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『鬼滅の刃』善逸の強い姿を炭治郎は見逃している?【エンタメトリビア】

人気絶頂の中、2020年に堂々の完結を果たした『鬼滅の刃』。どんな過酷な状況でも前を向く主人公・炭治郎の姿は多くの人の胸を打ちましたが、炭治郎に次いで人気なのが炭治郎の同期・我妻善逸です。

こちらの記事では毎回エンタメ作品にまつわるトリビアをご紹介。今回は『鬼滅の刃』に登場する我妻善逸についてのある疑惑を見てみましょう。

善逸が強いことを炭治郎と伊之助は知らない可能性も?

善逸の人気理由は、やはり普段の姿と戦闘時のギャップでしょう。
普段は泣き虫で、鬼殺隊士でありながら鬼の前では恐怖で失神してしまう善逸。しかし、失神する(眠る)ことで“雷の呼吸”を使いこなし戦うことができます。

最初にその姿を見せたのが、鼓の屋敷での戦い(アニメ12話「猪は牙を剥き 善逸は眠る」)。
少年と一緒に鬼がいる屋敷を進んでいた善逸は、鬼と遭遇しショックで失神。
鬼が少年を喰らおうとしたその瞬間──眠った善逸が、雷の呼吸で鬼の舌を切り裂きました。

このシーンは「善逸、実は強かった!」と作品ファンを驚かせましたが、一緒に屋敷に入った炭治郎は別行動だったため、善逸の活躍を見ていませんでした

その次が、那田蜘蛛山の蜘蛛の鬼との戦い(アニメ17話「ひとつのことを極め抜け」)。
蜘蛛の毒を喰らった絶望で失神した善逸は、怒涛の連続技“霹靂一閃 六連”を繰り出します。

さっきまでとは別人の強キャラ感に驚愕する鬼の頚をはね、最後は月をバックにフィニッシュ。
「善逸かっこよすぎ」と海外でもファンを増やした一方、またしても炭治郎と伊之助は別行動で見ておらず……

そして善逸の実力をもっとも知らしめたのが、かつての兄弟子で今は鬼となった獪岳との一騎打ちでした。
その時の善逸は、なんと眠っていない状態でバトル。
本来なら鬼殺隊幹部“柱”ですら苦戦する相手ですが……善逸は獪岳も驚愕する成長っぷりで畳みかけます。

しかし、この時も仲間たちとは別行動。
善逸の活躍を見ていたのは、鬼でありながら鬼殺隊をサポートに来た青年・愈史郎だけでした。

禰豆子だけは善逸のかっこいいところを見ていた

ほかにも遊郭潜入編など、炭治郎・伊之助・善逸が共闘した時はあるのですが、一番力を発揮した時に限ってあまり見られていない、ということが多いよう。

ただ、映画にもなっている無限列車編では、禰豆子の前で眠ったまま戦う姿を見せています。
さらに、善逸の男らしい台詞に禰豆子がドキっとする様子も。

アニメもコミックスも含めて全体的に見ると、善逸の真の戦闘力は、鬼殺隊より作品ファンの方が知っているでしょう。

鬼殺隊には善逸の活躍を見てほしかった……という声もありますが、かっこいいところを仲間に見られることなく作品が終わるというのも、なんとも善逸らしいのではないでしょうか。今一度、善逸の戦いを細かく見返してみてはいかがでしょう。

※禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正しい表記となります。

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numan編集部

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