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米津玄師の『チェンソーマン』OPが古参オタクを沸かせたわけ。あの名曲を思い出す?

重度の二次元オタクかつ約10年のミュージシャン経験を持つライター、曽我美なつめが様々なアニソンを解説・考察する本コラム。今回ご紹介するのは、今多くのカルチャー好きの話題をかっさらうアニメ『チェンソーマン』OP、米津玄師さんの『KICK BACK』です。
元々原作を愛好していたマンガ・アニメオタクの人々のみならず、音楽好きの人々からも多くの注目を集める本楽曲。様々なジャンルのオタクを魅了するそのポイントとは? 今回はその秘密をずばり解説していきましょう。
CD『KICK BACK』(米津玄師)

CD『KICK BACK』(米津玄師)

via CD『KICK BACK』(米津玄師)

米津玄師と常田大希のコラボ、実は二回目

これまでにも数多くのメディア作品主題歌を担当し、その度に世間を賑わせてきた米津玄師さん。自身のキャリアで最大のヒットとなった『Lemon』や、直近で話題になった映画『シン・ウルトラマン』主題歌『M八七』など、世間的にはどちらかと言えば、壮大でややしっとりとした曲調のイメージが強い人ももしかしたら多いかもしれません。
ですが熱烈なファンや“アーティスト・米津玄師”以前の彼を知る人は、どちらかと言えば彼の楽曲に、真逆のイメージを抱いている人が大半でしょう。以前はVOCALOIDプロデューサー・ハチとして活躍し、近年の「ボカロらしい曲」の礎を築いた一人とされるほど、多くの功績を残した彼。

今回の『KICK BACK』がここまで多くの人に支持されているのは、本作にいわゆる彼の原点を感じさせるサウンドや要素が、多々盛り込まれている点も大きいように感じます。

『チェンソーマン』ノンクレジットオープニング│米津玄師 「KICK BACK」

一方でこの『KICK BACK』という楽曲を語る上で、実は作曲者である米津さん以外に、もう一人欠かせない人物の存在が。それが今回本曲の共同プロデュース・編曲を手掛けている常田大希さん!

常田さんといえば、こちらも現在国民的な人気を誇るバンド・King Gnuやクリエイター集団・millennium paradeを率いる、稀代の才能を持つミュージシャンです。

実は彼らの共演は、今回の『KICK BACK』で実質二度目。二人は以前米津玄師さんのアルバム『BOOTLEG』収録楽曲『爱丽丝』(アリス)にて、共に楽曲制作を行っています。
米津さん曰く「当時の飲み仲間」たちで制作され、どこか異国情緒を漂わせるキャッチ―で尖った魅力のある曲として、知る人ぞ知る隠れ名曲でもあったこの『爱丽丝』。
それを知るファンの中には今回の『KICK BACK』を一聴した際、『爱丽丝』の時のような二人らしさが満載となったテイストに、思わず嬉しくなった方も多いはずです。
今回の『KICK BACK』制作に関して、常田さんのInstagramのストーリーではリリース日にこんな裏話が。
常田さん曰く、米津さんを知ったきっかけは2014年リリースの2ndシングル『MAD HEAD LOVE』だったとのこと。今回の『KICK BACK』共同制作に際して上記楽曲を意識した音作りを行ったことが、常田さんの投稿から判明しています。
CD『BOOTLEG』(「爱丽丝」収録)

CD『BOOTLEG』(「爱丽丝」収録)

via CD『BOOTLEG』(「爱丽丝」収録)
情報解禁直前には、一緒に食事をしたことも明らかとなっている二人。
公私ともに仲の良いコンビによる、お互いの魅力を100%引き出した共作となった今回の『KICK BACK』。それもまた今回楽曲が、多くの音楽ファンに熱い支持を受ける一要因でもあることでしょう。

平成レトロな映像も若い世代に新鮮だった

またつい先日新たに公開ともなった『KICK BACK』楽曲PVでも、二人の共演が大きな話題を呼んでいましたね。
ひたすらに筋トレをしムキムキの身体を手に入れる米津さんや、飄々とした態度でジムに現れ、余裕の表情で鍛える米津さんを上回るパワーを見せつける常田さんなど、そのあまりにもシュールな映像に大いにトレンドを沸かせるMVともなりました。

