大河元気・藤原祐規「乱歩のダークな世界には羽織れるものが必須です」朗読劇『RAMPO in the DARK vol.3』キャストインタビュー

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──お二人とも数多くの役柄を演じられていますが、稽古中や公演前に必ずやることは?

藤原 色んな経験を今までさせてきていただいて、本番をやるというのは実はすごいことなんだなと強く思うようになりました。
若い頃ってノリとか勢いで「本番やったるぜ!」みたいな気持ちが少なからずあって。
それが色々な失敗も経験して、なんて恐ろしいことをやっているんだろうと思うようになったんですよ。
幕が開いたらもうノンストップで突き進むしかないじゃないですか。もう命をかけて、寿命を削って演じきる。
そこに恐ろしさを感じる様になる中で──

台詞を確認するようになりましたね、いっぱい(笑)

一同 (笑)。

藤原 やらない方がいいと思ってた時期もあったんですけど、

大河 わかります!

藤原 本番の空気感ってまた違うじゃないですか。
事前に確認することで本番の流れに合わない芝居になってしまうかもしれない。むしろその時の空気感とかライブ感の方が大事だと思ってた時期もあったんです。でも、失敗しないことがまず大事(笑)
長台詞とかは、もうルーティーンとして確認しますね。

大河 今日はライブ感バリバリで行きたいって思うときもあれば、カチッと決めたいと思うときもあって、役者って信念があるようでないかもしれない。

藤原 役者も人間だからね、そうなるよね。

大河 だからその時その時に最善が尽くせればそれでいい。
──確かにそこが一期一会の演劇の醍醐味かもしれませんね。では逆に公演期間中にモチベーションを維持するためにやっていることは?

藤原 簡単なことですけど、美味しいものを食べることとか。
家に帰って、お風呂入って、ちょっと考えを整理したりしつつ、大好きなアイスクリームを……。

大河 ハーゲンダッツです!(笑)

藤原 家に六個ぐらいストックがあるんですけど(笑)。そこからどれにしようかなって選んで食べて、「うまい! 幸せ!」って。

大河 本当にそれ! 1回フラットに戻す時間ないと持たないですよ。

藤原 そういうことが大事だよね。
──大河さんのご自分をフラットに戻す方法は?

大河 僕……あの結構常にフラットなんですよ(笑)。
もう、プラモデルしか作ってないので。楽屋でもプラモデルです。

藤原 作ってるの見たことあります(笑)。

朗読劇だからこそ「聴覚に全振りした芝居をしているかも」

──今回は朗読劇ですが、役作りはどのように? やはり普通の舞台と違うところはありますか?

大河 朗読劇だと、内容によっても違うんですよね。
例えば、一人称で台詞だけで演じる作品もあれば、第三者視点で描かれた作品もある。
自分のキャラだけ演じるなら主観でいいけど、そうではない時は情景も同時に演じることになるので意外と客観的に作っていく必要もあります。
後は単純に動きがないところかな。

藤原 そうですね。動きで見せる部分は逆にできないというか、削ぎ落とさなきゃいけないという部分で、作り方はだいぶ変わってくると思います。
でも、オリジナル作品ではなく今作のように江戸川乱歩の作品をやるのであれば、原作の空気感や自分が読んで感動した部分、心が動いたところはちゃんと伝えたいですね。
舞台役者だと、朗読劇とはいっても視線や手の動き、身振りなどを加えて演じる方が多いと思うのですが、今回はキャストに声優の方が多いんですね。
声優だと、もう微動だにせずひたすら観客の耳だけに集中して演じる方もいるので、そういうやり方の違いも面白いです。

大河 この『RAMPO in the DARK』は本当に動きのない作品なので、変に僕が動くことで情報が散ってしまうよりは、と思うことは多いです。それこそ、観客の聴覚に全振りした芝居をしているかも。

羽織るものを一枚お持ちください!

──少し話が変わりますが、numan(沼)にちなんで最近ハマっていることを教えてください。

藤原 外出を控える状況が続いていたので、ネットで買物をする機会が多くなって。そこから各地の美味しいものをお取り寄せすることにハマってます。共演者にもお取り寄せが好きな方がいて、情報交換したりとか。
お取り寄せでめちゃくちゃ美味しいハンバーグを見つけて衝撃でした(笑)。

──そこはアイスじゃないんですね(笑)。では先ほども話題に出たハーゲンダッツのオススメのフレーバーは?

藤原 僕のオススメは最後にバニラですね!
何でも美味しいので、普通にクッキーアンドクリームとかストロベリーとかオーソドックスなのを食べていただいて、最終的にバニラを。
『あ、ハーゲンダッツすごいな、バニラもこんなに美味しいんだ』ってなりますから。

1個しか買わないなら選択肢にバニラは入らないけど、4つ買うぞってなったら、多分入ってくると思うんですよね。
「冷凍庫にハーゲンダッツ4つもある! なんて贅沢なんだ!」って思うと、日々のちょっと嫌なことを乗り越えられる(笑)。
──ぜひ今度試してみます(笑)。 では、大河さんのハマっていることは?

大河 僕は最近プラモデルにハマりました(笑)。

一同 (笑)。

藤原 買ってくるじゃん? で、作らないで積むじゃん? あれが僕には不思議なんだけどどういう心理なの?

大河 ハーゲンダッツ4つと一緒です。

藤原 ……?

大河 こんなにあるぞっていう余裕が生まれる。

藤原 なるほど、わかりやすい(笑)。

大河 今作れなくても、売ってたら欲しいんですよ。

藤原 2人で買い物に行ったこともあるんですけど、もちろんたくさん買い込むわけですよ。でもその中にもう作ったヤツとかもある。一回すでに作ったヤツ、買わなくないですか?

──うーん……、大河さんの気持ちのほうがわかる気がします(笑)。

大河 これはもうその方々の見たことあるじゃないですか。痛バってヤツです。
バッグ1つが同じ缶バッジで埋まるじゃないですか。あれと似たような感じかな。
僕が今まで一番買ったのは、1995年に発売されたプラモデルです。当時お小遣い握りしめてお店で探し出したものが大人の力では買えるんですよ!

藤原 なるほど(笑)。あの時の感動をもう一度?

大河 もうあの時の感動は手に入らないです。だから数で埋めていくしかないんです。もう止められない止まらない(笑)。
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