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トラウマだけじゃない。『地獄先生ぬ~べ~』は心を温かくしてくれた【90年代“少年ジャンプ”を振り返る】

数々の名作が世代を超えて受け継がれ、2018年には創刊50周年を迎えた『週刊少年ジャンプ』
既に完結した名作の中から、お家で一気見したくなるおすすめ作品をコダワリ女子たちに聞いてみました。

1990年代に完結しアニメ化もされた作品を4回に分けてご紹介。
第4弾の今回は、原作:真倉翔先生・作画:岡野剛先生の『地獄先生ぬ~べ~』(じごくせんせいぬ~べ~)です。

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“先生”が主人公の作品は珍しかった

原作:真倉翔 作画:岡野剛/連載:1993~1999年

<物語>
「鬼の手」を持つ童守小学校の教師・鵺野鳴介(ぬ~べ~)が妖怪や悪霊を退治する学園ストーリー(通称:ぬ~べ~)。
2020年7月現在、『最強ジャンプ』にて『地獄先生ぬ〜べ〜S』が連載中

『週刊少年ジャンプ』で30巻以上続いた1話完結作品は、歴代で4つだけ。そのうち1つがこの『地獄先生ぬ~べ~』です。
子どもの頃を思い出しながら、皆さんに『地獄先生ぬ~べ~』の好きなところを教えてもらいました。
「口裂け女やトイレの花子さんなど、当時リアルに学校で流行っていたお話ばかりで共感しやすかった。
生徒も『そうそう、こういう子クラスに一人はいる!』っていう子ばかりで。
でも……悪霊や妖怪の絵が本当に怖くて、今でも覚えてます(笑)」

「『俺の生徒に手を出すな!』って生徒を守るぬ~べ~がまさにヒーロー!
普段は『お金貸してください』とかダメ男っぽいので、余計にかっこよく見えて(笑)。
あんな先生が担任だったら楽しそう」

どうやら子ども心理がよく反映されていた点や、ぬ~べ~のヒーロー感が子どもたちの人気を集めていた様子。
(男子にはお色気要素も人気でしたね!)

少年誌で先生が主人公というのも斬新。その視点だからこそ、大人になっても感情移入できるのかもしれません。

ヒロインとのエピソードが忘れられない

続いて、印象に残っているor好きだったエピソードを聞いてみました。
『地獄先生ぬ~べ~』にはトラウマになるような怖いシーンもよくありましたが、
その中でも心を温かくしてくれたのはヒロインたち。

「好きなのは座敷童ちゃんの話。(アニメ第25話「しあわせパニック! 涙に消えた座敷わらし」)みんなを幸せにしてあげようとする姿が可愛すぎます。
『地獄先生ぬ~べ~』は人間だけじゃなくて妖怪や幽霊との心あたたまる話も多くて、大人になって見るとほぼ全話でボロ泣きしました」

「やっぱりぬ~べ~の恩師・美奈子先生のエピソードでしょう。美奈子先生大好きな少年ぬ~べ~が微笑ましい……。
大人になって、鬼にとりこまれた美奈子先生にぬ~べ~がつらい決断をするところは、本当に胸が痛いけど……ぬ~べ~は立派に“先生の使命”を果たしたんです。
最後、『立派に成長しましたね』と褒める美奈子先生に涙が止まりません」

「郷子が15年後の世界に飛ばされた話は忘れられない!(アニメ最終話「夢をいつまでも!! 大好きな僕らのぬ~べ~!」)
パラレルワールドのぬ~べ~があんなことになっててショックだったけど、‟未来には無限の可能性がある”ということを教えてくれた、大事なお話でした」

美奈子先生のお話と、郷子が15年後の世界に飛ばされたお話は、ファンの間では必ず話題になる回ですね。
そしてヒロインといえば、当初ぬ~べ~が想いを寄せていた律子先生と、徐々にぬ~べ~が惹かれていく雪女・ゆきめの三角関係も外せません。

「泣いたのは、ぬ~べ~大好きなゆきめが人間になろうとする話。
ひたすらぬ~べ~を想い続けるゆきめが、本当に一途で。『早くぬ~べ~結婚してあげて!』って思っちゃいますね」

「自分のことばかり考えてはいけない」など、子どもにとって大切なことを教えてくれる『地獄先生ぬ~べ~』ですが、大人になって見返しても深い……。

現在『最強ジャンプ』にて『地獄先生ぬ~べ~S』が連載中!
時代の変化にあわせてストーリーも変わっているので、ぜひ読み比べてみては?

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numan編集部

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