杉野遥亮の大事な時間は…お風呂！｜吉沢亮主演『あのコの、トリコ。』インタビュー

主人公の地味で冴えないメガネ男子・頼（より）が大好きなあのコ・雫（しずく）のためにかっこよく変わっていく様と、頼、雫、そして昴（すばる）の幼なじみ３人が恋と夢を追いかけるストーリーが人気を博した白石ユキの『あのコの、トリコ。』。2018年7月より復活新連載している大ヒットコミックが、今秋、実写映画化!!

そこで昴を演じる杉野遥亮さんを直撃。撮影秘話からプライベートでハマっていることまでお聞きしちゃいました。numan読者へのサイン入りチェキプレゼントもあり♪

杉野遥亮さん（以下、杉野）　 まず、原作を読ませていただいて、その後台本を読みました。今回演じる（東條）昴という存在は、自分に備わっていない部分がたくさんあったので、大丈夫だろうかというのが最初の印象でした。用意しなきゃいけないもの、想像力も必要だし、バックボーンもしっかり押さえないといけないな、と思いました。

――昴は”圧倒的な人気を誇る若手俳優”ですが、演じていて難しいなと感じた点は？

杉野　昴ってこの世界である一定の所までいっているじゃないですか。僕はまだまだなので、どうしよう、昴のスタンスを実際経験してないし、客観的にしかとらえることができないから難しいなと思いました。それに、大人っぽい一面もあるんだけど、高校生でもあって、そのバランスも考えました。

杉野　この昴もそうなんですけど、見えないところで努力してると思うんですよね。たぶん、最初からすべてがそなわってるわけではなくて、そこに行きつくために、高めることをやめない、常に高みを目指してるタイプ。それはカッコいいなと思います。

――杉野さんご自身の”実はこの作品でこんな努力しました”というのはありますか。

杉野　努力とは少し違うかもしれないですけど、できる限り現場に居るようにはしていました。現場にいるとモニターで見て学べることもありますし。でも、大変だったというよりは、楽しかった、という印象が強いんです。吉沢（亮）くんと新木（優子）さんと他愛もない話をして過ごしたり。確かに、自分を追い込まなきゃいけないこともあったんですけど、楽しかったという思いが強いです。

――現場の雰囲気が良かったんですね。

杉野　そういう雰囲気を作ってくれたのは吉沢くん、新木さんでした。助けられたところは大きいですね。吉沢くんは積極的にコミュニケーションを取ってくれてありがたかったです。僕はどちらかというと、コミュニケーションを取る時構えちゃう(苦笑)、それをほぐしてくれました。

杉野　映画のシーンを撮ってる時、カメラの奥にカメラがあるとか、よくわからない気持ちになりました。どっちが本物かわからなくなっちゃう不思議な感覚(笑)。自分が昴だったらこういうこともありえるのかな？　っていう想像もしながら…。それは、楽しかったですし、刺激的でした。常に想像力を使う現場でした。

――バスケのシーンは、長回しで何度も撮ったそうですね。

杉野　頼（吉沢亮）と昴、それぞれの想いがあって、成長の分岐点でもあったり、頼との関係性のターニングポイントとなるシーンだったので、いろいろ考えました。ちょうどその日はオールアップだったんです。だから、そこに向けてどうするかっていうことで最後まで悩んで、自分の中で追い込みながら撮影していました。

杉野　ハマってるというか、最近そういう時間を過ごすことが多いという意味では、家に帰ったら、自分の出てるドラマを見ることが多いですね。リアルタイムで見れる時には視聴者目線で見る。習慣になってます。

――若干、気が休まらないような。

杉野　そうですね(笑)。それはありますけど、でもそれも大事な時間だと思ってるので、楽しんで見てます。

――プライベートで大事にしてる時間は？

杉野　お風呂の時間です。シャワーのほうが多いんですけど、大好きな時間です。早めに入り過ぎちゃって、また夜寝る前に入ることもあります(笑)。さっぱりしてそのまま寝たいんですよね。だから、お風呂場の外にはタオルしか置いておかないんです。

――どういうことですか？

杉野　あがって、タオルで拭いたらそのまま移動するんです。パンツとかは自分の部屋に置いておいて、涼しい部屋を通って涼しさを全身で感じながら部屋に行って、それから服を着る、という。これは自分のルーティンになってますね(笑)。

――これからの季節は風邪を引かないようにしてください(笑)。

杉野　気を付けます(笑)。

杉野　芸能界という世界で起きる三角関係のお話なんですけど、学校のシーンがあることでひとつ身近に感じていただける、そういう作品だと思います。男性目線のラブストーリーなので、女性の皆さんにどう楽しんでいただけるのかわくわくします。頼を通して観るのか、雫を通して観るのか、女性の皆さんの反応が楽しみです。

――昴的にこう観て欲しいというのは？

杉野　もし良ければ昴のことも好きになっていただければ(笑)。昴にも思いをはせながら観ていただければ、とてもうれしいです。

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