
柊太朗:
そうそう。『君ゆき』の共演者とは、空気感や相性がすごくいいなと感じていました。ほかの現場は、一緒に過ごす時間が撮影だけの場合が多いから、親しくなるには時間が限られているんですよね。そういう意味で、『君ゆき』メンバーは仲良くなる早さが異質だったと思います。だから、次の現場は緊張しましたね。1人ぼっち感がありました(苦笑)。
藤岡:
それが普通なんだと思うんだけどね(苦笑)。ほとんどの撮影は、最初に現場に入るときは緊張するし、雰囲気も撮影が進んでみないとわからないから不安があるんですよ。でも、今後出演する作品に『君ゆき』の共演者が1人でもいたら、絶対に安心感が違うと思います。
柊太朗:
『君ゆき』メンバーと共演したら、ずっと2人で喋っちゃいそうだから、気をつけないといけないけど……。でも、困ってる時に1人でも話せる相手がいるのはすごくありがたいんですよね。
藤岡:
そうだね。
藤岡:
あ、そういえば2人きりでは会っていなかったけど、この前偶然たろくんと街中でバッタリ会ったんですよ!
柊太朗:
会ったね(笑)。
藤岡:
妹と一緒に、仕事終わりにスープカレーのお店に入ったんですね。少し混んでいたので靴ひもを結びながら待っていたら、上から「真威人?」って声が聞こえてきて。見上げたら、たろくんでした(笑)。たろくんとマネージャーさんが一緒にお店から出るタイミングで、僕は妹とお店に入るタイミングだったんです。すごい偶然だなと。
柊太朗:
たしか、あの日はクリスマスだったんですよ。僕としては、彼女とデートしにきているのかと思い、最初はかなり気まずさを感じて(笑)。でも、妹さんだと気づいて、「真威人?」と声をかけました。
藤岡:
確かに紛らわしかったね!(笑) 妹とたろくんは初対面だったので、そこで挨拶しました。プチハプニングでしたね(笑)。
柊太朗:
僕も焦っちゃって、「お世話になります」って言っちゃいました(笑)。
――『君ゆき』の放送終了後もさまざまな作品へ出演していましたが、お互いの活躍はご覧になられていましたか?
柊太朗&藤岡:
もちろんです!
柊太朗:
真威人はもちろん、もっくん(杢代 和人=『君ゆき』松永新之丞 役)もなんですけど、年下組の活躍を見ると、我が子を見るパパみたいに嬉しくなっちゃうんですよ(笑)。真威人に対しては「『ウイングマン』バズってるやん!」と、嬉しい気持ちになっていましたね。活躍を見て、いつかまた共演できた時には、いい先輩でいられるように頑張ろうという気持ちにもなります。
藤岡:
『君ゆき』の時にたろくんが演じていた原田左之助の熱量と、普段のたろくんの熱量にすごく差があると思っていて。ということは、また違う作品で違う役を演じたら、きっと新しいたろくんが見られると思うんですよね。だから、たろくんをはじめ『君ゆき』メンバーとまた共演したいなと思っています。共演した時には、「京都の時よりはちゃんとしてるな」と思ってもらえるように頑張っています!
―― 『君ゆき』はアクションが見どころの作品でしたが、今後共演できるならどんな作品で共演してみたいのでしょうか。
藤岡:
2人での掛け合いが多い作品だと嬉しいですね。『君ゆき』で僕らが演じた、原田左之助と沖田総司は掛け合いをすることが少なかったので。兄弟でもいいし、学園ものでもいいし……ちゃんとぶつかり合える関係性の役を演じられたら面白いだろうなと思います。
柊太朗:
同級生とか、今の僕たちの関係性に近い先輩後輩とかもギャップがなくて面白いかもね。
藤岡:
そうだね、今のままの関係性とかもいいよね。その場合、庄司浩平はなに役にする?(笑)
柊太朗:
わんちゃんとか……ペット?(笑)
藤岡:
あははは! わんちゃんだとしても、なでなではしたくないかも(笑)。
——そういえば、柊太朗さんは藤岡さんの推しポイントについて「大型犬みたいで可愛いところ」とも、事前に回答をいただいていました。
柊太朗:
そうでしたね!
