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「Y2Kポーズ」(わいつーけーぽーず)とは、2000年代に流行ったポーズのこと。
K-POPファンや10代~20代前半のZ世代を中心にリバイバルブームが起きている。
具体的に「Y2Kポーズ」と呼ばれる代表的ポーズは、以下の2つが挙げられる。
・手の甲を口元に当てるポーズ
手を顔の前に掲げ口元全体を隠すことで、小顔効果があるとされている。
・腕を前方に伸ばし、逆さ向きのピースサインを手のひら側を表にして見せるポーズ
「ギャルピース」とも呼ばれており、日本では1990~2000年頃に流行ったとされている。腕を伸ばさずにただ「ギャルピース」をしている場合もある。
ただし当時を知る世代に言わせると、昔流行った「ギャルピース」とは若干違い「eggポーズ」と混ざったポーズだともされている。
「eggポーズ」とは…
パーに開いた手を前方に突き出し、手のひらを見せるようなポーズ。女性向けファッション雑誌「egg」にて、モデルや読者が同様のポーズを取っていたことから流行った。手をレンズ近くに突き出し大きく見せることで、小顔に見える効果があるとされている。
そのほか「Y2K」っぽいと呼ばれるポーズはさまざまある。
「Y2K」とは「Year 2000」の略称である。
「K」は「kg」や「km」などに使用されている「1000」を表す「K(キロ)」から来ている。なお、1990年代から2000年代になる際に、コンピューターが誤作動を起こす可能性があるという「2000年問題」も「Y2K問題」と呼称されていた。
「Y2K」という単語はポーズのみならずファッションや使い捨てカメラなどのアイテム、音楽などに対しても使用されており、2000年代に流行ったものの総称として呼ばれている。
「Y2K」ブームの要因はさまざまだが、ファッションにおいて言及すると「トレンドは20年で繰り返される」とされており、2000年代のファッションが現在流行っているのは道理とも言えるかもしれない。ただし、現在流行っている「Y2Kファッション」は2000年代のファッションとまったく同じというわけではなく、韓国や中国、ジェンダーレスなどのトレンドと融合したものである。
日本でのブームの主な火付け役はK-POPと言われている。
2021年頃からBLACK PINKやTWICEなどの人気韓国グループが「Y2K」なファッションやアイテムを身に付けていたほか、「Y2K」な楽曲も多数登場。影響を受けたZ世代がInstagramやTikTokなどのSNSで「Y2K」なファッションやアイテムなどについて拡散し、今の「Y2K」ブームに至ったとされている。
また、昨今の国内での平成レトロブームも影響している。日本で「Y2K」が流行り始めたのは2022年頃からである。
ちなみに欧米では、コロナ禍で自宅待機を余儀なくされていた若者たちがドラマ『ゴシップガール』などに影響を受けたことで、2021年頃より「Y2K」の流行が見られていた。そしてアメリカでのトレンドからハイブランドが「Y2K」を取り入れ始め、それらのハイブランド品をK-POPグループらが身に付け始めた、という流れである。
SNSでは主にK-POPやアイドル界隈の人が活用している。
「推しがY2Kポーズしてくれた!」
「〇〇のポーズ、Y2Kみある」
「またY2Kポーズしてる、ハマってるのかな」
手の甲を口元に当てて顔を隠す「Y2K」ポーズが流行ったのはK-POPグループ・IVEのユジン、もしくはレイがキッカケとされているが、真相は定かではない。2000年代に韓国のファッションインフルエンサーとして活躍したバン・ユンヒさんが、当時すでにこのポーズを披露しており、IVEはこれを真似したのではと言われている。
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