なぜ面白い?『呪術廻戦』は芥見下々のすべてを詰め込んだ傑作だ。王道かつ常識を破る独自性

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なぜ面白い?『呪術廻戦』は芥見下々のすべてを詰め込んだ傑作だ。王道かつ常識を破る独自性
『劇場版 呪術廻戦 0』が興行収入85億円を突破し、もはや社会現象とも呼べる大ヒットを記録しています。ホラー要素が強いにも関わらず、ここまで多くの人の支持を得ている理由とは?
いま『劇場版 呪術廻戦0』が大ヒットを記録しています。2020年の『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』を彷彿させるその現象は、改めて現代におけるアニメ作品のクオリティの高さをうかがわせます。

しかしながら、『呪術廻戦』はタイトルにもある通り、“呪い”というものがテーマにあるため、思わず敬遠してしまったというアニメファンもいたかもしれません。それにも関わらず社会現象を巻き起こしている本作品。

『呪術廻戦』は、なぜ多くの人を虜にするのでしょうか?
ホラー的な要素を十分携えながらも、実は「少年ジャンプ」の“王道”として機能している『呪術廻戦』の面白さの秘密に迫ります。

ピアノ・ソロ TVアニメ『呪術廻戦』(シンコーミュージック)

ピアノ・ソロ TVアニメ『呪術廻戦』(シンコーミュージック)

芥見先生の好きなものをすべて詰め込んだ『呪術廻戦』

『呪術廻戦』という作品を語る上で、まず触れておかなければならないのが、原作者の芥見下々先生について。
芥見先生は1992年に岩手県で生まれた漫画家です。幼い頃から絵を描くことが好きだったというわけではない珍しいタイプの漫画家です。
小学4年生の時に兄の「週刊少年ジャンプ」で読んだ久保帯人先生による『BLEACH』第1話の影響から漫画家というものを意識し始めました。

Blu-ray『呪術廻戦』Vol.1

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まさに雷に打たれたかのような衝撃を受けた芥見先生は、そこから『BLEACH』の虜になっていき、中学生の時には同作への想いを綴った詩集『雲の巨人』なるものまで執筆。

『BLEACH』から漫画の深淵なる世界の探求を始めた芥見先生は、その後、『HUNTER×HUNTER』(冨樫義博)、『NARUTO』(岸本斉史)といった王道のジャンプ作品から、『無限の住人』(沙村広明)、古谷実先生のギャグ漫画、伊藤潤二先生のホラー漫画、少女漫画に至るまで幅広いジャンルの作品から影響を受けることになりました。
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