藤岡:
たろくんの方がわんちゃんっぽいですけどね! 顔の系統もですし、年上の方たちにすごく可愛がられている印象があって。わんちゃんのように人懐っこい魅力を持っている人だなと思います。
柊太朗:
たしかに、僕はどちらかというと年上の方が接しやすいし、たぶん接されやすいと思います。なので、真威人は数少ない仲の良い後輩です。
藤岡:
僕1人だけですね。
柊太朗:
……そ、そうだね。
藤岡:
ちょっと嫌そう(笑)。推しなんだから、もっと僕を立てて! 調子に乗らせて(笑)。
柊太朗:
ふふふ。
――ここからは、おふたりの推しや推し活のお話をお聞きしていきます。藤岡さんは、推しがいますか?
藤岡:
うーん、いるかな〜?
柊太朗:
「たろくんがまず第一の推しで」でしょ(笑)。
藤岡:
え、推されている側なのに!?(笑)
柊太朗:
相思相愛ということで……。
藤岡:
ははは(笑)。実は僕もたろくんと同じく、「これが・この人が推し!」と思うことが少ないタイプの人間なんです。でも、BUMP OF CHICKEN(以下、BUMP)さんは本当に大好きです。「推す」という次元ではないんですよね……。どう表現すればいいのか……。
柊太朗:
殿堂入りとか?
藤岡:
そんな感じかもしれない! 好きになったきっかけは、コロナ禍の前に出演していた「ROCK IN JAPAN」。それまでライブやフェスに一度も行ったことがなかったのですが、BUMPファンの友達に連れて行ってもらって。その時のメインステージの大トリがBUMPさんでした。演奏が始まった時、体に電流が走ったような感覚がしました。すっごく感動してボロボロ泣いて……そこから大好きになりました。その時の高ぶりを抱えたまま、お父さんを連れてギター屋さんに行って、「アコギ買って!」とお願いして(笑)。良いアコギを買ってもらいました(笑)。
柊太朗:
へえ!
藤岡:
最初にアコギでBUMPさんの「ray」という曲を練習しました。そこからギターにもハマり、いろんな曲を練習しています。
柊太朗:
BUMPさんのどんなところに一番ハマったの?
藤岡:
歌詞の言い回しが独特というか……文学的な表現が多いと思っているのだけど、歌詞から思いがすっごく伝わってくるのが好き。あと、時代に合わせてどんどん曲の雰囲気が変わっていく感じも好きです! ちなみに、昨日もカラオケでBUMPさんのライブ映像を見てきました!
柊太朗:
ええ!?(驚愕) ライブ映像を観に、わざわざカラオケに行ったってこと?
藤岡:
違うよ(笑)。歌を歌いに行きました。カラオケに入っているライブ映像を観たってこと(笑)。
柊太朗:
なるほど(笑)。
――柊太朗さんは、多趣味だと伺っています。
柊太朗:
そうですね。読書、釣り、お絵描き、料理……いろいろ好きですね。
藤岡:
それ、知らなかった。中でも、何が一番好きなの?
柊太朗:
今は、ゆっくり絵を描きたいなと思っています。もともと漫画がすごく好きだったので、コロナ禍でおうち時間が増えた時に漫画の模写を始めたんですね。そのうち、「水彩画なら絵の具を買うだけで本格的な絵が描けるのか」と気づき、ちょっとずつ絵の具で絵を描いていたら、面白くてハマりました。そこからお仕事にも繋がって。お仕事を通して、より好きになりました。というのも、TV番組(『プレバト!!』水彩画コーナー)に出演した際に、僕が描いた水彩画のお手本を先生が描いてくれたんですね。クオリティの次元が違いすぎて(笑)。そこからちょっとずつ高みを目指そうと思っています。
藤岡:
どういう絵を描くのが得意なの? 夕焼けを描くのが得意とか、山を描くのが得意とか。
柊太朗:
自然現象系のグラデーションは好きだね。さっき撮影していた時も空がすごくグラデーションになっていてキレイだったけど、ああいう景色を描くのが好き。色彩感覚って人によって全然違うから、同じ景色を描いても鮮やかになる人もいれば、儚くなる人もいて。そういうのもすごく素敵だなと思っています。趣味の範囲で楽しむなら、水彩画は独学でも高みを目指しやすいしね。逆に、僕はデッサンなど基礎を習ってきていないので、人物を描くのは難しいと感じています。
――ちなみに、先ほど漫画がお好きと言っていましたが、今もお好きなのでしょうか。
柊太朗:
漫画は、今でも大好きです。アニメや実写化している作品も多くあるのですが、僕は自分のペースで読めることから断然漫画派で。続きが気になっちゃう性格なので、完結している作品を一気に読みます。「少し時間ができたから、『進撃の巨人』全巻読むか!」「2日間でいけるな!」と一気に読んだことも。続きが気になるあまり、寝ずに一気読みしました。あまりにも駆け足で読んだから、途中でストーリーがわからなくなっちゃいましたけど……(笑)。
藤岡:
それはわからなくなるよ(笑)。(『進撃の巨人』は)かなり複雑でしょ?
