【第3回】『ヒプノシスマイク』石谷春貴×駒田航×野津山幸宏×木島隆一ロングインタビュー/2nd&3rd LIVE振り返り!歌いたいのはあの曲

音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』の、全4回にわたるロングインタビューを実施!
第3回となる本記事では、ライブの思い出やお気に入りの楽曲を中心に伺っています。

4つの各ディビジョンより、イケブクロ・ディビジョン”Buster Bros!!!”の山田二郎役・石谷春貴さん、ヨコハマ・ディビジョン”MAD TRIGGER CREW”の入間銃兎役・駒田航さん、シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”の有栖川帝統役・野津山幸宏さん、シンジュク・ディビジョン“麻天狼”の伊弉冉一二三役・木島隆一さんが登場しています!

ヒプノシスマイクとは?
『ヒプノシスマイク(ヒプマイ)』は、木村昴さん、石谷春貴さん、天﨑滉平さん、浅沼晋太郎さん、駒田航さん、神尾晋一郎さん、白井悠介さん、斉藤壮馬さん、野津山幸宏さん、速水奨さん、木島隆一さん、伊東健人さんら12名の男性声優の演じるキャラクターたちが“イケブクロ”“ヨコハマ”“シブヤ”“シンジュク”といった4つのディビジョンに分かれ、ラップ音楽によるバトルを繰り広げる、音楽原作キャラクターラッププロジェクト作品です。

2nd&3rd LIVE振り返り! ラップを通して見えた表現方法

――2018年11月にZepp Diver Cityで開催された「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- 3rd LIVE@オダイバ《韻踏闘技大會》」では、全国116館でライブ・ビューイングが行われるほどの盛況ぶりでしたね。

山田二郎役・石谷春貴(以下、石谷) 圧倒されたのは「シナリオライアー」夢野幻太郎/CV:斉藤壮馬)だったなあ。

入間銃兎役・駒田航(以下、駒田) 斉藤くんにとっては初のライブでしたけど、あのクオリティとか見せ方はすごかったよね。

石谷 リハのときから入り込み方はすごいなと思ったけど、本番でさらにギア上げてきたと思って。皆さんも、2nd LIVE(ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- 2nd LIVE@シナガワ《韻踏闘技大會》)から3rd LIVEで、また楽曲への入り込み方がめちゃくちゃすごくて、クオリティも高くなってた。慣れもあると思うんですけど、今それぞれの楽曲を録り直したらまた違ったものができるだろうと思います

駒田 くんはそれいつも言っているよね。2018ver.とか2019ver.とか、やりたいって(笑)。

有栖川帝統役・野津山幸宏(以下、野津山) それだと全然新曲が増えないじゃないですか(笑)。僕ら自身も今日までの展開を最初から全部聞いていたわけじゃなくて、ドラマパートで徐々に明らかになっていくにつれて、キャラクターへの理解が深まっていくんですよね。

例えば、幻太郎一二三に服装について言われたシーンで、キャスト達も「何かあるのかな?」って分かるので。スキルもあるとは思うんですけど、キャラクターの背景が分かって歌うのとでは変わってくる。今ここまで物語が進んだ状態で、もう1度ソロ曲やチーム曲を歌ったら、春さんの言うとおり変わってくるのかなと思います。

――「ヒプノシスマイク」のライブを通じて、表現の方法が変わってきたと感じますか?

伊弉冉一二三役・木島隆一(以下、木島) 2nd LIVEの時は、とにかくステージに上がるのが精一杯でしたけど、3rd LIVEは2nd LIVEを受けて、少しずつキャラクターをまとっていくことができたのかな。
ラップが表現方法の1つだと改めて気づかされたのがライブでしたね。とくに伊東(健人)くんや速水(奨)さんのライブパフォーマンスを見て、ラップで表現しているけど、結局はお芝居の上に乗ったものであるとすごく気づかされたんです。そこでお客さんと共感しあうことで、お互いに高まっていくのが非常に重要なことだなと。

