『あんスタ』天満光・池田純矢が劇作&演出『絶唱サロメ』は「個性があり過ぎる人たちのぶつかり合い」

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1893年にオスカー・ワイルドが発表した『サロメ』。 この戯曲に池田さんが出会ったのは小学生の頃で、 16~17歳の時に「声を出して読むとこんなに面白いんだ!」と戯曲の魅力に気付いたそう。

「『サロメ』は発表されてから、 残虐さであったり、 不道徳な内容と言われたりで、 しばらくは上演が禁止されていたんです。 でも、 やはり戯曲そのものに力があって、 残酷描写の中にある妖艶さや耽美なもの、 その美しさは現代の我々にも通じるものがあるなと思いました。

今回はこの『サロメ』をそのまま上演するのではなく、 あくまでも原案の一つとして、 不道徳とか残酷とか古典とか、 そんな重たいイメージをなんとか王道のエンターテインメントにできないかという思いでオリジナル脚本に仕上げました」と製作の経緯を説明。
主演に迎えるのはロックバンド「SOPHIA・MICHAEL」のヴォーカルで、 舞台、 TV、 映画など幅広いフィールドで圧倒的な存在感を放つ松岡充さん。

池田さんは、 『不届者』という舞台で松岡さんと共演したとき、 運命的な出会いを感じたと振り返ります。

「松岡さんとの出会いは、 僕の中でドカンと一発雷が落ちたような衝撃がありました。 松岡さんの歌声に、 歌詞や言葉が形になって目の前に現れるような、 そんな印象を受けたんです。 これをそのまま演劇にしたら面白いなと思い、 妖艶な魅力のある『サロメ』という作品と、 それまで別で考えていた演劇と音楽の融合を、 松岡充というファクターを通すことで一つになったんです」と目を輝かせます。
とはいえ、 若干26歳の池田さんが松岡さんにオファーを頼むのには相当な覚悟もあったそうで、

「僕は今26歳という若造なので、 松岡さんに軽々しく『出てください』なんて言えないじゃないですか。 だから、 自分の出来る限りの誠意として、 ご本人に伝える前に、 この『絶唱サロメ』の脚本を先に作ったんです。 そして、 松岡さんに『この本を読んでください。 この作品は松岡充でしか作れないから、 もし断ったら、 もう世に出ることはないですから!』

と、熱烈にオファーしたエピソードを披露。 今回の舞台が実現したのは、 そんな池田さんの思いと松岡さんに対するリスペクトがあったからということが明らかに。
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