柊太朗:
本当にそう(笑)。
——藤岡さんも漫画がお好きなんですね。
藤岡:
好きですけど、語れるほどではないです……! たろくんと同じタイプで、僕も次が気になっちゃうので、最終回を迎えてブームが終わったくらいに一気に読みます。それで、1人でめっちゃ感動している(笑)。
柊太朗:
わかる(笑)。だから、今話題の漫画より、昔の作品の方が詳しいかもしれません。
――おふたりとも漫画好きということなので、今まで読んできた漫画の中で特に好きな作品も教えてください。
柊太朗:
いろいろありますが、僕は『うしおととら』ですかね。小学生の時、担任の先生が『うしおととら』が好きだったんですよ。漫画の中で唯一読書の時間に読むことを許されていたのが『うしおととら』で。僕も借りて読みました。最初に読んだ時は、「妖怪が出てきて怖い……」と思っていたんですけど、少し年齢を重ねてもう一度読み直したら、すごくいい作品で……そこから何回も読み返してます。妖怪が出演するだけあってファンタジー的な世界観なのですが、それを感じさせないくらいリアリティのある作品なんです。登場人物たちの心情の変化がすごく読み取れて、今でも大好きな作品ですね。
藤岡:
僕は、昨年最終回を迎えた『僕のヒーローアカデミア(以下、ヒロアカ)』がとても好きでした。ちゃんと世間と同じスピードで読んでいた、唯一の作品かもしれません(笑)。とはいえ、1話ずつだと続きが気になってしまうから、単行本を買っていましたけどね! しかも、最新刊が発売されたら買うのではなく、数巻発売されたら買って読んで、一旦休止期間を設けて……としていたのですが(笑)。大体3分割くらいして読んでいました(笑)。
僕、手からビームが出るのとか好きなんですよね。漫画に限らず映画でもそうなのですが、非日常的な作品がワクワクするからすごく好きで。マーベルやDCなどのアメコミ映画とかも同じ理由ですごく好き。『ヒロアカ』は非日常がベースにありつつ、人間ドラマがすごくしっかりしているところにハマりましたね。
――おふたりとも推される側でもあります。率直に、“推されること”についてどう感じていますか?
藤岡:
僕は、推してくれる人が大好きなんです! こういう仕事を続けていると、推していただくことが当たり前になってきてしまうと思うんですよ。でも、冷静に考えると、応援してくれている人がいるのはものすごくありがたいこと。「普通のことじゃないんだ!」と常に思います。ファンの皆さんが「元気をもらえて、日々頑張れる」と言ってくれるから、「新しい自分や成長した自分を見せて、もっと応援してもらえるように頑張りたい!」と思えるんです。
例えば、ファンミーティングなどのファンの皆さんと直接交流できる機会がある時は、「日々エネルギーをくれて本当にありがとう」という気持ちをファンの方に最大限伝えたいなって。だって、本当に嬉しいんですよ! 『君ゆき』のファンイベントとかに、自分の顔のうちわとかグッズを持っているファンの人がいたら、めっちゃ嬉しくない?