ラップによって言葉の重みが以前より増している気がするし、もっと表現のことについて知りたいと思わされたので、この「ヒプマイ」で今後自分がどう変化していくのか、またどういう影響を与えられるのか、その広がりが楽しみですね。

駒田 楽曲についても、手掛けてくださったラッパーさんが概ね仮歌も入れてくれているので、もうこのまま出してもいいくらい最高峰のクオリティなんですよね。
最初はそのとおりに表現できれば上出来でしたけど、今は僕らが歌ったことでさらに色々と考えてくれて、それを卓越した技術で表現してきてくださる。

なので今度は、キャストたちがそれに寄せるというより、僕らなりの捉え方とアレンジでどう仮歌を超えていくかとか、どう面白くできるかというところに力を注げるようになってきたと思います。

お客さんもすごく考察してくれているように、僕たちも彼らや物語について色々な情報を受け取るんですが、僕個人としてはそれに流されず、ある意味フラットにいたいなと。
入間銃兎のパーソナルの根幹をしっかり把握してやり抜いて、ストーリーがどう進んでいくかによって僕の中で捉え方を変えて、次の楽曲に反映すればいいと思っています。

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【第3回】『ヒプノシスマイク』石谷春貴×駒田航×野津山幸宏×木島隆一インタビュー numan5

12人で「センセンフコク」!? 歌いたいのは「シャンパンゴールド」!

――ではライブを経て、ほかのメンバーやディビジョンの曲で歌ってみたいと思ったものはありますか?

駒田 それは「シャンパンゴールド」でしょ。

野津山 シャンパン!

石谷 シャンパンは1回はやってみたいよね。シャンパンコールしたいよね!

野津山 あれ絶対気持ちいいでしょうね~。

木島 めっちゃ気持ちいいよ!!

駒田 囚人たちが檻の中から見ている目の前でシャンパンタワーする銃兎やりたい!! 絶対楽しいですよ。ヨコハマはパーティチューンがないからこそ、なおさらの憧れというか。

一同 ああ~!

駒田 ああいうブチ上げの曲やってみたいって思っちゃいますね。シブヤもパーリィ側だよね?

野津山 パーリィ側ですね!

木島 パーリィ側って(笑)。

野津山 「シャンパンゴールド」も好きなんですけど、僕はイケブクロの「IKEBUKURO WEST GAME PARK」が大好きなんですよ。さんにもIWGP好きなんですってめっちゃ言ってますもんね。

石谷 言ってる言ってる(笑)。

野津山 「なんですかあの曲は!? カッコよすぎでしょ!?」って。客席で見たいんですけどそういうわけにもいかないので、リハーサルで目いっぱい盛り上がっています。
その時はお客さんがいませんから、さんも僕にサインをくれてアガるっていう(笑)。僕はもうBuster Bros!!!のファンですね。

木島 わかる。二郎「センセンフコク」もめちゃくちゃカッコイイもんね。

石谷 色々な曲がありますけど、「センセンフコク」って1番最初に歌うのにうってつけの曲だなって思います。2nd LIVEと3rd LIVEで歌い方をちょっと変えたりしたんですけど、2nd LIVEはバチバチでしたね。

駒田 アガるよね!

木島 12人全員で「センセンフコク」ってやってみたいね(笑)

一同 (笑)。

野津山 色んな「センセンフコク」があって。

野津山 最後に皆で「Hey yo~」って。

石谷 演出的によかったなって思うのは三郎「New star」ですね。

木島 あー「New star」もかっこいいよね。

石谷 写真もすごく良かったんですよ。本番で映像が合わさって、ちゃんが上を向きながら後ろからNew starと出てくるところがめちゃくちゃ格好良くて。ちゃん自身もあれがベストショットですって言ってました。

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【第3回】『ヒプノシスマイク』石谷春貴×駒田航×野津山幸宏×木島隆一インタビュー numan10

駒田 やばかったよね、写真すごいんですよ!