米津玄師 Kenshi Yonezu - KICKBACK

随所にアニメ『チェンソーマン』の要素がふんだんに盛り込まれていることに合わせ、やや褪せた色合いや荒い画質の、どこか90~00年代めいた懐かしいムードを漂わせる本MV。
また今回の楽曲サウンドには、平成の時代を彩る超人気曲でもあったモーニング娘。『そうだ!We're ALIVE』もサンプリングされています。
現在ファッションや様々なカルチャーにおいて、いわゆる「平成リバイバル」が一つのトレンド。加えて今作『チェンソーマン』の舞台も、時代設定は90年代となっています。
さらに米津さん&常田さんも両者ともに、年齢も近い90年代初期生まれ。ちょうどお二人は、今再び過熱している平成ブームの全盛期を生きた世代でもあるのです。
彼らにとってはどこか懐かしく、馴染み深さもあるサウンドやカルチャー。それが今を生きる若い世代にとっては、非常に斬新かつポップに映っている側面もあることでしょう。
様々なカルチャーシーンから注目を浴びるアニメ『チェンソーマン』。今作を彩る主題歌『KICK BACK』によって、アニメやマンガのみを好むファンのみに留まらず、多彩なカルチャーシーンからの注目度も、より一層増しているようにも思えます。

『チェンソーマン』プロジェクトPV

グロテスクかつ衝撃的な作画や怒涛の展開で、多くの視聴者をそのドープな世界観へと引きずり込んだ1話。アニメは今後よりさらに、苛烈でスピード感のある展開を繰り広げていきます。主題歌『KICK BACK』とあわせて、まだまだ大勢のファンが『チェンソーマン』に夢中になる日々が続きそうですね。
(執筆:曽我美なつめ)

TV アニメ『チェンソーマン』作品概要

TVアニメ『チェンソーマン』メインビジュアル

TVアニメ『チェンソーマン』メインビジュアル

via TVアニメ『チェンソーマン』メインビジュアル
TV アニメ『チェンソーマン』作品概要

【イントロダクション】
『チェンソーの悪魔』ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。
親が遺した借金返済のため、貧乏な生活を送る中、
裏切りに遭い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、
悪魔の心臓 を持つもの 『 チェンソーマン 』として蘇る ── 。

【放送情報】
2022年10月 11日(火)24:00よりテレビ東京系6局ネットにて放送開始
(テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送)

2022年10月21日(金)25:15より長崎放送にて放送開始
2022年10月21日(金)26:15より新潟放送にて放送開始
2022年10月27日(木)25:28よりテレビユー福島にて放送開始
2022年10月28日(金)25:55よりテレビユー山形にて放送開始
2022年11月3日(木)26:00より鹿児島テレビにて放送開始
2022年10月12日(水)21:30よりAT-Xにて放送開始
2022年10月29日(土)21:00よりアニマックスにて放送開始
※放送日時は変更の可能性がございます

【配信情報】
2022年10月11日(火)25:00よりPrime Videoにて最速配信
2022年10月12日(水)25:00より各プラットフォームにて見逃し配信
※配信情報の詳細は公式サイトをご覧ください。

【スタッフ】
原作:藤本タツキ(集英社「少年ジャンプ+」連載)
監督:中山 竜
脚本:瀬古浩司
キャラクターデザイン:杉山和隆
アクションディレクター:吉原達矢
チーフ演出:中園真登
悪魔デザイン:押山清高
美術監督:竹田悠介
色彩設計:中野尚美
撮影監修:宮原洋平
音楽:牛尾憲輔
オープニング・テーマ:米津玄師「KICK BACK」
挿入歌:マキシマム ザ ホルモン「刃渡り2億センチ」
エンディング・テーマ:
ano「ちゅ、多様性。」
Eve「ファイトソング」
Aimer「Deep down」
Kanaria「大脳的なランデブー」
syudou「インザバックルーム」
女王蜂「バイオレンス」
ずっと真夜中でいいのに。「残機」
TK from 凛として時雨「first death」
TOOBOE「錠剤」
Vaundy「CHAINSAW BLOOD」
PEOPLE 1「DOGLAND」
マキシマム ザ ホルモン「刃渡り2億センチ」
アニメーションプロデューサー:瀬下恵介
制作:MAPPA

【キャスト】
デンジ:戸谷菊之介
ポチタ:井澤詩織
マキマ:楠木ともり
早川アキ:坂田将吾
パワー:ファイルーズあい
姫野:伊瀬茉莉也
東山コベニ:高橋花林
荒井ヒロカズ:八代 拓
岸辺:津田健次郎

【WEB】
公式サイト:https://chainsawman.dog/
公式Twitter:@CHAINSAWMAN_PR(https://twitter.com/CHAINSAWMAN_PR

©藤本タツキ/集英社・MAPPA

【原作情報】
第二部「少年ジャンプ+」にて連載中! コミックス1~11巻発売中! 待望の最新刊・12巻は10月4日発売!

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numan編集部

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