柊太朗:
頑張っちゃうよね。
藤岡:
ね、頑張ろうって思うよね! この前初めて、バースデーイベントを開催したのですが、本当に幸せでした。 人生であんなにたくさんの人に祝われたのが初めてだったから、すっごくウキウキになって。そのあとの仕事は肌のハリが違ったと思います(笑)。それくらい、本当にすごくエネルギーをもらっています! 普段から手紙やSNSなどいろんな形で伝えてくれている人もいるから、直接会える場ではそのお返しとして僕の気持ちを伝える。そういう気持ちを伝え合える関係でいたいなと思っています。
柊太朗:
真威人の言っていることは、まさにその通りだと思います。これまで何かを熱狂的に推してきたことがなかったから、ファンの方からの愛情で「推すとは何か」を教えてもらっている感覚があります。それがすごくありがたいんですよね。例えば、朝すごく早くて眠いとか、『君ゆき』の撮影中に左之助のヘアメイクの編み込みで頭皮が引っ張られてすごく痛くてしんどい気持ちになっているとか……そういう時に、SNSで「おはよう」とだけポストするんですよ(笑)。そしたら、すごくたくさんの人が「おはよう」って言ってくれて、毎回とても元気が出るんです。
藤岡:
すごくわかる!
柊太朗:
手紙などで思いを伝えてくれる時に、「本当に支えられています」と言っていただける機会もありますが、僕もファンの方に支えられていると思います。この仕事はファンの方に支えられながら、僕もファンの方を支えていく。それが、結果的にファンの方たちに対しての恩返しになるのかなと思います。飾らない自分でいることがベストだと思いますし、作ったままでいるのは絶対疲れると思うので、みんなに甘えながらこの活動を頑張っていきたいなと思っています。だから、僕の推しは「推してくれるみんな」だと思っています。あとは、真威人とかがちょっといるくらい(笑)。
藤岡:
ちょっといるくらいって!(笑)。
柊太朗:
はははは(笑)。
――最後に、本日推しである藤岡さんとこうやって色々お話してみていかがでしたか?
柊太朗:
こうやって、思いを伝え合うみたいなのは京都での撮影以来だったので嬉しかったです。しかも、BUMPさんが好きとか、新たな一面を知れたので、推し活動がはかどるなと(笑)。
藤岡:
もっと好きになった?
柊太朗:
は、はい……(困惑)。
藤岡:
本当に推しているのかな(笑)。僕もたろくんが好きなんですよね。だから、今回呼んでくれたことが本当に嬉しいです。僕、僕のこと大好きな人が大好きなんですよ。勝手に、「たろくんは僕のこと大好きな人」って決めつけていますが(笑)。
柊太朗:
ありがとう。
藤岡:
だから、スキーやスノボに一緒に行くのを実現させたいなと思っています!
柊太朗:
そうだね! お仕事でもそうですけど、またプライベートでも遊んで、今日話したことの続きを話したいですね。
藤岡:
あと、僕の推し枠が残っているので、今後この対談の第2弾を開きましょう。僕に推しとしてエントリーしてもらえるよう、たろくんには頑張ってもらえればと思います(笑)。
柊太朗:
じゃあ、スキーの時に真威人の推しの選択肢になれるようにアピールしておきます!(笑)
(ライター=わたなべみずほ、取材・編集=阿部裕華、撮影=小川遼、スタイリスト=金野春奈、柊太朗ヘアメイク=新地琢磨、藤岡真威人ヘアメイク=藤井まどか)
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・本キャンペーンはX社が運営・提供・協賛するものではありません。
柊太朗(とうたろう)
2000年10月27日生まれ、北海道出身。
柊太朗 公式プロフィール:https://uni-entertainment.co.jp/archives/artist/totaro
柊太朗 公式 X(旧:Twitter):https://x.com/tar0tar0tar0shi
柊太朗 公式Instagram:https://www.instagram.com/tar0tar0tar0shi/
柊太朗 公式TikTok:https://www.tiktok.com/@tar0tar0tar0shi
藤岡真威人(ふじおか・まいと)
2003年12月28日生まれ、東京都出身。
藤岡真威人 公式プロフィール:https://sanki-worldwide.co.jp/talent/fujioka-maito/
藤岡真威人 公式 X(旧:Twitter):https://x.com/MaitoF_official
藤岡真威人 公式Instagram:https://www.instagram.com/maito_fujioka/
藤岡真威人オフィシャルFC「Dynamism」ご入会はこちらから⇒ https://www.fujioka-family.com/
●テレビ朝日新人シナリオ大賞映像化!ドラマ「スプリング」に「村瀬佑」役で出演
https://post.tv-asahi.co.jp/post-431760/
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