【第1回】まるで親子!? 寺島惇太&堀内賢雄 ~新人vs社長の声優本音トーク~/祝! 堀内賢雄さん60th Anniversary特別連載企画

怒られたほうが絶対お得! これからも声優として

――お二人の、今だから言えるエピソードはありますか?

惇太 僕、預かり2年目の査定で吹き替えをした時に、賢雄さんから「寺島は感性が変だ」って言われてるんです。「あなたは他の人と違ったアプローチで、変な感性で芝居をやるけど、そっちの方向もありかな、と思わせる何かがあるから、その変な感性のまま行きなさい」と。

賢雄 だって洋服もそうだけど、みんな違う。100人やって100人が同じものはないから、違うことを誇りに思っていかないと。「この人はこんな風にキャラクターを作ってくるんだ」というほうがいいと思うし、それを確立してほしいですよね。

惇太 台本の解釈で周りの人が違うことを言っていると、「え、そうなのかな?」って心配になるんです。けど、賢雄さんの「そのままで行きなさい」を信じて、自分で作ったものを変えずにテストで演じてみると、監督からは「最初はあれ、そっちか? って思ったけど、面白かったからOKにした」と言っていただけることが多いので、この教えは心の支えになっているんです。

賢雄 僕は芝居を学ばずにこの世界に入ったので、(師匠である)たてかべ(和也)にいつも叱られていたんですよ。そんな状態でオーディションを受けると、監督たちから「普通の人の感性と違う」って言われる。そこから監督にガンガン怒られて、話し合って、居残りさせられて、それで強くなっていったという実感はあるんです。「なんで俺ばっかりこんなダメ出しされるんだ」ってなるけど、それが役者を育てていくことだと思う。だから、言わせないバリアを張るのは損なんですよ。「こいつに何を言っても無駄だ」ってなっちゃうから。

惇太 はい。

賢雄 おかげで俺は60才になった今でも、あれこれ言われ続けてるけどね(笑)。俺個人としては、「また賢雄さん呼ぼうよ」、「賢雄さん、こういう風にやってよ」って監督に言われるような関係性が一番いいかな、て思います。あ、寺島のことは『キンプリ(KING OF PRISM by PrettyRhythm)』の音響監督に「しごいてください」って言っておいたら、「言われなくてもしごきますよ」だって(笑)。

惇太 !?

賢雄 ガンガン言われたほうが財産になるからね! あとは……。

惇太 (神妙にうなずいて)ハイ。

賢雄 麻雀はこれ以上強くなるな、ってことと、マネージャーが最近言ってることと同じかな。「痩せろ」(笑)!

惇太 あれ、この一年で、お芝居のことより、痩せろと言われた回数のほうが多い気がする(笑)。


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