野津山 難しい曲なのに。

石谷 難しい曲なんですよ、本当に。よくライブであそこまで歌えるなと思います。

駒田 シャンパンさんは?

木島 どうも、シャンパンでぇーす!

野津山 なんか違う人になってますよ(笑)!!

木島 くんの楽曲を歌えるようになったら、スキル上がったなって感じしそうだよね。

一同 確かに!

石谷 横で掛け合いしていてめちゃくちゃ楽しいですよ。「俺が一郎」は。

木島 あれ再現できるのかな……? ちょっどうなるかわからないけど。あ、あと乱数の曲やってみたいかも!

駒田 めっちゃ大変そうですよ。

木島 うん、大変だと思うんだけど(笑)。

駒田 でもやるなら木島さんだよね。

木島 この音域いけるのは僕と斉藤くんと……ちゃんもいけるかな?

野津山 Fling Posseの曲は結構高いキーが多いけど、帝統はそんなに高い声ではないので、フックをどうしようかなっていうのはありますね。もう“Freeeeeze!!”のテンションでいくしかない!

駒田 “Enter the stage!!”

石谷 うっわ、銃兎「3$EVEN」歌ってほしい!!

野津山 めっちゃ歌ってほしい!

木島 ヒプノシススピーカー見えたよ、今(笑)。

石谷 “Enter the stage!!栄光への扉が開いた!”

木島 あれ、結構似てるね。

駒田 いけるんじゃない?

木島 誰かの曲を歌うというか、まだライブでは12人揃ったことがないから、いなかった人の分を誰かが埋めているんですよね。だから、もし速水さんの分を埋めることがあったら……って想像して練習してみたんですけど無理!! 駒田くんたちも相当大変だったろうなって。

駒田 3人で歌うために作られた曲なので、1人でも欠けると大変ですね。

野津山 そっか、ここ(ヨコハマ/シブヤ)が欠けた組か(※1)。でも僕らは幻太郎だったけど、ヨコハマはリーダーだったから余計に大変だったんじゃないかって。

(※1)2nd LIVEでは斉藤壮馬さん、3rd LIVEでは浅沼晋太郎さんが欠席だったため、「ヒプマイ」のライブではまだ12名のキャスト全員の揃ったライブは開催されたことがない状態です。

木島 あー、負荷が違うね。

駒田 現実的に、12人全員が毎回揃うのって、色々な事情で難しいこともあるじゃないですか。そういう状態を早めに経験できたのは、長期的に考えると個人的には収穫でもあったなと思います。改めて、それをやった上で難しさも感じたので。

石谷 ヨコハマの曲ってすごく難しいんですよね。だってもう駒田航しか歌えないもん。“しょっぴいてぶち込んで終わりだ!!”

野津山 全然いけそうですよ!! 今いけてましたよ!!

石谷 いやいや! あと理鶯の曲の「リ・オーウ!!」って言いたいな。理鶯にしか歌えないじゃん。ヨコハマはそれぞれにしか歌えない曲ばかり。

野津山 理鶯さんと曲を出してみたいな。理鶯さんがクッキング風のラップをして、僕が食べる風のラップするやつ。僕はムシャムシャとかゴクゴクとか、ひたすらオノマトペに徹する(笑)。

木島 そういうコラボは面白いかもね。

石谷 二郎理鶯で韻を踏めるから「ジ・ローウ! リ・オーウ!」ってやってみたい。

野津山 ほかのチームと、バトルじゃない共同の曲を歌ってみるのも面白いかもですね。

駒田 よく考えたら12人しかいないんですよね。たった12人しかいないのにこんなに色々なものを味わえて、まだまだ色々できそうだから楽しいですね。

以上、第3回は、ライブの思い出やお気に入りの楽曲を中心に伺いました!
最終回となる第4回は、明日4月18日公開予定です。初のフルアルバム「Enter the Hypnosis Microphone」の聴きどころを語っていただきます。
どうぞお楽しみに。

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numan編集部

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