【チェキプレゼントあり】舞台『pet』─壊れた水槽─|谷佳樹×演出・伊勢直弘×総合監修・なるせゆうせいインタビュー

(左)なるせゆうせいさん、(中央)谷佳樹さん、(右)伊勢直弘さん

――なるせさん、谷さんは、三宅乱丈先生のマンガの舞台化は『イムリ』(※2)に続いて2作目ですが、三宅乱丈先生の作品の魅力とは?
:三宅先生の物語を作る上での着眼点、感性は、普通の人とは違うなと思います。ファンタジー要素の入ったオリジナルの世界観を構築しつつ、登場人物たちの感情や行動は、僕らの実生活に近いものがあるからすごいです。『イムリ』を長編で描かれているのもすごいですが、今回の『ペット リマスター・エディション』に関してはこの複雑なストーリーが5巻で綺麗に完結されているのもすごい。凡人の頭では考えつかないですよ。

なるせ:我々、凡人だからね(笑)。

:そうなんですよ(笑)。悪い意味ではないんですけど、すごすぎて理解が出来ない! ってなります。でもだからこそ、惹きつけられるんですよね。

なるせ『ぶっせん』(※3)のようなコメディ作品を描かれていることもあるし、かと思えば、『イムリ』や『ペット』のような人間のドロドロした深層心理に迫っている作品もあって、幅が広い。手塚治虫先生とかもそうですけど、マンガ家さんって、その世界の神様の目線で、俯瞰で見た物語を描いているのかな、すごいなと思います。

伊勢:どこかでこの世界を実際に見てきたんじゃないかっていうリアリティがあるよね。自分から湧き出る発想だけで、どうしてこんなすごい世界が思いつくんだ!? と驚きます。でも、登場人物たちの人間臭さには覚えがあるな、という感じ。

(※2:『イムリ』: 文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した、三宅乱丈によるSFファンタジー。『コミックビーム』にて連載中。不可思議な超能力を操る3つの民族が闘争と暴政の歴史を織り上げてきた星、ルーン。その世界の運命を大きく変えるひとりの少年・デュルクが自らの宿命に目覚める。)

(※3:『ぶっせん』:三宅乱丈のデビュー作。2013年に吉沢亮主演でドラマ化、のちに舞台化もしている。"仏教専門学園"略して"仏専(ぶっせん)"を舞台にしたコメディ要素の強い作品。)
27 件

RECOMMEND

この記事のタグ

Comment

コメントはまだありません

編集者一覧

  • 小日向ハル
  • 二階堂宗一郎
  • 結城まひろ
  • 佐伯圭介
  • 白鳥雅
  • 乙女企画とは