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クセつよ…!『ゴールデンカムイ』作者・野田サトルの破天荒エピソード

北海道の地に眠るアイヌの埋蔵金を巡って、壮絶な争奪戦を繰り広げる冒険活劇『ゴールデンカムイ』(野田サトル/集英社)。2014年に『週刊ヤングジャンプ』で連載がスタートしてから7年が経ち、物語もいよいよクライマックスに突入しています。終わりを迎えるのは寂しいけど、どんどん伏線が回収されていく展開に読む手が止まらない……そんな読者も多いのではないでしょうか。

グルメあり、アクションあり、大自然あり、歴史ロマンあり、男の裸あり……と、フィクションの面白さ全部乗せの同作は、強烈な個性を放つキャラクターの存在も大きな魅力のひとつ。とにかくたくさんの変人に出会えることでも有名(?)な作品です。

そして、多種多様なキャラを生み出してきた野田サトル先生自身も、これまでさまざまな“奇行”で話題を集めてきました。今回は、そんな野田先生にフューチャーしていきます。

『ゴールデンカムイ』公式サイト画像

『ゴールデンカムイ』公式サイト画像

【1】ファン企画に自ら投稿し驚かせる

ツイッター上で告知されたお題に沿って、ファンたちがマンガやアニメのファンアートを投稿するイベント、通称「ワンドロ」。

さまざまな作品が題材になるなか、ゴールデンカムイも「#ゴールデンカムイ版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負」のハッシュタグで、定期的にお絵描き一本勝負が開催されています。

基本、ファンが楽しむイベントなのですが、『ゴールデンカムイ』の2巻が発売された2015年2月19日、突如野田サトル先生が自身のアカウントでイラストを投稿。しっかりハッシュタグまでつけてワンドロに参加しています。

突然のことにフォロワーも驚愕。
Twitter上では「これはワンドロにカチコミかけた野田サトル先生」「本人がワンドロ参加してたの草」「金カム垢覗いてみたら神が参加してて目ん玉飛び出た」などの声が上がっていました。

その後も野田先生は、何度か新刊発売と同時にワンドロイラストを投稿しています。
もはや恒例となっており、ワンドロが企画されるたびに野田先生の降臨を心待ちにしている人も多いよう。
原作者が一緒にSNSを盛り上げてくれるのは、ファンにとってもうれしい驚きではないでしょうか。

【2】大量の加筆修正が細かすぎる!

本誌に掲載された後、単行本化にあたって作者が手を加えることは珍しくありません。
ただ、ゴールデンカムイの場合は、単行本の加筆修正の分量が多すぎる、と度々話題になります。

代表的な修正は、野田先生が愛するキャラ・谷垣源次郎の“毛づくろい”。
谷垣といえば、作中屈指の毛深さと筋骨隆々な肉体を持つ男前ですが、単行本では筋肉量も体毛もましましで、かなり大変な状態になっています。首がものすごく太い。

それだけでなく、物語の解釈を一変させるような内容が10ページ以上描き下ろされることも……。本誌派の人も単行本を読んだあとに衝撃を受ける、なんて事例も多発しています。
この加筆を逆手にとり、ゴールデンカムイ公式サイトでは『ゴールデンカムイ あはァ!!体験』を企画。

本誌掲載版の絵が徐々に加筆されたコミックス版に変化していく様を見て、アハ体験をするという動画です。
加筆部分はじっくり見ても気づかないものばかりで、「難易度が高すぎる」と話題となっています。

【公式】『ゴールデンカムイ』あはァ!!体験 其の壱 【コミックス27巻発売記念】

ゴールデンカムイ』は、2021年9月20日まで全話無料公開企画を実施していましたが、きっと単行本にはさらなる加筆修正を施してあるはず。野田先生の細かすぎるこだわりのおかげで、一粒で二度美味しい作品になっているのです。

【3】狩猟に出塁…独特な休載理由に物議!?

漫画雑誌の連載をお休みする際は「次週、作者取材のため休載します。」と、最終ページで告知されるケースが多いのですが『ゴールデンカムイ』はひと味違います。

野田先生の休載理由は「狩猟のため」「試食のため」「珠算のため」「出塁のため」など、取材以外で頭文字が“し”になっている理由が多いのが特徴です。

なかでも注目されたのが「出産のため休載」の告知。

単行本派で、本誌の休載ネタを知らない読者たちは「野田先生って女性だったの!?」と大混乱に陥り、安産を祈る人が続出し、ツイッターのトレンドワード入りも果たしました。

ちなみに野田サトル先生のTwitterプロフィール欄には「男です。」の一言が記載されています。

まだまだあるエキセントリックなエピソード

このように破天荒なイメージがある野田サトル先生ですが、作品に厚みをもたせるため、全国津々浦々さまざまな地に足を運び、大量の資料を読み込んで勉強したりと創作にアツい想いをたぎらせる一面も。

「イラスト・マンガ描き方ナビ」のインタビューでは“カワウソの味”に関する情報が見つからず、カワウソ学者に連絡したり、文献を探ってみたりと、その飽くなき探究心を明かしています。

大量の加筆修正や、SNSでのファンサービスなど、野田先生の奇行が『ゴールデンカムイ』の世界に深みを与えているのかも……? とにかく、今後も怒涛のクライマックスと、野田先生のエキセントリックな言動から目が離せません!

【公式】『ゴールデンカムイ』 最終章開幕&全話無料公開 告知PV

■『ゴールデンカムイ』の映画パロディ、元ネタを知ってた?『魔女の宅急便』『ショーシャンク』etc.
https://numan.tokyo/comic/qTY43
■ 『ゴールデンカムイ』の扉絵、元ネタはこれだ!「チャリできた」や怪しい広告まで…!?
https://numan.tokyo/comic/q0TiI
■『ゴールデンカムイ』最終章突入に叫び…!祝福と惜しむ声。尾形役・津田健次郎も「全話狩りだぜ!」
https://numan.tokyo/comic/leMXZ

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numan編集部

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