松田凌×小野健斗が親子に!?「絶対に似たくないもん（笑）」『即興演技サイオーガウマ』インタビュー【第3回】

・インタビュー【第１回】はこちら！
松田凌×小野健斗、4年ぶりの共演は「ヒューマンドラマ？」「サスペンス！」『即興演技サイオーガウマ』

『即興演技サイオーガウマ』とは、用意されたキャラクター設定に従い、事前に役作りをした2名のキャストがお互いの設定を知らない状態で、ガチンコで演じる15分間の即興ドラマです。

監督を務めるのは、映画『メサイア』シリーズの山口ヒロキさん。そしてSEASON 03のキャストには、舞台および映画『メサイア』で共演されていた、松田凌さん、小野健斗さんのおふたり。【第3回目】となる本記事ではQ＆A方式でさまざまな質問に答えていただきました。もしもふたりがタイムマシーンを手に入れたなら？

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松田凌・小野健斗『即興演技サイオーガウマ』インタビュー②　写真１

Q．現代を生きる父親役の小野さんと、未来から来た息子役の松田さん。親子役を演じた印象は？

松田凌さん（以下、松田）　すごく斬新でした！　歳も近いので、今まで「親子」という対象になったことはなかったので。僕らは見た目からして全然違うし。

小野健斗さん（以下、小野）　面白いよね。27歳と30歳の3歳差が親子役なんて。

松田　性格とかも真逆だしね。

小野　絶対に似たくないもん（笑）。

松田　失礼だな、君は（笑）。あ、でも選ぶものなんかは似てるよね？　以前、私服がだだ被りしてたことがあったし。

小野　あったあった！

松田凌・小野健斗『即興演技サイオーガウマ』インタビュー②　写真２

Q．“アフタートーク”でみなさんと一緒に演技を振り返ってみた感想は？

小野　恥ずかしいですよ（苦笑）。

松田　恥ずかしいから、できれば見たくなかったです（苦笑）。山口監督だけでなく、阿部恍沙穂さん、仲島カルロスさん、ボブ鈴木さんがコメンテーターとして評価してくれるじゃないですか。皆さんの言葉にすごく重みがあって。

小野　心に刺さる言葉が多かったです。信頼関係ができることについてとか、そういう風に見てくれていたんだって嬉しかったですね。

松田　終わったばかりの演技を見るのは恥ずかしかったけれど、皆さんと話す時間は楽しくてあっという間に終わってしまいました。

Q．タイムマシーンで行ってみたい時代や会ってみたい人は？

小野　自分の前世を探りに行きたい！　僕の前世はたぶん日本人じゃないと思うんですが、人間な気はするんです（笑）。ロシアとかにいるんじゃないかなって。

松田　そういう感じあるよね（笑）。

小野　前世でも凌が近くにいるかもしれないし。例えばさ、今回演じた海村実津琉は息子の佳那多がこうして会いにこなければ、消えていたわけじゃん？　そうしたらその魂はどうなったんだろう？　生まれ変わらないのだろうか？　とかそういうのも確かめてみたいなって思う。

松田　僕は逆に未来へ行ってみたいな。100年とか500年くらい未来の世界。1000年後だともう現代との接点が何も見つけられなさそうだから、最高で500年くらい未来がいいかな。それで、発展している技術を現代に持ち返る。それはもはや医療とかいう価値観じゃないかもしれないし、生死という概念があるのかもわかりませんが……。そうしたら、僕は神と崇められてしまいますね！（笑）

松田凌・小野健斗『即興演技サイオーガウマ』インタビュー②　写真３

Q．最後にメッセージをお願いします！

松田　今回すごく稀有な経験をさせていただきました。僕もよく知る監督やスタッフさんがいて、家族と同じくらいよく知っている小野健斗くんと共演することによって、即興演技に対する壁がなくなりました。

そういったものを実際の映像に収めてもらえたのがすごくいい経験だし、自分たちのできるすべてを凝縮したので、手に取ってもらえたらいつもの舞台や映画とはひと味違うお芝居を楽しんでいただけると思います。僕たちにしかできない『サイオーガウマ』ができたので、ぜひ楽しんでご覧ください。

小野　今回、即興演技をして気づいたのは、やっている側も楽しいし、見てる側も面白いwin-winなんだなってこと。だから、もっといろんな人がやったらお芝居の面白さが多くの人に伝わると思うんです。もしかしたら、これが役者を目指すきっかけになる人もいるかもしれない。中学や高校に演劇部があっても、ちょっとマイナーな感じがして近づきにくいこともあると思うんです。

でもお芝居ってたったひとりやふたりでもできちゃうから、ぜひ即興演技やお芝居に興味を持ってほしい。『サイオーガウマ』を楽しんでいただいて、その楽しい気持ちを演劇の世界でもいいし、違う世界でもいいので少しでも活かしてもらえたら嬉しいです。